株式会社山櫻(やまざくら)は、東京都中央区新富に本社を置く、日本の紙製品メーカーである。大正から昭和にかけて、名刺の台紙の銘柄には木や花の名前を用いる習慣があったことから、創業当初は「櫻名刺本舗」という商標を使用していた。現社名は、昭和23年の改組に際し、桜の中でもとりわけ日本的で、桜の中の桜といわれ、本居宣長の歌「しきしまの 大和心を 人とはば 旭ににほふ 山櫻花」でも知られる「山櫻」を採用した。デザインコンセプト旧字体の「櫻」を生かしつつ、現代的に単純化した造形をシルバーで表現し、コーポレートカラーの『さくら色』をシンプルな正方形で添えている。この2つのコンセプトは、伝統に立脚しつつ、次の時代に踏み出してゆく「新しい山櫻」のブランドイメージを表現している。『さくら色』の四角「さくら色の四角」は山櫻を生ける「花器」。その形を「名刺」や「封筒」に見立てている。「『名刺』や『封筒』は、そこに情報を印刷したり中に物を入れたりして使います。花器は生けられる花が主役ですが、花をより美しくみせるのも花器です。当社もお客様にとって、そんな花器のようでありたい」という思いも「さくら色の四角」に込めている。旧シンボルマークには「さくら」のデザインが使われていた。1967年(昭和42年)にテレビCMを開始、根岸こみちが1965年にデザインした「やまちゃん」と、同じく1967年に生まれた「さくらちゃん」の登場する人形アニメーション、作画によるアニメーション等、歴史とともにさまざまなCF作品が生み出された。CMソングの歌唱は熊倉一雄である。テラスをもつ建物であり、客やデザイナー、地域住民との出会いの場を提供。墨田区3M運動の「名刺と紙製品の博物館」にも認定されている。常設にて名刺の歴史や成り立ちを「よもやまばなし」で知ることができる。また年3回の企画展では、「名刺」のほか、「桜」や「和紙」、「様々な紙製品」に関する展示を楽しむことができ、展示に関するトークショーなども行っている。
出典:wikipedia
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