曽根駅(そねえき)は、兵庫県高砂市阿弥陀一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。開業当初、当駅は所在地が印南郡阿弥陀村だったため阿弥陀駅と名づけられた。鉄道唱歌第2集山陽・九州編にも、「"阿弥陀は寺の音に聞き…"」と「阿弥陀」の駅名で登場している。しかしその後1900年に東隣の印南郡米田村に新駅が開業した際、その駅名は駅から南西約1.5km離れた場所にある生石神社の「石の宝殿」にちなみ宝殿駅となった。そのころ印南郡曽根村では、石の宝殿同様の観光資源であり、阿弥陀駅の約1.5km南に所在する曽根天満宮の霊松にちなみ、阿弥陀駅を「曽根の松駅」へと改称するよう望む声が高まった。そして近隣町村の賛同を得て山陽鉄道に要請した結果、現在の曽根駅に改称された。そもそも元来の敷設構想では、印南郡曽根村を経由し、曽根村内に駅を設ける計画だったが、「陸蒸気」に不安をもっていた村民からの反発により実現せず、現在のルートに変更されたという経緯がある。高砂市議会において、当駅ないし宝殿駅のいずれかの名称を、市名である「高砂」へ変更するべきだ、という提案がたびたび行われている。市も名称変更に「意欲を持ち続けている」とされ、2014年当時の市長は、駅名変更に関する質疑に対し「例えば高砂駅あるいは高砂曽根駅でもいいのではないか」と答弁している。12両編成対応の単式2面2線のプラットホームを持つ地上駅。以前は単式・島式の複合型2面3線だったが、中線(2番線)が撤去されて停留所となり、当該ホーム跡には柵が設置された。2番が欠番であるのはそのためである。プラットホームは姫路方に向かって半径500mの右カーブを描いており、停車時にはそのカーブに設けられたカントにより列車が大きく傾き、車両扉(3扉車の場合は両端の扉)とプラットホームとの間が直線のホームに停車した場合よりも広く開くほか、通過列車(新快速など)は100km/hに減速する。駅業務はジェイアール西日本交通サービスへ委託されており、加古川駅が当駅を管理している。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよび提携ICカードが利用できる。かつてはみどりの窓口があったが、2014年1月31日をもって営業を終了し2月1日よりみどりの券売機プラスが稼動した。市販の「JR時刻表」などでは、これ以降も「みどりの窓口設置駅」として扱われている。改札口および1番のりばと、3番のりばのある島式ホームとの間は階段とエレベーターで連絡されている。また、多機能トイレが1番のりばに設置されている。駅東側には有人踏切があったが、1970年代に廃止された。日中時間帯(11 - 15時台)は1時間あたり2本(約30分間隔)が停車する。朝夕時間帯は4 - 6本(朝6・7時台の大阪方面は13本)が停車する。三ノ宮・大阪方面の上りは、加古川駅で新快速に乗り換えできる(5・6時台の一部と21時台以降を除く)。列車種別は大半が西明石駅から快速であるが、22・23時台には西明石行きが設定されている。姫路方面への下りは、大半が姫路・網干行きであるが、朝晩には上郡行きや赤穂線直通の播州赤穂行きが少ないながら設定されている。駅出入り口は開業時から上り線側(北側)のみの設置にとどまっている。南側に出るには駅舎から東に約180m離れた跨線道路橋か、西側約370m先の歩行者用踏切を渡る必要がある。駅南側の住民らは1989年に「JR曽根駅周辺整備推進委員会」を発足させ、高砂市に対して南口の新設を要望している。市は2012年に開催された住民側とのミーティングにおいて、(1)地下道を設置する、(2)橋上駅化する、(3)上記の道路橋に駅へ通じるエレベーターを設置する、という3案のうち市でひとつに絞り、JRと協議すると回答した。その後、同市議会において曽根駅周辺整備事業を含む2015年度当初予算案が提出された。同年12月、市は橋上駅化案について、「駅のバリアフリー化が完成していることや、スペースが狭い駅南側の広場や道路の整備が難しいため」困難である、と結論づけた。指定された時刻のじょうとんバスと神姫バスをJR曽根駅で乗り継ぐと、じょうとんバス料金が無料。ただし、口頭で乗務員に伝える必要がある。また神姫バス、じょうとんバス共にNicopa、PiTaPa、ICOCAが使用できる。兵庫県統計書によると、2014年度の1日平均乗車人員は4,092人である。近年の年間乗車人数及び1日あたり乗車人員は以下の通りである。
出典:wikipedia
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