ギリシャリクガメ("Testudo graeca")は、爬虫綱カメ目リクガメ科チチュウカイリクガメ属に分類されるカメ。チチュウカイリクガメ属の模式種。イタリア(サルデーニャ島、シチリア島など)、フランス南東部に移入種小名"graeca"は「ギリシャ」の意だが、ギリシャの固有種ではない。イラク北東部、イラン西部、トルコ南東部のザグロス山脈最大甲長38センチメートル(ブルガリアの個体群。未記載の亜種とされる)。背甲の模様がギリシャ織のように見えることが名前の由来。後肢と尾の間に突起状の鱗があり、英名spur-thighedの由来になっている。チチュウカイリクガメ属内では本種のみで"Testudo"亜属を構成する。複数の隠蔽種、未記載の亜種が含まれると考えられている。亜種を独立種とする説もある一方で、シノニムや無効名とする説もある亜種もいる。砂漠や乾燥した草原、荒地に生息する。亜種や個体群によっては夜間や冬季等温度が低くなる時は、穴を掘ってその中で過ごす。食性は草食性で、主に草を食べるが木の葉、花、果実なども食べる。性成熟する頃になると、オス同士が頭突きをするように互いの甲羅をぶつけ合って争う行為(コンバット)が見られる。繁殖形態は卵生。ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。亜種分けをせずに販売されることもあり、さらに分類が混沌としている本種においては販売時に明記されている亜種名も必ずしも的確とは限らない。分布が広く地域によっては冬眠をする亜種(個体群)を入手できればある程度温暖な地域では冬眠による周年屋外飼育も可能だが、逆に冬眠をしない亜種アラブギリシャリクガメ等を屋外飼育させた場合は日本の冬を乗り切れず命を落としてしまうことも考えられる。
出典:wikipedia
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