『クイズ$ミリオネア』()は、フジテレビ系列で放送されていたクイズ番組。現在は特別番組として不定期で放送。通称は『ミリオネア』。司会はみのもんた。ハイビジョン制作(2006年2月から実施)。番組内で使われる「ファイナルアンサー!?」は流行語になり社会現象にもなった。『クイズ$ミリオネア』は、英国のITVで放送されているクイズ番組『フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア(Who Wants to Be a Millionaire?)』の日本版である。ミリオネア(Millionaire)とは「百万長者」「大富豪」の意。番組のロゴマークおよびタイトルは、英国版に準拠している(2011年の特番までは「¥」を象ったデザインが組み込まれていた)。フジテレビで本番組が放送される以前には、日本テレビ系の『世界まる見え!テレビ特捜部』で他国版が紹介されたことがある。日本版は2000年4月20日、フジテレビ系列で放送が開始された。当初は毎週木曜日19:00 - 19:53に放送。2001年4月から2007年3月29日まで毎週木曜日19:00 - 19:57にレギュラー放送された。フジテレビ系列の無い山口県ではテレビ山口(TBS系列)で日曜日15:54 - 16:52に放送されていた。2007年3月29日放送分で7年間にわたったレギュラー放送が終了。その後はエキシビションマッチがメインの特別番組として放送されている(詳細は後述)。司会はみのもんた。みのは『愛する二人別れる二人』がやらせ問題で打ち切りになって以降約5か月ぶりのフジテレビレギュラー出演。毎回(レギュラーマッチ)、予選を勝ち抜いた一般視聴者10名(通常は18歳以上)が出演。「早押し並べ替えクイズ」で最も早く正解できた人が、司会のみのもんたの出題するクイズに挑戦する。フジテレビV5スタジオで収録されていた。年に数回(年末年始、4月上旬、10月上旬と、その他の時期に1 - 2回)、一般出場者を出演させずに主にタレント、スポーツ選手などの著名人のみが出演するスペシャルが放送されていた。「早押し並べ替えクイズ」が行われる場合もあったが、それを行わずいきなりみのと対戦する「エキシビション・マッチ」の方式がとられていた。2006年はレギュラー放送でも「エキシビション・マッチ」が行われていた。放送開始から数回は20秒ほどのオープニング映像が存在した。スタジオ・みのもんた・観客の様子が、CG加工で次々と切り替わっていくものである。なお、この映像は2002年にも数回再び使用された。放送第1回目の「第1問」は以下のとおり。番組初の挑戦者の女性はQ11NGで100万円獲得だった。2000年7月13日の最終ピリオドで番組初の最終問題挑戦者が誕生した。挑戦者の女性が最終問題の1000万円に挑戦したが「同じような国ばかりですよね」と呟きながら悩んだ末、ドロップアウトを宣言、その後の最終確認でCのノルウェーを選択した。「ファイナルアンサーのノルウェーだとしたらば……正解!!。イャァ、すばらしかったのになあー。でもあなたは見事にこの750万をゲットしました、これをお渡しします。」と750万円の小切手を渡し、会場が騒然とする中番組が終了した。放送開始から半年ほどは一般出場者のみの出演だったが、2000年8月17日放送の芸能人大会2時間SPが放送された。芸能人16名(もっと少ないこともあった)が出場し、事前に行った筆記試験の上位10名がV5スタジオにて並べ替えクイズに挑戦。11位以下の人は1人の挑戦終了後、筆記試験の成績が良い順に1人補充、本選に参加できた。また、V5スタジオ挑戦者+補欠ルーム残留者全員でセンターシートを目指す「シャッフルチャンス」が設けられたり、「延長戦」で2週完結の放映や、2部構成で早押し並べ替えクイズ全員参加の大会もあった。20.2%の高視聴率を記録したことを受け、レギュラーマッチにも同年10月26日放送分からは一般出場者10名に加えて著名人3名が出場。補欠扱いで、予選筆成績の良い順に1人補充、本選に参加出来た。これも特番同様、ゲームの進行上と放送時間により成績不振者は試合終了のサイレンが鳴って置き去りになった。2位と3位が置き去りになることもあった。当初は残留者にも予選筆記試験成績が表示されていた。ただし、その回にセンターシートに進出できなくても、SP、EXなどでリベンジを果たしたゲスト挑戦者も多数いた。2006年2月よりハイビジョン放送を開始。正解した時の賞金表示や、オーディエンスのアンケート結果の棒グラフ等のCGが若干変更された。また、解答席のモニター画面の問題・選択肢の配置が従来は画面下だったのが画面上(目線の高さ)に変更された。次第に、一般出場者10人と著名人3人が参加する本編の時間が短縮され(末期は2週完結)、著名人が早押し並べ替えクイズ無しでストレートにセンターシートで挑戦出来る「エキシビション・マッチ」に時間が割かれるようになり、2006年7月27日放送分をもって、一般出場者の参加が終了した(例外として、その後視聴者参加企画で2006年8月31日放送「第4回新婚カップル大会」、2007年3月15日放送「第5回年度末借金返済大会」を開催)。「エキシビション・マッチ」中心の放送の頃、2006年8月31日の「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送・NRN系列)のコーナーでネタにされた。「早押し並び替えクイズ」が復活し11人の芸能人が挑戦する形式になった。ボタンと解答表示が大型化した。筆記試験の成績の上位順にスタジオでクイズに挑戦出来るのは今までと同じだが、2位通過者からハンディキャップとして、早押し並べ替えクイズにおいて、実際に解答したタイムから0.5秒ずつ加算された。さらに筆記試験最下位(11位)は、+5.0秒のハンディを背負うだけでなく、第2ピリオドからの参加になった。第2回芸能人夫婦大会(同年11月16日&23日放送)でも9組の夫婦が出場して、V5スタジオには8組分(計16席)の解答席しか用意されていなかったので、最下位カップル(薬師寺保栄)は第2ピリオドからの挑戦となった。放送は前編・後編の2週完結で、2007年3月8日放送分まで続いた。この時期から、番組終盤の次回予告のナレーションで「お暇なら見てねー」としていたものを、「お暇を作ってでも見てねー」に数回変更した。最末期の2007年に入ってからは、問題の答え・解説(STUDY!)をスタッフクレジットのスクロールと同時に行うようになり、やらなくなった。2006年夏ごろから視聴率が低下し1桁の回も出るようになった。それでも平均2桁をキープしていたが、『頂点をきわめた者たちの死闘スペシャル』(2007年1月2日放送)は、正月のエキシビション・マッチ特番にも関わらず8.2%の視聴率にとどまった。レギュラー番組終了の第一報は日刊スポーツ(同年1月25日付)にて、みのもんたの顔写真と「残念!!」と言うふきだしとともに発表。同年3月29日放送分で終了。7年間のレギュラー放送にピリオドを打った。新聞のテレビ欄等には最終回とあったものの、放送ではいつもの「エキシビション・マッチ特番」のエンディング(挑戦者インタビュー)と変わらず、レギュラー放送終了の挨拶は無かった。2007年4月19日からは後番組として当初金曜深夜枠の『メントレG』が予定されていたが、後に番組内容捏造に伴う『発掘!あるある大事典II』の打ち切りを受けて日曜21時枠に移動、代わって『まるまるちびまる子ちゃん』が後番組となった。また、遅れネット(番販購入)で放送していたテレビ山口では、フジテレビ系でのレギュラー放送終了後もレギュラー放送版を放送していたが、2007年6月24日の放送をもって終了した。なお、こちらの後番組は『メントレG』である(2007年7月8日放送開始)。概要は以下のとおり。この番組は世界的に視聴者参加クイズ番組であり、レギュラー放送で著名人が登場するのは日本版『クイズ$ミリオネア』だけである。スタジオで行われる本選では、センターシート(解答席)の周囲に座っている挑戦者(最初は10人、1人ずつ抜けていく)で、4つの選択肢を順番に並べ替えるクイズに挑戦する。このクイズは手元のボタンで解答し、全員が回答した後に、正解者全員の名前と解答タイムを発表する。このときに、正解者の中で一番早く解答した挑戦者がセンターシートでのクイズの挑戦権を獲得する。全員不正解の場合は、違う問題を出題して仕切り直す。本選に出場することができても、放映時間終了までにこのクイズを通過しなければ、最後までセンターシートに座ることはできない。答えが分からない、もしくは自信がない場合などのために、ライフラインという3つの救済措置がある。使えるのは全問を通して1度ずつに限られるが、1問中に複数のライフラインを使用することは可能である。出題された問題がどうしても分からない場合、答える前に「ドロップアウト」を宣言すると、その時点でクイズをやめることができる。この場合、獲得した賞金を全額持ち帰ることができる。たとえば、14問目(750万円)の問題でドロップアウトをした場合、直前に正解した13問目の賞金額(500万円)を獲得できる。ドロップアウトは問題と選択肢を見てから宣言ができる。よって問題の後半でライフラインを使い切っている状態で難問が出され、勘に頼るしかない状況になったために誤答により賞金が減少するのを避けるために宣言する使われ方がほとんどである。また、ライフラインを使った問題でドロップアウトすることもできる。ドロップアウトが確定した後のお約束として、ドロップアウトせずにその問題に答えた場合の選択肢をみのが尋ねる。ドロップアウトしてよかったことがほとんどだが、もちろん実は正解していたというケースもある。なおミリオネアの本家イギリスやアメリカ等の英語圏では、「ドロップアウト」ではなく、ウォークアウェイ(Walk Away)と称されている。出題される問題が易しい序盤のうちは、どんなに解答者が迷ってもみのはすぐに正解の発表を行うが、後半の問題となり難しくなるにつれて正解の発表をあえて遅らせて解答者の動揺を誘う演出が行われる(問題の正解は「ファイナルアンサー」決定直後に知らされる)。これは通称「みの溜め」(この用語は番組内のナレーションでも用いられている)と呼ばれ、あとの問題になるほど溜める時間が長くなっていく。特に最終問題では流れ続けていたBGMが一旦止まり会場も静寂に包まれ、「みの溜め」の時間はより一層長くなる(放送中期頃まではこの演出は無し)。例外として序盤でも5問目以下の不正解による「0円退場」を宣告する場合や、解答者が自信のない解答を行った場合にもこの「みの溜め」が多く用いられる。最高記録では2001年8月2日放送分で、第4ピリオドの女性挑戦者が最終問題のファイナルアンサーを宣言したあと67秒も溜めている(放送では33秒に編集された)。また生放送で進行する場合は放送の特性上CMを挟む部分があり、溜めたままCMに移行し明けてから発表という形式もあり、溜める時間はこれより長くなるパターンがある(2分以上)。他国版では何問目であろうと司会者が溜めることがない国も見られる。この演出についてはみの曰く「間がないと1時間もたない為、あえて間を作ってみたところイギリスから指導に来ていたプロデューサー3人が気に入ってくれ、あの形となった」とのこと。また、2014年2月にイギリスで放送された本家版の最終回の中においても、司会者が正解発表を溜める例で世界的にも顕著なバージョンとして、日本版の映像(2000年7月27日放送分、初めて1000万円獲得となったもの)が紹介された。前述のように、BGMが一旦止まって会場を静寂に包む演出についても、他国版にない日本独自のものである。賞金100万円以降の問題では、ファイナルアンサーを宣言した直後にみのが「では、この○○万円には戻れません」(もうドロップアウトできず、正解か不正解のどちらかであるという意味)と言いながらドロップアウト分の小切手を破く演出もあり、「みの溜め」と共によく用いられた。みのはこの演出のために、番組出演中はスーツの内ポケットに小切手を何枚も忍ばせている。またこの状態でCMに入ることがあり、視聴者にも緊張感を与えるが、放送終了時間間近だと不正解だと容易に推測できる(ただし、初期の半年程度は週またぎの挑戦が認められていて、挑戦中に放送時間切れのサイレンが鳴った場合は、翌週の放送でその続きから挑戦できていた)。正解数と獲得賞金一覧。肩書きはいずれも当時。特番で登場した人はレギュラー放送の出場者とは別モノの扱いとなっており、1,000万円獲得の人数もそれぞれ別々にカウントされている。「夏休み恒例企画」として実施。本大会では原則として18歳未満は参加できないため、出場したいという小学生の視聴者のために用意された。個性描写は健在であり、「残念!!」(誤答)の瞬間に泣き出す挑戦者もいた。2001年には中学生大会も行われていた。センターシートに着席した芸能人挑戦者を対象。最高記録のみ記載。カッコ内の数字は、センターシート着席挑戦回数。なお、エキシビションマッチが多数開催されるようになってから、100万円獲得者が増加した(一部除く)。問題難易度は一般と比較し簡単になっている。現在のところ、DO宣言者はいない。Q04~Q01誤答者は今のところいない。番組内で使用されている、問題の進行や音響・照明を制御するコンピューターシステムは、番組フォーマット同様イギリスからライセンスされているものである。コンピューターシステムのトラブルで収録が中断されてしまうことがあり、番組内でも触れられていた。また、クレーンカメラは日本国内で1台しかないものであると説明している。司会者のみのが、答えを言ってしまったことがある。2004年5月27日の第1ピリオド。問題文の読み上げで、司会者のみのは「何は万年」と問うところをうっかり「亀は万年」と言ってしまった。問題の不備が訴訟に発展したことがある。2002年2月21日の第3ピリオド。(オーディエンス使用)A:13% B:35% C:46% D:6%挑戦者の男性はインタビューで「オーディエンスを信じた私が馬鹿でした」という発言をしたが、その後調べたところ、マヨネーズの語源は「町の名前」のほかに「人の名前」も有力な説のひとつで間違いとはいえないと主張。「答えが間違っていないのに不正解とされ、750万円の賞金が100万円しかもらえなかった」として、フジテレビに残りの賞金650万円を求め提訴した。2003年10月7日、静岡地裁沼津支部(新阜創太郎裁判官)は34文献のうち33文献が町の名前を挙げていたことを認定し、「クイズの正解の設定権はテレビ局側にある」として、原告(挑戦者の男性)の請求を棄却する判決(敗訴)を言い渡した。番組内で問題文・選択肢に使用しているフォントは、番組開始当初はダイナコムウェアの「DFP綜藝体W7」を使用していたが、後にニィスの「ウインクスL7+JTCウインS7」に変更された。ただし、司会者名の「みのもんた」やセンターシートに着席した挑戦者の名前などは「DFP綜藝体W7」が使用されている。なお、挑戦者および司会者のモニターデザインの変更(問題文と選択肢の位置が画面上部に移動等)がされた際に、モニター上はゴシック体に変更されている。
出典:wikipedia
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