栃木県道・群馬県道・埼玉県道・茨城県道9号佐野古河線(とちぎけんどう・ぐんまけんどう・さいたまけんどう・いばらきけんどう9ごう さのこがせん)は、栃木県佐野市から茨城県古河市に至る県道(主要地方道)である。日本全国にある都府県道において、4つの県を通過する唯一の都府県道であり、埼玉県から栃木県へ入る唯一の県道でもある。本道に接続する県道などを介することで、渡良瀬遊水地の西岸に沿って茨城県南西部・埼玉県北東部と栃木県佐野市を短絡する、地域の動脈である。渡良瀬遊水地付近では、かつての渡良瀬川・谷田川の流路を起源とする県境が非常に入り組む区間を通過しており、短距離の間に北から順に栃木県・群馬県・埼玉県・群馬県・栃木県・埼玉県と次々に県名が変化する。4県を経由する県道は全国でも唯一であり、埼玉県と栃木県が直接的に接する区間を走行する唯一の県道でもある。渡良瀬遊水地の存在ゆえ周囲に並行する道路が少なく、本道を迂回すると極めて大回りのルートとなる。また交通量が多い上に、ダンプカーや大型トラックなど大型車両が集中する傾向がある。本県道が走る地域は、明治時代に足尾銅山の鉱毒で渡良瀬川の下流域に大きな被害を出したため、鉱毒を沈めるために明治政府が谷中村を廃村にして作り上げた渡良瀬遊水地があるところである。このあたりの県境は、遊水地が出来る前の複雑に曲がりくねった川の流路に沿って決められているため、ここを直線的に走る本県道は何度も県境を踏み越える。
出典:wikipedia
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