『大怪獣デブラス』(だいかいじゅうデブラス)は、1990年12月21日にデータイーストより発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。ジャンルはシミュレーションゲーム。地球防衛隊となって、怪獣の侵略から地球を守ることが目的の戦術級シミュレーションゲーム。東宝系の怪獣映画・特撮作品へのオマージュが多いが、フィクション・ノンフィクションを問わず様々なパロディをちりばめた演出、設定が特徴。基本的な展開は、航空機や戦車などのユニットを駆使して敵側の大怪獣「デブラス」の侵攻を食い止めつつ、古代鳥「ヤセギュルウス」の卵をマップ上のゴール地点まで運搬する、と言うもの。防衛兵器はいずれも非力で基本的に足止め役にしかならない。ビル街や工場などの地形効果を得て戦えば防御力(この場合は一撃でやられない確率とも言える)が若干高くなる。ダメージを受けた場合は、基地に収容することによって回復させることができる。ただし基地は怪獣に踏まれると破壊され使えなくなり、収容されていたユニットはすべて消滅する。後半戦になるとUFO、UGOと言ったいわゆるザコ敵ユニットが出現し、卵運搬を妨害しはじめる。そのため前半戦とは異なる用兵が求められる。マップごとの目的を達成すると1マップクリアだが、卵と怪獣が同じ地点に止まる、特定地点に怪獣が侵入する、などの条件を満たしてしまうとゲームオーバーとなる。また卵輸送車(または列車)の移動力は、サイコロンと呼ばれるサイコロ風ルーレットで1〜6の間で決められる。その不確定要素のため先読みが難しく、ファミコン通信のレビューでは不満点として挙げられていた。『GAME SIDE』の前身『ユーズド・ゲームズ』ではバカゲー紹介コーナーで扱われたことがあり、怪獣映画のパロディであるがゆえの宇宙人襲来もバカゲーのお約束であるかのような書き方をされていた。199X年、TOKYO湾南方に巨大隕石が落下、次いで大型台風がTOKYOを襲った。この台風により、海岸に巨大鳥の卵が打ちあげられる。やまね博士らを中心とした調査によりこの卵が古代鳥獣「ヤセギュルウス」の物であると判明し、これを孵化させるためにふみ山まで運ぶこととなった。しかしその時、海中から大怪獣「デブラス」が出現、卵を追うようにしてTOKYOに上陸してきた。地球防衛隊は卵を守るため、デブラスに戦いを挑むのであった。マップのシチュエーションを説明するマップオペレーターと、ユニットの性能や戦闘の状況を説明するバトルオペレーターに分かれている。基本的にマップが男性、バトルが女性になるが、中盤のはんだ少尉とはまだ(途中からみなみ軍曹)の場合に限って役割の男女が逆になっている。地球人類が誕生する遥か以前より高度な文明を持っていた異星人類。約1億年前に母星を失って以来、第二の母星として地球を狙い続けていた。尖兵として怪獣デブラスを操り、地球側の防衛兵器三機と単機で優位に戦えるだけの兵器を所有する。それぞれ対空、対地兵器のどちらかを持ち、HPと攻撃力、防御力の数値があるが敵の攻撃力が高く回復せずに2回戦闘をしてしまうと確実に全滅し、かつユニット生産はできないので1回戦闘してから基地へ戻り整備、戦闘を繰り返す電撃戦が基本となる。ヤセギュルウスの卵をふみ山まで運ぶことが使命の大型卵輸送車。「サイコロン」によるサイコロの目で動く。道路しか走れず、怪獣に対して何らの防衛手段をも持たない。怪獣に追いつかれたらゲームオーバーなので、何を犠牲にしてもこれを守らなければならない。展開によっては輸送列車になるが目的は同じ。地形による移動制限を受けず足回りは抜群だが、総じて防御力が低く、まず一撃で落ちる。主に空中ユニット戦で有効。種類が多く、性能や特徴もさまざま。大抵は地上戦向きで、航空機よりは防御力も高め。海の地形でしか使えない。地形効果を得て戦うことはできないが、単体での戦闘力がわりと高いのが特徴。首都防衛用大型攻撃要塞。型式番号はHP-X。最高ランクの攻撃力を誇り巡洋艦クラスに次ぐ防御力も備えるものの、射程が1という泣き所がある。武装は対地用のHPレーザーと対空用のハイパーミサイル。初登場時に発進デモがある上に専用BGMも持っている。衛星軌道上に配備されている攻撃衛星。高出力の衛星レーザーを装備しており、その威力はプレイヤーでは倒すことのできなかったデブラスを一撃で撃破してしまうほど。演出としての登場のみであり、プレイヤーが操作することはできない。敵側の使う航空ユニット。標準M型、対空S型、対地G型がある。周囲のユニットに攻撃を仕掛けつつ、卵輸送車を包囲するように動く。敵側の使う地上ユニット。標準A型1種類のみ。UFO同様に卵輸送車の移動を妨害してくる。
出典:wikipedia
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