岐阜県立可児高等学校(ぎふけんりつ かにこうとうがっこう)は、岐阜県可児市坂戸にある県立高等学校。通称は、同市内にある可児工業高等学校との混同を避けるため、「可児高」(かにたか)と呼ばれている。小高い丘の上にあるため「清新坂」・「はつらつ坂」と呼ばれる坂を通っての通学となる。この厳しい坂を生徒の大半が自転車通学のため毎朝自転車をおしてのぼらなければならない。これらの坂は、体力向上のためにも利用される。とくに体育系の部活動で利用されるだけでなく、通常の体育の授業でも、一コマを利用して坂と階段を走り続ける、いわゆる「坂トレ」が行われていた。この「坂トレ」は現在は中止され、代わりに軍隊顔負けの整列・ランニングが行われている。体育教師の「合格」の一言が貰えないと通常の授業が受けれないため1年生は必死に軍隊式トレーニングに喰らいついている。しかし、やる気のある生徒とやる気のない生徒にわかれる。この軍隊式トレーニングのテストは年々厳しくなっており、2016年度の1年生は、7月に入ってもなお通常授業に入れなかった。文化発表会は、主に文化部の発表の場であり、クラスでの出し物や劇などは一切行われない。毎年オープニングで、書道部が書道パフォーマンスを行っている。その他には、有志によるダンス発表や、野球部による劇がある。 体育大会では、可児高校の一番の自慢である応援合戦が繰り広げられる。応援団のそろいにそろった迫力のある演舞は、全国レベルと言っても過言ではない。また、軍団全員がポンポンをもち、男女ペアになって踊る軍団ダンスもある。ちなみに、文化祭や体育祭など、「祭」のつく名前では呼ばせてもらえない。習熟度別学級の編成や小テスト・個別指導の充実などに重点を置いた学習指導が行われている。朝の始業前と帰りの終業前、そして主要5科目の授業の前には10分間程度の小テストが実施される。基準の点数(典型的には8割)に達しないと、生徒には追試が課せられる。又、成績によるクラス分け(学年8クラス中3クラスが選抜クラスとなる)も行われるがその明確な判断基準が一般的にはわからず「学校内定期テスト」よりも「全国模試」の成績の方が優遇される傾向にある。生徒には自宅学習4時間(休日は8時間)を義務付けられ、毎日「宅習記録」と呼ばれる報告書の提出を課せられる。「宅習記録」は学年が上がるにつれ提出しなくなる傾向があり、もういらないのではないかとの意見も見られる。(各種資料より)。最近では授業内に「アクティブラーニング」を積極的に取り入れている。生徒同士で話し合うことで授業の理解力を高めようとしているのだが、私語がどうしても起きてしまい逆に授業への関心が薄れてしまっているのではないかという問題も見られる。かつてはヘルメットの着用が義務付けられていた。この指導が評価され、交通安全の総理大臣表彰を受けたことがある(現在は「着用奨励」で一部の生徒が着用している)。ヘルメットの着用が義務づけられていた時代には、教員が学区を巡回し、ヘルメット未着用の生徒を発見すると、生徒手帳の没収と反省文の作成という罰則が課せられた。加えて、学年の全生徒を集めて集会が行われ、ヘルメット未着用の自転車走行の危険性について授業時間を割いて指導が行われた。この背景には、同校の所在する可児市の急激な人口増加と交通事情の悪化があった。近年では自転車のマナーを守らない生徒は、交通指導担当の教員と毎朝の挨拶運動が強制される。創立当時は自転車での並列進行、信号無視から下校中の買食い、頭髪や服装規定違反などの校則違反全般が手帳没収の対象であった。手帳には没収記録簿が添付されており、没収毎に早朝職員室掃除等の罰が課され、年間累計10回に達すると丸刈り(女子で10回はいなかった)、出身中学訪問という厳罰が課された。当時は「管理教育」全盛時代で現在と背景が違うが、規律の厳しさは同区内の加茂高とは一線を画しており、それを嫌う生徒も多かった。しかし、学校指定ヘルメットは発泡剤入で対衝撃性に優れた規格であったり、大量の教科書をバランスよく運搬する為に指定バックとそれを自転車に固定する専用の籠も独自に制定され、交通安全には創立当時から厚く配慮されていた。なお、交通指導に使用する校務原付バイクは白かったので「白バイ」と呼ばれ、闊達な体育教師が厳しく乗務指導していた。前文の通り、生徒の多くは新興団地の子弟であり、坂が多く見通しの悪い住宅地から、工業団地が急速に造成され、細い農道に交通が集中する道路を公共交通機関がない故に自転車で通学せざるを得ない劣悪な交通事情であった。その為、可児加茂地区全域で痛ましい自転車の巻き込まれ事故が絶えず、これだけ配慮しても本校生徒にも犠牲者があった。文武両道のもと多くの部が活動しており、ウエイトリフティング部・アーチェリー部・陸上競技部・弓道部がインターハイに出場した。また囲碁・将棋部は将棋の男子団体で全国高等学校総合文化祭に出場した。下記のとおり鉄道駅からかなり離れており、バスもほとんどないため自転車で通学する生徒が多い。2012年11月1日より、可児駅前と多治見駅前を結ぶ東鉄バス緑ヶ丘線が登校日に限り1往復だけ可児高校まで乗り入れている(可児駅前発着を区間延長。但し乗り入れる便は多治見駅前まで行かず桜ヶ丘1丁目止まり)。
出典:wikipedia
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