超宗・法の華三法行 (ちょうしゅうほうのはなさんぽうぎょう) は、かつて存在した新宗教団体。教祖の福永法源(本名:福永輝義。国司院常照とも称する)以下、幹部が霊感商法にかかる詐欺罪で摘発された事により崩壊した。しかし、その後も残党が「よろこび家族の和=天華の救済」と名を変え活動を続けていたが、2014年3月には福永法源が模範囚として刑期を短縮され出所、2015年には「復活祭」が大々的に行われ、実質的な活動が再開された。福永らは現在も「天声は天法大師法源法師さまを通して、私たち人類に伝えられています」などと主張している。東和技研工業なる町工場を経営していた福永は、同社倒産を期に1980年頃、埼玉県川口市に『億万長者養成道場』『右脳塾院』『人間社長塾』等の看板を掲げて自己啓発セミナー事業を本格化。参加者を肉体的・精神的に疲労させ「最高です!」など単純なスローガンを連呼させるマインドコントロール手法を用い、週刊誌にタイアップ記事を打ったり、ワイドショーの取材を受けるなどして教勢を拡大した。1987年3月26日に静岡県の宗教法人認証を受ける。法人登記の目的欄には次のように記載されていた。(1995年のオウム真理教事件以降は法師と呼ばせていた。)弁護士紀藤正樹 宗教法人法の華三法行とは?富士市に『天声村』と称する本部研修場を建設して移転し、世界基督教統一神霊協会(統一教会)本部に隣接する渋谷区松濤にも豪華な施設を構えた。「宗教を超えるもの」だとして『超宗』を自称し、都内の東海道新幹線や首都高速道路沿いに『天行力』の大看板を掲げ、テレビやラジオで放送枠買い取り番組を流したり、著書の広告を四大新聞に打つなどして知名度を上げ、東京ドームで『天行力大祭』を挙行した1995年の最盛期には、公称信徒数10万人を豪語した。1999年11月19日、栃木県警が信者らを摘発。同12月1日、強制捜査着手。12月7日には、関東在住の被害者5人が福永をはじめ13人を告訴。2000年4月28日、福岡で法の華に対し初めての損害賠償判決が下る。5月9日、福永法源逮捕。5月29日、起訴。9月1日、刑事裁判が開始。12月25日、東京法の華第1次訴訟で被害者らが全面勝訴。福永が複数のディプロマミルから名誉博士号を購入して以降、環境問題専門家の『エコロジスト』とも名乗り出し、著名人(マザー・テレサ、ビル・クリントン、サイババ、アグネス・チャン、吉村作治ら)との会談を、機関紙の『ゼロの力学』『さくら新聞』『アースエイド』『エコボイス』等に連載、売名活動に勤しんだ他、『マルタカ』等の実業部門も運営した。足裏診断と称する個人面談において「前生の悪い因縁を放っておくとガンになる」「このままでは2001年に人類は滅亡する」等と、マニュアル化された脅し文句で信者の不安を煽り、仏舎利(キリストの骨も)と称する物や福永の手形色紙等を売り付けた他、「法納料」の名目で多額の金銭を巻き上げた行為が詐欺罪に問われ、2000年に教組の福永と、実質的経営者だった福永の実母の井本房子、教団ナンバー2の星山康天こと李康天を含む、幹部のほぼ全員に当る12名が摘発された。被害総額は600億円以上に達し、事件発生当時には豊田商事事件に次ぐ大型詐欺事件であった。翌2001年3月29日に教団は破産宣告を受け、宗教法人としても解散処分を受けた。2003年4月23日に破産手続終結の決定をもって消滅した。福永は2005年7月15日東京地方裁判所で懲役12年(求刑懲役13年)の実刑を言い渡された。2006年12月1日東京高等裁判所の控訴審で原審維持の決定、最高裁判所第二小法廷も2008年8月29日上告棄却したため、有罪判決が確定して収監された。公判においては教団の組織犯罪行為が認定され、その他の元幹部に対しても各々有罪が確定した。2011年1月に一部幹部が大元の流れを汲んだ団体『天華の救済』を立ち上げ活動を行っており、『天華の救済』公式サイトで法の華三法行との関係性を認めている。1、多くは法の華三法行の教祖福永法源氏の著書に接することに始まる。株式会社アースエイドから「病苦を超える最後の天行力」ほか多数の著書を書店の目立つ箇所に山積みさせさも人気があるやに見せかけ、その他、街頭の看板、電車の中吊広告などを利用し宣伝を行うほか、街頭、駅周辺、病院周辺などで、著書の無料配布も行う。2、有名人(英国元首相サッチャー首相、クリントン大統領など)との対談の様子を演出、テレビ出演なども行う。3、著書の中にアンケートはがきを入れ、回答者には小冊子をプレゼントすると記載し、回答すると法の華に所属する者から勧誘の電話等が入る。アンケートの内容は、回答者の抱える悩みなど心理状態が分かるよう工夫されている。勧誘では、回答を利用し「足裏診断」へ誘いだす。「天の気は頭から入って足から抜ける」との独自仮説により、足の裏を見ればその人の健康状態から仕事の悩み・家庭の悩みなど全てが判ると説いた。「足裏」にはツボがあり健康との関係が広く知られていることを悪用したとされる。足裏診断の手法や相談者への説得手法を記載した「足裏診断マニュアル」を作成し、教団関係者に教育徹底するなど、他の団体から霊感商法のノウハウを学んだと指摘されている。福永には生長の家や自然の泉の信者だった時期があり、教義や用語に関連性が見られるとされる。
出典:wikipedia
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