伊予市駅(いよしえき)は、愛媛県伊予市米湊にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅。全特急列車が停車する。駅名標のコメントは「平家ゆかりの五色浜の駅」。1930年(昭和5年)2月27日、国鉄讃予線が松山駅から当駅まで延伸したのに伴い南郡中駅(みなみぐんちゅうえき)として開業した。開業当初は讃予線の終着駅であったがおよそ1か月後の4月1日には高松駅から当駅までと多度津駅から阿波池田駅の間が予讃線とされたため予讃線の駅となり、また開業からおよそ3年後の1932年(昭和7年)12月には当駅から伊予上灘駅までが延伸となったのでこの駅は終着駅ではなくなった。1933年(昭和8年)に予讃線は予讃本線に改称となる。この駅を大きく変えたのが1986年(昭和61年)3月の向井原駅から内子駅までの新線の開通であった。旧来の予讃線と内子廻りの新線との分岐駅は隣の向井原駅とされたがこの駅は事実上予讃線旧線(長浜経由、愛称は愛ある伊予灘線)と新線(内子線内子経由)、そして松山方面と三方向の線路が集まる乗り換え駅となったのである。その後、1987年(昭和62年)4月国鉄の分割民営化により四国旅客鉄道予讃本線の駅になって現在に至る。予讃本線は1988年(昭和63年)6月に予讃線に改称した。なお駅名は1955年1月1日の、伊豫郡郡中町、北山崎村、南伊豫村、南山崎村の合併により伊豫市が誕生したおよそ2年後の1957年(昭和32年)2月27日に伊豫市の代表駅として現在の伊予市駅(いよしえき)に改められている。かつてはほとんどの特急列車が通過していたが、2008年3月15日のダイヤ改正により、すべての特急列車が停車するようになった。単式ホーム・島式ホーム混合2面3線を持ち単式ホームに接して駅舎のある地上駅である。ホームに振られた番号は駅舎側から順番に1番線、2番線、3番線となっており1番線の線路が直線化された一線スルーの構造を持っている(速度制限はないが、すぐ西方に300R があるので下り列車は減速通過となる。しかし、当駅を通過する定期列車は現在設定されていない)。通常は上下線とも1番線に発着し、交換列車や折り返し列車のみ2,3番線を使用している。この駅は形式上は予讃線の非電化区間と電化区間の境目であり(大半の電車は北条方面から来ると松山駅が終着)、当駅から西側(伊予長浜方面および内子方面)が非電化、東側(松山方面)が電化となっているため、架線は当駅のホーム末端先100mで途切れている。当駅には、信号扱所の跡など通票閉塞時代の遺物が残っている。駅舎は大きく木造瓦葺である。古くからのものであるが前面などを改装して大切に使っている。日中は有人駅(直営駅)であるがみどりの窓口の設置はない(POS端末が設置されている)。すべての特急列車が停車することもあり、駅員不在時においても利便を図るため最新式の自動券売機が設置されている。1980代中期に跨線橋が設置されるまでは、2,3番線から改札のある1番線にはホーム間の軌道上に設置された踏切板を直接渡っていた。当駅西北方向に伊予市の中核施設や市街地が展開され市役所なども比較的近く、銀行などの施設もそちら側にある。また駅の周り、北西方向は最近リニューアルされて第三セクターの商業施設「町家」ができ飲食店などが整然と立ち並んでいる。駅前を走る国道378号を挟んで伊予鉄道郡中線の郡中港駅と向かいあっている。1日平均の乗車人員は以下の通りである。伊予市駅の利用状況の変遷を下表に示す。※特急「宇和海」の停車駅は各列車記事を参照。
出典:wikipedia
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