株式会社大戸屋ホールディングス(おおとや-)は日本にあり、下記の株式会社大戸屋および海外で飲食店事業を行うほかの事業会社の運営を行う持株会社。また、株式会社大戸屋(おおとや)は、和定食を中心とする外食チェーンストアを運営する企業である。家庭的な和定食を中心とした「大戸屋ごはん処」の全国チェーン展開を行っているほか、カウンター造りで内装が料亭風でありながらリーズナブルな価格設定の「おとや」も展開している。セントラルキッチンを持たず、店舗で調理して提供するシステムで、他の外食チェーンとの差別化を試みている。1958年1月、東京・池袋東口に「大戸屋食堂」として創業。1983年5月に株式会社大戸屋を設立。1992年に吉祥寺店が火災で全焼したが、建て直しの際「おしゃれな定食屋」というコンセプトの店舗にしたところ、これが当たり、以後急成長した。舗数は2015年3月現在で直営145店舗、フランチャイズ183店舗、海外直営12店舗、海外フランチャイズ76店舗である。2010年3月、実質的な本社機能を新宿区岩戸町から三鷹駅至近の武蔵野市中町に移転し、登記上の本店所在地も同年7月1日をもって移転した。2011年に持ち株会社化。株式会社大戸屋分割準備会社(2011年5月16日設立)に日本国内の飲食店事業を分割し(海外事業は元々別の子会社が運営)、これを7月1日に株式会社大戸屋に社名を変更、元々の株式会社大戸屋は同じ7月1日に株式会社大戸屋ホールディングスに社名を変更した。ショッピングセンター内店舗や、郊外のファミリーレストランタイプの店舗を除いて、地下や2階への出店が多く、1階にはあまりない。これは賃料の節減のためと、男性が中心の客層となっている行列に交じって並ぶことに抵抗があるという女性客に配慮しているためとされる。また、店舗網は東日本が主体で西日本には少なく、特に関西圏は味の嗜好の違いや同業他社(特にフジオフードシステム)との競合などで数は少ない。2011年3月、銀座(大戸屋銀座三越前店)に進出するなど、都内各地を中心に出店を続けている。秋田県、福島県、和歌山県、岡山県、徳島県、愛媛県、高知県、佐賀県、宮崎県以外の全都道府県。愛媛県は2011年に店舗が消滅している。ニューヨーク5店舗、タイ49店舗、台湾26店舗、香港4店舗、上海1店舗、インドネシア6店舗、シンガポール3店舗、ベトナム1店舗に進出(2016年3月現在)しており、今後も出店を拡大していく予定。岐阜県各務原市および美濃加茂市に「大和屋(やまとや)」の店名にて、大戸屋とほぼ同一業態を持つ飲食店が存在する。この2店舗は、開店当初は「大戸屋ごはん処各務原店」「大戸屋ごはん処岐阜美濃加茂店」という大戸屋のフランチャイズ店舗であったが、2008年6月頃に「大和屋」と店名を変更している。岐阜美濃加茂店については、幹線道路(国道41号)沿いにあった看板などが突然塗りつぶされ、店名不明の状態での営業が1週間ほど続いた(その時点で既に、大戸屋ではなく「大和屋」に変わっていたようである)。その後、看板などには「大和屋」の店名がペイントされたが、字体などは大戸屋のそれと酷似している。大戸屋側は、各務原店と岐阜美濃加茂店は閉店し、同じ場所で営業している「大和屋」は「『大戸屋ごはん処』の“類似店舗”」であるという旨の説明をしている。なお、「大戸屋ごはん処各務原店」「大戸屋ごはん処岐阜美濃加茂店」を経営していたのは株式会社ダイワ。2015年1月現在、美濃加茂市にあった大和屋店舗は「大戸屋 美濃加茂店」として営業している。提供される料理は、日本のいわゆる家庭料理風のものが多い。長年の看板メニューが「特選大戸屋ランチ」である。キャベツスライスやサニーレタス・トマト・ブロッコリーの生野菜(付け合せは時期によって異なる)を土台にコロッケと鶏肉(モモ肉)の竜田揚げを並べ、中央に目玉焼きを盛り合わせたもの。他に人気メニューとして、「チキンかあさん煮定食」がある。鶏肉のカツレツを醤油ベースのタレに大根おろしを加えて、人参やジャガイモなどの根野菜と一緒に鍋で煮込んだもの。ひろく一般には「みぞれ煮」と呼ばれるものである。アルミ鍋で煮込んで、さらに大根おろし・なめたけ・水菜をかけているのが特徴。○○定食とつくメニューには、メインの惣菜の他にご飯と味噌汁、お新香、メニューによっては小鉢がセットされるが、惣菜だけでの注文も可能である。丼ものとうどん、または蕎麦のセットも、それぞれ丼のみ、うどん、そばのみの注文が可能である。テーブルには、飯にふり掛ける胡麻塩などが置かれている。追加料金で、ドリンクバー、エスプレッソコーヒー(おかわり自由)などのサービスも利用できる店舗もある。2008年5月16日のメニュー改定よりご飯の大盛料金が無料(大盛のできないせいろご飯は除く)に変更となった。和のテイストの季節のデザートが用意されている。2002年頃より炭火での調理を一部店舗で試験的に開始、1年あまりの過渡期を経て、順次全店に導入され、全店舗の標準となった。それと同時に従来、炭火調理可能店舗でのみ炭火で調理されていたメニュー(それ以外の店舗ではグリル、鉄板などで調理していた)が「○○の炭火焼き定食」というふうに「炭火焼き」を挿入する形で改称されている。また、使用する炭も、タイの出店を機に現地のトータイネットワーク社から植林したユーカリ炭を仕入れ、二酸化炭素等の発生を抑える企業努力を行い、環境にも配慮したこだわりもしている。その観点から日本で使用する炭は、タイ製にシフトしていく方向に変わり始めている。2013年8月20日に東京都新宿区内の「大戸屋ごはん処 新宿靖国通り店」で洗浄のため漂白剤希釈液を入れて店内に置いていた給茶ポットをお茶が入っているものと間違えて従業員が客に提供し、この客が漂白剤を飲んでしまうトラブルが発生した。
出典:wikipedia
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