栗東水口道路(りっとうみなくちどうろ)は、滋賀県湖南市岩根から栗東市上砥山を結ぶ国道1号バイパスである。地域高規格道路甲賀湖南道路の一部を構成する。栗東水口道路は水口道路と共に甲賀湖南道路を形成し、湖南市街地の沿線地域で進められた工業立地や住宅開発による国道1号現道の慢性的な激しい渋滞をバイパスし、また建設が進められる栗東湖南ICを経由して名神高速道路と一体的に広域ネットワークが構築されるよう計画された。全体で11.2kmの当道路事業は国道1号現道の湖南市石部を境に、栗東市上砥山までの栗東水口道路Ⅰ(L=4.3km)と湖南市岩根までの栗東水口道路Ⅱ(L=6.9km)とに分類される。Ⅰ区間は1989年度に都市計画決定および事業化され、Ⅱ区間は1991年度の都市計画決定を経て2000年度に事業化した。I区間については事業化から概ね10年後の供用を目指したが用地買収が進まず、その間にⅡ区間では石部大橋の本線部を除く大部分が暫定2車線で完成している。2013年に国土交通省は用地買収が難航する栗東市六地蔵地区での土地収用法による事業認定の申請を行い、同年内に滋賀県収用委員会による裁決が下された。これによりI区間で着工の目途が立ち、同省は湖南市石部-栗東市小野間(L=3.4km)およびII区間の野洲川をまたぐ石部大橋(本線部)について、2016年3月19日に供用開始した(側道のうち湖南市内区間の石部北2丁目以西(野洲川以南)は5月31日まで工事予定)。当区間本線の開通後の4月1日に、湖南市朝国-石部北2丁目間の国道1号旧道を滋賀県に移管し県道とする。開通後には、山手幹線方面に向けてI区間の残りの栗東市小野-同市上砥山間(L=0.9km)の用地買収に着手する予定である。石部大橋供用後は国道1号の湖南市岩根 - 湖南市石部間を通る車両が栗東水口道路へも分流したほか、石部大橋の橋向かいで滋賀県道27号野洲甲西線とも立体交差で接続しているため野洲市三上 - 甲賀市水口方面を行き来する車両も栗東水口道路を通るようになった。交通量は多く、切れ目なく車両が通行する道路ではあるが、交差点が少なく沿道施設がほとんど無いことも手伝って、あまり渋滞することなく円滑に走行できている。2014年12月のイオンタウン湖南の開店にあわせ、来店客の車列による渋滞回避のため店舗正面に当たる岩根交差点の改良が行われた。なお、中郡橋北交差点 - 小野ランプ間の高架道路は原付(50cc以下)・自転車・歩行者は通行禁止となっている。
出典:wikipedia
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