中央区(ちゅうおうく)は、新潟市を構成する行政区のひとつ。旧市域の中央地区(新潟島全域)、東地区(沼垂地区)、南地区(鳥屋野地区、山潟地区と、曽野木地区のうち日本海東北自動車道以北の地域)で構成される。区役所は新潟市役所内にあり、本館の1・2階に区の各部署が置かれている。中央区には市役所が所在している他、県庁など県の機関をはじめ、国の出先など官公署も数多く所在する。また新潟県内のテレビ局、ラジオ局(県域)計7社局はいずれも中央区に所在している。新潟駅を中心に広がる新潟市の市街地の中心部にあり、古町、万代シテイなどといった市の中心繁華街も中央区に所在しており、新潟市はもとより県全体の経済の中心地となっている。区域は新潟島を中心とする「中央地区」、沼垂・万代を中心とする「東地区」、鳥屋野・山潟を中心とする「南地区」の3地区に分かれており、これらが一体となった形で区域のほぼ全域に市街地が形成されている。1889年の市制施行時、新潟市の市域は新潟島の中流域から下流域にかけての地域のみで構成され、中心市街地は古町や本町を中心とした地域であったが、人口増加によって下流域へ向けて市街地が次第に拡大した。さらに萬代橋の架橋や沼垂町の編入合併などを経て東地区や関屋へと広がり、戦後からは新潟駅の移転によって万代や、当時「駅裏」と呼ばれた沼垂南部や鳥屋野東部へ、そして1970年代からは鳥屋野西部や山潟へと拡大し、特に新潟駅に南口が開設され「駅裏」から「駅南」と呼ばれるようになった1980年代前半以降、近郊部の市街地化が一層急速に進捗した。こうした経緯から現在の市街地構成は、新潟島の中流域や新潟駅を中心とした、ほぼ同心円状となっており、外郭部のほとんどが住宅地となっている。住居表示は区内市街地の大部分で施行されているが、中央地区の関屋以西では、戦前来の町名を現在も使用しているところが大半である。東地区と南地区では大部分で施行されているものの、新潟駅南口周辺の笹口・米山・天神の各一部と堀之内には住居表示の未施行箇所や、町名整理のみが施行され、街区符号の整理が行われていない箇所が残存している。また南地区には山潟・鳥屋野・曽野木地区(日東道北側)の一部など、住居表示が未だ施行されていない地域も若干残存している。中央省庁の県への出先機関の殆どが、新潟市の中でも特にこの中央区に集中している。※一部の行政機関に関しては、新潟美咲合同庁舎も参照。新潟県内経済の中心地でもあり、多くの企業が経営・製造の拠点を構えている。南地区の女池(めいけ)は、コマツナの一種「女池菜」の産地として知られる。また南地区のうち、日本海東北自動車道北側の鐘木、清五郎と山潟地区の姥ケ山、長潟など住宅地の外郭部には水田が広がり、稲作が盛んである。中央区内には集配局が2局所在する。郵便物集配地域は、新潟中局が中央区のうち新潟島全域。新潟中央局は中央区のうち新潟島と曽野木地区等を除くほぼ全域と、東区の一部を除くほぼ全域、江南区の亀田地区全域と、集配地域が広く設定されている。区内の主な病院は下記の通り。中央区の中心駅は、新潟駅である。現在駅舎の建て替え、及び駅前広場等の整備が進められている。また、白山駅はBRT萬代橋ラインとの接続駅となっている。かつて区西部には新潟交通電車線が通っていたが、1999年に廃止された。区内の路線バスは全て新潟交通グループが運行しており、同社の他、地域子会社の新潟交通観光バスも一部路線を運行している。新潟島北東部の入船町四丁目には入船営業所が、万代シテイ北側の八千代一丁目には新潟東部営業所の万代検車場がある。新潟市中心部から市内外各方面に至る路線バスのほとんどが、区内の新潟駅(万代口、南口)、万代シテイ、新潟市役所前のいずれかを始終点としている。このため、区内を経由するバス路線全てを記述すると新潟交通のバス路線一覧の「新潟市内路線バス」の内容とほぼ一致するため、ここではBRT・市内線・区内のみを走る路線以外は割愛する。区内ではコミュニティバスが1路線運行されている。新潟島の北東部、信濃川下流側のいわゆる「下町」(しもまち)には路線バスが数路線運行されているが、この地域は高齢化が進んでいる上、特に海岸寄りの地域は道路が狭隘な上に急勾配があり、また先の路線のバス停からもやや遠く不便な事などから、地元住民が2003年からバス路線の延伸を市や新潟交通に求めてきた。さらに2005年には「新潟島に循環バスを走らせる会」を組織し、住民アンケートの実施や、市と新潟交通との折衝を行うなど活動を進め、2007年3月に運賃無料で試験運行を実施したところ、1便平均15人の利用があったことから需要が望めるとして、同年7月2日に本格運行を開始した。運行費用の7割を上限に市が助成を行っており、運行業務は新潟交通入船営業所が受託している。2016年現在では運賃は大人210円で、毎日7便運行される(盆・正月は全便運休)。なお、市内の他の行政区では市及び区による「区バス」が運行されているが、中央区は元々路線バスの路線網が概ね充実しているため、実施予定はない。高速バスの県内線のうち、北陸道・磐越道方面は新潟駅万代口バスターミナル(長岡線の一部は新潟空港発着)日東道方面の村上線は県庁バスバースを発着点としている。また県外線は万代シテイバスセンターが発着点となっている。高速バスについても路線バス同様、全路線を記述すると新潟交通のバス路線一覧の「高速バス」の項と一致するため、当項目では割愛する。全バス停とも往路は乗車のみ、復路は降車のみ。区内に高速道路は走っていない。最寄のICは江南区との区境にある磐越自動車道の新潟中央ICもしくは新潟亀田IC。新潟バイパスからは西区の北陸自動車道新潟西ICへ直接入ることが出来る。本町通七番町の本町交差点に新潟市の道路元標がある(以下の※が付いている道路は道路元標が起点または終点)。※県道4号の起点は中央区内であるが終点へは直通はしておらず、実質的な起点は東区臨港町二丁目。
出典:wikipedia
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