ラリッサ(Larissa)は、海王星の衛星。ラリッサは、海王星の既知の衛星の中で、内側から5番目の軌道を回る衛星である。歪な形をしており、クレーターで覆われている。地質変化の兆候は見られない。軌道が不安定であり、海王星の同期軌道半径を下回っているため、ラリッサは潮汐力により徐々に崩壊しつつある。いつの日か砕け散り、海王星の輪になるか海王星の大気の中に消え行くと予想されている。ラリッサは、1981年5月24日、ハロルド・J・ライツェマ、ウィリアム・B・ハバード、ラリー・A・レボフスキ、デイビッド・J・ソーレンによって、星の掩蔽を利用した地上からの観測により発見された。S/1981 N 1という仮の名を与えられ、1982年1月15日サイエンス誌にて公表された。ラリッサが再発見されたのは1989年、ボイジャー2号が海王星に接近通過したときである。このときS/1981 N 1であることに気づかれないまま、新たにS/1989 N 2という仮の名を与えられ、同年8月2日スティーブン・P・シノットによって国際天文学連合回報にて公表された。公表に際しては5日間に渡って撮影された10枚の静止画像が語られたのみである。発見日は7月28日より前とされた。ラリッサの名は、ギリシア神話において海神ポセイドンの妻とされた女神ラリッサに由来する。
出典:wikipedia
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