どこでもドアどこでもドアは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具。。片開き戸を模した道具。目的地を音声や思念などで入力した上で扉を開くと、その先が目的地になる。ドアの色はピンク。ドアのノブに意志読み取りセンサーが組み込まれているため、場所の指定は「いつもの空き地」と言えば野比家の近所の空き地になったり、「どこでもいいから遠く」と言えば適当な場所になるなど、曖昧な指定が可能。また、のび太がしずかの家へ行こうとすれば、のび太の気持ちが読み取られて行き先が風呂場になったりもする。アメリカ版では「Anywhere Door(エニーウェア ドア)」という名前になっている。ドアに内蔵されている宇宙地図の範囲で、また10光年以内の距離しか移動できないという制限がある。10光年を超えた距離のある目的地を指定して扉を開くと、「どこでもドア」としての機能は働かず、ただのドアとして機能する。しかし一度、宇宙の果てまで「どこでもドア」でたどり着いているが、どうやって移動したのかは不明。この地図はあくまで現代のもので、大陸の配置などが大きく異なる時代では基本的には移動できない。さらに現在地がわからないと使うことができない。しかし学習機能があり、移動しながら地形データを記憶させることもできる。学習機能で記憶した地形内では移動可能になる。なお宇宙地図の描写は大長編のみで、映画には登場しない。次元を越えることはできないため、「地平線テープ」や「入り込み鏡」などで作られた異次元空間などの特別な世界、また過去や未来との移動はできない。ただし、タイムマシンの出口とドアの出口を繋ぐことで、空間移動と時間移動を同時に行うことができる。扉に「時差修正装置」が組み込まれているとする資料(後述)もあるが、「時差修正マシン」、「時差調節ダイヤル」のようなオプションパーツをまれに使用していることから、「時差修正装置」を搭載した機種が使用されたのは一時的なものだった可能性がある。現に日本とドイツを行き来した際、時差が生じている。ドア自体は常時普通のドア同様の大きさと硬さがあるため、単体では持ち運びに適さない。四次元ポケットと併用してこそ便利さが十二分に発揮できる道具と言える。ドアを開けたとき、裏側は、目的地の場所は見えず、向こう側が見える。ミニドラえもんもどこでもドアを持っているが、ミニドラと同じ大きさのもの(人間なら手や顔)しか通ることはできない。ドラミも所持しており、色は、第1期では花柄、第2期ではオレンジ色となっている。かつて地図を内蔵するという概念が存在しなかった時期に発表された内部図解と、1986年以降に発表された内部図解の、大きく分けて2種類の内部図解が存在する。後者は資料によって描かれる部品の形が異なるが、多くの部分で似た言葉が共通して使用されている。前者は『ドラえもんひみつ全百科(ドラえもんひみつオールひゃっか)』(『てれびくん』1980年6月号付録)で発表されてからは一度も使用されていない。また、3次元空間を4次元的に折りたたんで2か所を近づけるための装置、4次元フィールド装置が組み込まれている。ドアには鍵をかけることもできる。また『21世紀版ドラえもん ひみつ大百科』では、空間歪曲装置が1つになっていて、宇宙地図・世界地図が四角形から円形になっている。カタログ番号:M-04、商品番号:MD401-E、価格:640,000円。また、「どこでもドアを作ろう!」(2014年5月2日放送)によると、塩と砂糖を使うらしい。また、木材を切っているシーンがあった。同様の道具に、「プッシュドア」「どこでもまど」「どこでもガス」「どこかなまど」「どこでもきっぷ」がある。プッシュドアの巻では、のび太がどこでもドアとの比較についでドラえもんに聞いたところ、「あれ(どこでもドア)より手軽」だと答えているが、なぜ話すだけのどこでもドアよりも手軽なのかは明らかになっていない。また、どこでもドアを併用せねばならない道具として「昆虫探知カード」と「時差修正マシン」(『大魔境』)と「時差調節ダイヤル」(『雲の王国』)がある。どこだかドアは、「あべこべの星」(てんとう虫コミックス『ドラえもん』第17巻収録「あべこべ惑星」のアニメ化作品。)に登場する。地球と左右方向、男女性別などがあべこべになっている惑星の、ドラえもんに相当するキャラクターの道具。形はどこでもドアと同じだが、デザインが木目調でやや古ぼけた印象がある。どこでもドアが「直接指定した場所に行ける」のに対し、これは文字通り「開けてみるまでどこだかわからない」という性質のものの様である。あっちでもドアは、「ムシャクシャタイマー」(1993年3月12日放送、映像ソフト未収録)に登場する。どこでもドアの代わりとして、未来の国のデパートで最新型として販売中のひみつ道具。どこでもドアは下取り対象にもならない型落ち品なのだという。「あっちでもドア」と「こっちでもドア」はどこでもドアの最新型であるという説明はあるが、詳細は作中に登場しない。どこへでもドアは、「どこでもドアを作ろう!」(2014年5月2日放送)に登場する。どこでもドアを自作しようとハツメイカーにリクエストした結果、設計図が出てきたもの。見た目や色はどこでもドアに似ている。ドラえもんは「複雑な構造」と言っている。木材と砂糖を小さじ1杯、塩を少々使う(紫色の四角い箱に入れていた)。雑に作る(ドアの上の部分が外れている)、配線を間違える(例えば紫と紫をつないではいけないが、つなげるなどする)と爆発する。作中ではドラえもんが完成させたものの、ドアを開ける度に別の場所に変わるという事態が起き、どこでもドアを完全に再現させることができなかった。ハワイ専用どこでもドア(ハワイせんようどこでもドア)は、「どこでもドアを作ろう!」(2014年5月2日放送)に登場する。上記の「どこへでもドア」を断念し、代わりにハツメイカーにリクエストした道具。名前の通り、ハワイだけに行けるドア。ドラえもん曰く「もはやどこでもドアじゃない」。ドアの色は緑。簡単に作れるらしく、ハツメイカーで頼んだときの説明書は薄かった。初期型どこでもドア(しょきがたどこでもドア)は、映画『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』に登場する。発明家・ハルトマン博士によって開発された「最初のどこでもドア」であり、記念すべき「ひみつ道具第一号」。ドラえもんらが普段使用しているものより遥かに巨大であり、まるで城門のように左右に開閉する。現在は、ひみつ道具博物館のエントランスホールにその他の歴代どこでもドアとともに展示されており、各館へと通じる移動手段として利用されている。どこでもドアの発明により、銀河SL天の川鉄道が廃止になった。ドラえもんは廃止の記念切符を購入している。大長編などではしばしば使用不可能になる。『ドラえもん のび太の大魔境』(原作漫画)ではドラえもんらがドアを空き地に置いてアフリカへ行っている間に、神成と老婆に粗大ゴミと間違われて焼却される。映画第1作ではワニにかじられて破壊されてしまった。第2作では神成にバラバラに破壊されている。『ドラえもん のび太と銀河超特急』では、超空間を封鎖された際に、ドアを開けたところにバリアーが張られ、一時的に使用できなくなった。ドラえもんのスピンオフ作品『ドラベース ドラえもん超野球外伝』では、22世紀の国際的行事であるWABC期間中にはどこでもドアが使用不能であり、移動には旧来の移動機械しか使えない事になっている。「どこでもドアを持っていて密室に自由に出入りできるから」という理由で、ドラえもんがスネ夫に密室事件の犯人に指名されたことがある。建てつけが悪くなるなどの原因から、本編作中でもしばしば修理に出される。ドラえもんのひみつ道具の中でも、「タイムマシン」や「タケコプター」、および「スモールライト」と並んで有名だが、タイムマシンやタケコプター、スモールライトが原作連載初年の1970年で登場するのに対し、どこでもドアは連載3年目の1973年で初登場と、登場が遅い。初めて使用したのもドラえもんではなくドラミである。なお、このときは「どこでもドア」という名称が出ていない(名前の初出は初登場から4か月後)。またドラミが所持するどこでもドアには、ドアより大きな物でもドアをくぐることのできる機能があるが、ドラえもんのものでこの機能が使用される描写はない。『ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?』でも大きな荷物をくぐらせることができなかった。ドアの一部が雪男にかじられたことがある。同じ藤子作品の漫画でのワープ機能を持つ移動アイテム。
出典:wikipedia
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