アンドレ・イグダーラ(Andre Tyler Iguodala, 1984年1月28日 - )はアメリカ合衆国イリノイ州スプリングフィールド出身のバスケットボール選手。NBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属している。身長198cm、体重94kg。ポジションは主にシューティングガード。愛称は「Iggy」、またはアレン・アイバーソンが「A.I.」と呼ばれていたことから「The Other A.I.」と呼ばれることもある。日本では、イグドラと表記される場合もある。イグドラは、ナイジェリア人移民の子であり、イリノイ州スプリングフィールドで生まれた。地元のランフィアー高校に進学し、3年生時にはチームを州のチャンピオンへと導き、シカゴ・サンタイムズのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選出されている。その後アリゾナ大学に進学。華々しい活躍を見せ、パシフィック・テン・カンファレンスのフレッシュマン1stチームに選出された。さらにジェイソン・キッド以来、Pac-10カンファレンス史上2人目となるシーズン3回のトリプル・ダブルを記録している。在学中にアーリーエントリー。2004年のNBAドラフトでフィラデルフィア・セブンティシクサーズから全体9位指名を受けNBA入りした。このときESPNパーソナリティーのディック・ヴィテイルは「3ポイント成功率の低い彼を指名したのは失敗であろう」と発言した。これを見返すかのように、イグドラは華々しいデビューを飾った。ルーキーイヤーとなった2004-05シーズン、いきなり全82試合に出場し、高い身体能力を駆使したダンクシュートと執拗なディフェンスで、1試合平均9得点、5.7リバウンドでシクサーズの2年ぶりのプレーオフ進出に大きく貢献した。特にアレン・アイバーソンとのバックコートコンビはファンを沸かせた。2005年の2月までは背番号が4番であったが、同チームのクリス・ウェバーが加入したことで彼にその番号を譲り背番号を9番に変えた経緯がある。2年目の2005-06シーズン、特筆すべきは彼のフィールドゴール成功率であった。アウトサイドからのシュートが多いガードのポジションでありながら50%の成功率を誇った。またNBAオールスターウィークエンドに行われたルーキーチャレンジの2年目チームで出場し、30得点を挙げる活躍を見せMVPを受賞した。スラムダンクコンテストにも出場し、優勝こそしなかったものの、リングの斜め後方(客席)から助走し、バックボード裏側に当てトスされたボールを空中で掴みそのままダンクするという極めて高度でユニークな技を決めた。2006-07シーズン途中、長年エースとして活躍したアイバーソンがデンバー・ナゲッツに電撃移籍し、一躍チームの中心選手となった。攻守で活躍し、平均18.2得点、5.7アシストと飛躍的な向上を見せた。翌2007-08シーズン、チームは序盤出遅れ前評判低かったものの、後半戦では最後の29試合で22勝し終わってみればプレーオフ進出を果たした。プレーオフではデトロイト・ピストンズ相手にゲーム6まで粘り、チームのエースとして文句ない活躍を見せた。2008年オフには、6年で8000万ドル(6年目はアーリー・ターミネイション)の契約を結んだ。さらに、ロサンゼルス・クリッパーズからエルトン・ブランドを迎え入れ一気に東の強豪へと名乗りを上げて2008-09シーズンを迎えた。2012年8月10日、トレードでデンバー・ナゲッツに移籍した。2013年7月5日、ゴールデンステート・ウォリアーズに移籍した。これまで全試合にスターターとして出場していたが、2年目の2014-15シーズンは、ヘッドコーチがスティーブ・カーに替わり、6thマンに転向し、ウォリアーズの快進撃を支えた。チームはNBAファイナルに進出し、1勝2敗で迎えた第4戦からスタメンに復帰。するとイグダーラはレブロン・ジェームスに対する激しいディフェンスでチームの流れを取り戻しその後3連勝。ウォリアーズの1975年以来のチャンピオンに貢献し、NBAファイナルMVPに選出された。2010年8月、トルコで行われた世界選手権にアメリカ代表として出場。イグドラは全試合先発出場し、金メダル獲得に貢献した。NBAデビューから身体能力、体力を活かし、安定したディフェンスと、堅実なオフェンスでスターターとして定着し、キャリア平均でも35分以上の出場を果たすタフな選手の典型と言える。ダンクシュートの成功数がガードとしては多く、フィニッシュパターンとしてダンクを多用している。シーズン平均で15得点5リバウンド5アシスト以上の記録を何度も達成したオールラウンド・プレーヤーだが、得点では突出したスタッツは残していない。一方ディフェンスの方は、その強靭な肉体を活かした力強いディフェンスを持ち味としている。ポストアップを仕掛けられても押し負けないだけの強さを誇っており、ディフェンシブチーム選出からも、リーグでも屈指のデイフェンダーであることが伺える。ディフェンスでも決して手を抜かず、攻守にわたり献身的にコートを走り回る点でも従来から評価が高かったが、シックスマン転向後に特に際立ち、スターター以外での初のファイナルMVP獲得でそれを証明した。
出典:wikipedia
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