多鯰ヶ池のおたね(たねがいけ-)は、鳥取県鳥取市にある多鯰ヶ池にまつわる伝説。昔、因幡国法美郡宮ノ下に長者があり、大勢の使用人が働いていた。ある時長者は、福部の細川というところからお種という名の美しい少女を雇い入れた。この長者の家では、一日の仕事が終わると使用人たちが集まってあれこれと話し合いをするのが常だった。その日も使用人たちが集まって話をしているうち、「腹が減った」「なんぞ食うもんはないかいや」と言い出した。すると、お種がどこからかとても甘い柿をもいできて、使用人に振る舞った。それからも時々、お種は客人や使用人に柿を振る舞うことがあった。お種がどこから柿をもいでくるのか不思議に思った使用人たちは、ある夜お種をつけてみた。お種は屋敷から4里ほど離れた大きな池の畔に着くと、着物を脱ぎ捨て、見る間に白蛇に姿を変えた。白蛇に姿を変えたお種は池をすると泳いで行くと、池の中程にある島へと渡っていった。その島にはたわわに実った柿の大樹があった。お種は蛇に変身して、その島にある柿をもいできていたのである。驚いた使用人たちは屋敷に戻って一部始終を話した。しかし、それ以後、正体を見られたお種が長者の屋敷に現れることはなく、それとともに長者の権勢も次第に衰えていったということである。お種に関する白蛇伝説がよく知られているが、そのほかにも次のような伝説が語り継がれている。
出典:wikipedia
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