東北放送株式会社(とうほくほうそう、"Tohoku Broadcasting Co., Ltd." 略称 TBC)は、宮城県を放送対象地域とするラテ兼営の特定地上基幹放送事業者である。ラジオ(中波放送(AM放送))はJRNとNRNのクロスネット局。コールサインはJOIR(仙台 1260kHz)とJOIO(気仙沼 801kHz)の2通り。テレビはJNN・TBS系列。コールサインはJOIR-DTV(仙台 19ch)、リモコンキーIDはアナログ親局1chから「1」。テレビではデータ放送を実施しており、番組表サービス「Gガイド」を配信している。河北新報とつながりが深い(2015年3月31日現在、10.00%出資の大株主)。ニュース名称は「河北新報ニュース」。夜間における緊急事態発生に備え、局アナ1人と制作・技術・報道部門のスタッフ数人が局に毎日交替で泊まり込む「宿直勤務制度」を実施している(時間は17:30 - 翌朝9:30)(週末の宿直勤務担当は下記を参照)。マスコットキャラクターはニューニュー。2001年(平成13年)に設立50周年を記念に採用された。緊急警報放送の送出設備を持っており、毎月第2月曜日の14:59:00〜14:59:50まで、定期的に試験放送を放送している時報CMは長らくスジャータが提供してきたが、2013年1月1日午前5時よりサークルケイサンクスの提供となった(契約期間は1年間)。AMステレオ放送は今日まで実施していない。2011年(平成23年)5月より開始したradikoによるサイマル配信「radiko.jp復興支援プロジェクト」ではステレオ配信を行っている。2004年(平成16年)4月より、TBCが制作している各ラジオ番組のメールアドレスは「番組名+@1260.jp」に切り替えられた。例年、TBC夏まつりを開催している。宮城県内で購読されている新聞のラテ欄での表記は、かつては「東北放送」(テレビ・ラジオ共通)もしくは「東北放送テレビ」が多かったが、1997年(平成9年)頃から全ての新聞において(全国紙や地方紙を問わず)略称を使用した「TBCテレビ」と「TBCラジオ」に統一された。なお、宮城県以外の隣県地方紙での掲載は以下のとおり。企業・団体は当時の名称。出典:テレビ・ラジオいずれも、東北地方の系列局とは一線を画した独自の番組編成が特徴である。これは局の体質とされる。『2000年のテレビジョン』(角川書店。かつて「ザテレビジョン」で連載されたものの単行本化)では当時の幹部が、BSが影響力を持つようになった時にキー局べったりの局と独立志向の局とに分かれるだろうという見解に触れ「うちは独立でしょうね」と述べていることからもそれが伺える。民間放送局では東北地方で最も早く開局した老舗であるが、ブロックネット番組の制作は少なく、最後発の東日本放送(テレビ朝日系)が東北地方(新潟県を含む)において、多くのブロックネット番組を制作しているものとは特に対照的である。子供向け科学番組『ふしぎのトビラ』(2006年3月25日より月1回放送)で久々にブロックネット番組を開始した。深夜のフィラーはTBSニュースバードではなく、情報カメラの映像(仙台駅前の映像を使用することが基本的である。)と最新の天気概況・宮城県のアメダスデータを流している。また、フィラー音楽のタイトル(アルバム名)は公式サイトで公開されている(「歌う天気予報」)。ラジオは24時間放送(月曜日1:00-5:00(日曜25:00-29:00)の間はメンテナンスタイムではあるが「試験電波」と称し音楽を流している。それらの楽曲は「TBC Radio 深夜の音楽タイトル」として掲載され、過去4週間分をさかのぼることができる)。
試験放送は毎時59分30秒頃に曲が途中でfade outとなり、「"こちらはTBCラジオです。周波数1260kHz、出力20kWで仙台から試験電波をお送りしています。"」のアナウンスと正時を知らせる時報「ポーン」を挟んで次のブロックに入る。ラジオで放送される『河北新報ニュース』では、TBCテレビで放送されたJNN記者リポートの音声を編集して流すことがある。NRN加盟局でありながら『ニュース・パレード』(文化放送制作)を放送していない。平日の夜の時間帯は伝統として自社制作番組が多く、東北地方では長期に渡り唯一22〜24時台に放送されている在京キー局制作の生ワイド番組をネットしていなかった。1970年代 - 1980年代には、日曜深夜の自社制作番組『ジャンボリクエスト AMO(エイエムオー)』が人気を集め、全国各地からリクエスト葉書が寄せられた。また、アニラジの黎明期には、ファンからの「東北にはアニラジがありません。声優のコンサートも、東京から札幌にツアーがとんでしまう。クリアーな声でマミ姉の声を聴きたいんです」という声に推された小森まなみが自ら企画書を起こし、1994年に「小森まなみのPop'n!パジャマ」として結実。仙台(TBCホール)をはじめ、当時同番組のネットを組んでいた山形県などで番組のイベントを開くなど大きな動きを見せ、2011年、彼女の勇退まで実に16年余りに亘って続投した。東北ブロックネットは『お元気ですか』(東北6県と新潟県、計7県の放送局:7局ネット、2005年(平成17年)5月27日終了)以来しばらく制作されていなかったが、2008年(平成20年)4月から『宮川賢のまつぼっくり小国』がTBCローカルから昇格する形でブロックネット化された(2011年9月にラジオ福島が番組を打ち切った為に東北6県ネットは解消された)。ラジオのキャッチコピーは2016年時点で『イチについてTBC』が使用されている。それ以前は『ともだちラジオTBC』、『イチオシラジオTBC』、『LoveでいこうTBC』、『てっぺん感度TBC』、『おいしい空気TBC』、『電波パパパヤTBCラジオ』が使われていた(放送終了時のジングルでは「イチオシラジオTBC」を継続)。なお、ラジオでのニュースや選挙速報ではテレビと同じJNNの共通ジングル『ポッポ ポッポ』が使用される。宮城県内にある競合局は少ないが(Date FMとNHKのみ)、TBCラジオは宮城県内ラジオ局の中で全放送時間帯トップの聴取率を維持している(2010年(平成22年)6月期調査でもTBCが在仙ラジオ単独首位)。ライバル局Date FMは局サイトにおいて、TBCラジオと同じ調査のデータからメインターゲットである12才〜49才男女の層を抽出することで「18期連続首位」(2008年(平成20年)12月現在)と謳っている。レイティング期間になると「TBCラジオウィーク」と題し、各番組から様々な豪華プレゼントが用意される。ケーブルテレビによる区域外再放送は現在行われていない。かつては、以下の局で実施されていた。太白区茂ヶ崎の大年寺山公園南に置局されている(NHK仙台放送局、東日本放送と共同)。2012年(平成24年)3月31日停波当放送局本社敷地内には地上アナログテレビジョン放送の送信所が置かれていた。ラジオ送信所は当初本社内に置かれたのち(テレビ放送開始後はアナログテレビ送信所と共用)、黒川郡富谷町(現・富谷市)に移転して1972年3月1日に運用を開始。その後、仙台市若林区荒井字瀬戸川北15-2に再移転、「東北放送荒井ラジオ送信所」として1990年10月1日に運用を開始した(太陽光発電設備併設)。※ 東日本大震災の影響で、岩手県・宮城県・福島県のアナログ放送終了延期に伴い、2012年(平成24年)3月31日まで継続されていた。その他、TBC本社屋上にも置かれていたことがあるほか、女川町にも情報カメラが設置されていたが、東北地方太平洋沖地震による津波で流出した。TBCで現在放送している番組や過去に放送していた番組に関しては、TBCテレビ・ラジオ番組一覧を参照。宮城県内ニュースはかつて文字配信のみだったが、現在は動画配信も実施(但し1日1回、夕方放送分のみ)。TBCテレビのオープニング (OP)・クロージング (CL) の映像の変遷は以下の通り。なお、いずれも仙台の本局の他、各中継局のチャンネル番号が延々と流れる。また、在京キー局の場合等と異なり、映像・音声の周波数・出力は放送された例がない。TBCラジオのオープニング (OP)・クロージング (CL) の変遷は以下の通り。現在のオープニングは毎週月曜早朝4時前に、クロージングが毎週月曜未明(日曜深夜)に放送されているが、実際には、CLとOPの間に試験放送としてフィラー音楽を放送している(ただし、不定期に停波することもある)。毎正時前に局名告知と時報(正報音のみ)のため音楽がフェードアウトする。2010年(平成22年)11月よりフィラーの曲目リストを公式ウェブサイトで公表している。1970年代-90年代前半については、東北放送ラジオのOP・CLでは、「TBCの歌」が流れていた。当初は佐良直美の歌が放送され、後にインストルメンタルになった。その後CLでは本局・各中継局コールサインや周波数、出力のアナウンスの後に鉄琴とピアノによる音楽(米山正夫作曲のオリジナル)が開局以来58年間流されてきたが、2010年(平成22年)5月より別の音楽に変更されている。(カッコ内の年度は入社年度)男性女性現在、他部署に異動している元アナウンサーはいない。男性女性宿直勤務は従来局アナが担当していたが、2005年(平成17年)4月より原則としてフリーの女性アナウンサーが1年契約を結びニュースを担当している。2015年(平成27年)10月現在の担当者は次の通りである。2011年3月11日のティータイムドラマ放送中に東日本大震災が発生し、以後特別編成が組まれた。自社製作番組は特別番組として『TBC震災生活情報』を放送しており(平日11:20 - 11:30・15:55 - 16:53、土曜11:30 - 11:40、週末14:00 - 15:00の各枠)、Nスタみやぎのキャスター陣が別冊特番にもそのまま出演した(若生・川尻、守屋・大久保両アナがレギュラー枠同様に各々2名揃って出演する時間帯とどちらか一方のみが出演する時間帯とに二分。なお、平日11:20枠と土曜11:30枠は震災特番に伴い4月2日まで休止中の『CBC版キユーピー3分クッキング』(以下『CBC3分クッキング』と表記)枠を臨時転用しており、『ウォッチン!みやぎ』(以下『ウォッチン!』と表記)キャスターが当枠を担当する場合もある。これら特番に伴い通常、JNN排他協定が始まる17:45より飛び乗っていた『Nスタ』は第1部の始まる16:53からのネットに拡大(同年4月29日まで)。2012年1月4日からレギュラーネット開始。『TBC震災情報』平日午後枠から『Nスタ』へはステブレレス接続。日によって開始時間が1時間前倒しされ『TBC震災情報・午後枠』が14:55より、『Nスタ』が15:55より各々始まる場合もある)。『みのもんたの朝ズバッ!』のTBCローカル枠『ウォッチン!』も2011年3月14日から4月1日までレギュラー放送を休止し『朝ズバッ!』全編フルネット(普段はTBCではネットされていない「おでかけ前の朝刊チェック」や「8時またぎ」のコーナーもネット)に切り替える措置が採られており、別冊特番として平日9:55 - 10:25に『ウォッチン!生活情報』を放送している(『朝ズバッ!』内でも6:15・6:46・7:11の各ローカル枠において臨時に震災関連情報中心の『河北新報ニュース』を放送)。2011年4月4日からは新番組編成による放送となり、『ウォッチン!』はレギュラー放送を再開。『CBC3分クッキング』のネット受けも再開される(これらに伴い震災関連単発特番は4月3日をもって終了した)。
出典:wikipedia
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