下関球場(しものせききゅうじょう)は、山口県下関市安岡の下関北運動公園内にある野球場。施設は下関市が所有し、下関市公営施設管理公社が指定管理者として運営管理を行っている。東隣に山口県立下関武道館がある。なお、本項では現存する球場の他、かつて市内中心部の向洋町にあった下関市営球場(しものせきしえいきゅうじょう)についても記す。下関市営球場は下関市向洋町の下関運動公園の一角に1949年(昭和24年)に落成、1950年に発足した大洋ホエールズの本拠地として1952年まで使用されていた。大洋は翌1953年に松竹ロビンスと合併し「大洋松竹ロビンス」(洋松ロビンス)となり、大阪球場とのダブルフランチャイズとなったが、主催試合は興行面からほとんどが大阪球場での開催となった。松竹が経営撤退し、再び大洋となった1955年に本拠地を川崎球場に移転してからも下関では大洋主催のオープン戦や公式戦がしばしば開催されてきたが、老朽化など設備に不備が目立つようになるなどしたため、後年は開催されなくなっていった。この旧下関球場は老朽化のため1985年(昭和60年)をもって廃止となり解体。跡地は当時移転新築工事が進められていた下関市立中央病院(現・下関市立市民病院)の建設用地に充てられ、1988年(昭和63年)に新病院が開院した。現在の下関球場は1988年7月、市北郊で整備が進められていた下関北運動公園内に完成。同年夏の高校野球山口県大会がこけら落としで、以後アマチュア野球の公式戦が行われている。プロ野球は翌1989年から開催されるようになり、かつて下関を本拠地としていた横浜大洋ホエールズが同年3月に読売ジャイアンツ(巨人)とのオープン戦、8月にヤクルトスワローズとの公式戦を主催で開催。大洋は以後、球団名が「横浜ベイスターズ」→「横浜DeNAベイスターズ」となってからもほぼ毎年オープン戦・一軍公式戦・イースタン・リーグ公式戦のいずれかの形で主催試合を行っている。ただし、一軍戦の開催は横浜以外の球団主催も含め2008年以降は実施されていない。なお、ベイスターズは下関市を「球団発祥の地」としてその歴史を尊重しており、日本一となった1960年と1998年には下関市内でも優勝パレードを実施している。このような縁から球団は下関を「準本拠地」として明確な定義こそしてはいないものの、地元には「下関はベイスターズのふるさと」「横浜の準本拠地」と崇めるファンも数多い。下関北運動公園内には、軟式野球専用のサブグラウンドである下関第二球場(両翼91m、中堅112m、旧球場閉鎖の際に本球場建設に先立って1985年にオープンしている)の他、多目的広場やテニスコートが併設されており、県立武道場の建設計画も進められるなど、下関のスポーツのメッカとして知られる。2006年のシーズン中には、スコアボードがパネル式から電光式に改修された。近年では、福岡ソフトバンクホークスによる野球教室やウエスタン・リーグの公式戦などが行われている。
出典:wikipedia
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