全米プロボウラーズ協会(英語:"Professional Bowlers Association "PBA" )は、アメリカ合衆国におけるプロボウリング運営団体。PBAツアーは、全米プロボウリング協会(PBA)が運営するツアートーナメントである。大会数はその年によって異なるが、多い年で30近くの大会が開催される。過去、10月から翌年4月までを1シーズンとして開催されていたが、2014年からは1月から12月までが1シーズンとして開催されている。メジャー大会は、PBAツアーにおける権威ある大会である。もっとも歴史があり、かつもっとも困難なレーンコンディションで競われる「全米オープン」をはじめ、計4つの大会により構成されている。賞金も他のツアー戦より倍か、あるいはそれ以上となる。例えば、2011年の「PBAトーナメント・オブ・チャンピオンズ」では賞金総額100万ドル、優勝賞金25万ドルという、ボウリング大会としては破格の賞金(PBA史上最高)が提供されたこともある。シリーズおよびスイングは、ある短期間に複数の大会を集中開催(TV決勝のみ期間を空けて開催することもある)する、PBAツアー戦に含まれる大会である。選手たちは短期間で複数の大会に出場できるため、移動や滞在の負担を減らすというメリットがある反面、短期間に多くの試合を行わなければならないので、体力、精神的にもタフさが要求される。また集中開催される複数の大会は、ほぼすべて異なるオイルパターンが採用されており、すべての大会で好成績を収めるには高い技術も要求される。そのため、シリーズ戦の複数の大会を優勝する選手には自然と高い技術が認められることになる。一方、とある大会(オイルパターン)に限って好成績を収めるような選手も現れており、選手たちの個性を垣間見ることもできる。11月にラスベガスのサウスポイントホテル・カジノ&ボウリングセンターで開催される「ワールドシリーズ・オブ・ボウリング(WSOB)」は、とくに移動や滞在の負担が大きいアメリカ国外の選手たちが集まるシリーズ戦であり、一度の短期間の滞在でボウリング最高峰のPBAツアー戦に4〜5大会参戦できるとあって、アメリカ国外の選手たちには好評である。またアメリカ国外選手による優勝も増えてきており、ボウリングの国際的発展にも貢献しているシリーズ戦である。ワールド・ボウリング・ツアー(WBT)は、ボウリングの国際統括団体である世界テンピンボウリング協会(WTBA)が統括するツアートーナメントであり、また、PBAインターナショナルツアーとしてPBAから公認されたツアートーナメントである。毎年世界各地で大会が開催され、PBAの一部メジャー大会もツアーに含まれる。男子と女子の各ポイントランキング上位3選手は、11月の「ワールドシリーズ・オブ・ボウリング」内で開催されるファイナル戦に出場することができる。2012-2013シーズンより始まったリーグ戦(PBA The League)は、アメリカの著名な俳優、プロスポーツ選手(引退選手も含む)等、計8人をオーナーに迎えて8チームを結成、各チームの代表を務めるPBA選手がドラフト会議でチーム編成を行い、PBA選手6名(代表選手含む)のチームにより競われるリーグ戦である。2013シーズンは初戦のオールスター戦と最後のファイナル戦(エリアス・カップ)を含め、計7大会開催された。PBAシニア・ツアーは、50歳以上の選手たちに出場資格が与えられたツアートーナメントである。2000シーズンより毎年開催されている。2013シーズンからは「PBA50ツアー」としてリニューアル。大会数も充実し、最終戦には年間ポイントランク上位3名によるテレビ決勝が、11月のワールドシリーズ・オブ・ボウリング内で開催されることになった。PBA女子シリーズは、PBA運営による女子選手のツアートーナメントである。過去に、2007シーズン(4大会)、2008シーズン(9大会)、2009-2010シーズン(7大会)と、3シーズンにわたり開催されてきたが、以降は一部の大会を残して女子シリーズは終了している。なお、女子選手は男子選手のPBA大会に出場可能である。しかし、男女の体力差、技術差もあって、女子選手が男子の大会で好成績を収めるのは非常に困難である。そんな中、2010年の「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」において、ケリー・クリックが女子選手として初めて男子大会、しかもメジャー大会での優勝を成し遂げて話題となった。PBAリージョナルツアーは、PBAツアーの下部にあたるツアートーナメントである。2014年現在、米国のセントラル、イースト、ノースウエスト、ミッドウエスト、サウス、サウスウエスト、ウエスト、米国外の日本、計8地区がPBAにより運営されている。1985年から日本プロボウリング協会との共催により、東京で「ジャパンカップ ボウリング」が開催されている。PBA側からは毎回、PBAのポイントランキング上位者やPBAが選出した選手など、20名前後が招待選手として来日、大会に参加する。近年は本大会もPBAツアーの一戦として扱われており、日本人選手でも優勝すればPBAトーナメント・オブ・チャンピオンズの出場資格を得ることができる。2015年からは新たな大会として「DHCカップ PBAジャパン インビテーショナル」の開催が予定されている。2014年より、PBAツアーの下部ツアーであるリージョナルツアーが、初めて米国外である日本に設けられることになった。2014-2015シーズンは女子大会3つを含む7大会が開催される。この7大会を通して好成績を収めた選手には「DHCカップ PBAジャパン インビテーショナル」の出場シード権が与えられる。参加はオープン(女子大会は女子限定)であり、プロ・アマ関係なく出場できる。またアマ選手でも入賞すれば賞金が与えられる。PBAでは様々な公認オイルパターンがあり、大会ごとに使い分けられている。通称アニマルパターンと呼ばれる、「ワールドシリーズ・オブ・ボウリング」の各大会で採用される特徴的なパターンから、往年の名選手の名前を冠したパターン、大会名を冠したパターンなどがある。
出典:wikipedia
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