クロツラヘラサギ(黒面箆鷺、学名:"Platalea minor")は、ペリカン目トキ科に分類される鳥類。タイ王国、大韓民国、中華民国、中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ベトナム、ロシア。朝鮮半島北西部(繁殖個体数と越冬個体数に大きく差があるため、中華人民共和国東部で繁殖している可能性もあり)で繁殖し、冬季になるとベトナム(紅河)、台湾(曽文渓)、香港、朝鮮半島南西部などで越冬する。日本には冬季に越冬のため九州(瑞梅寺川)や沖縄県などに少数飛来する(冬鳥)。全長75センチメートル。翼開張110センチメートル。全身の毛衣は白い。眼先の皮膚や嘴、後肢は黒い。繁殖期になると冠羽が伸長し、冠羽や眼先、胸部が黄色みを帯びる。干潟、河口、池などの水辺に生息する。魚類、甲殻類などを食べる。干潟や浅瀬で水中や地中に嘴を浅く差し入れて細かくふるわせ、頸部を左右に振り採食を行う。無人島の断崖にある岩棚に木の枝を組み合わせた巣をつくるが、古巣を直したり他の鳥類の巣を強奪することもある。5-6月に3個の卵を産む。雌雄共に抱卵し、抱卵期間は26日。雛は孵化してから40日で巣立つ。飼育下ではオスが生後5年、メスが生後3年で性成熟した例がある。開発による生息地の破壊、狩猟などにより生息数が減少している。1998年における繁殖個体数は約190羽が確認されている。1995年における越冬個体数は約500羽、1998年における越冬個体数は613羽、2001年における越冬個体数は835羽が確認されている。
出典:wikipedia
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