江東区(こうとうく)は、東京都の特別区のひとつで、23区東部に区分される。郵便番号(上3桁)135・136東京都の東部、隅田川と荒川に挟まれた位置にあり、東京湾に面している。江戸時代に埋め立てが始められた地域であり、江戸の東端にあたり、深川地区(旧深川区)には富岡八幡宮をはじめ神社仏閣が数多くある。区内陸部は古くから住宅地および工業地域として、亀戸には鶴亀の亀戸天神社、また錦糸町駅南側は遊興地域として発展してきた(ただし、錦糸町駅およびその南部は首都高速7号小松川線まで墨田区である)。また、区周辺部、特に臨海副都心や南砂地区などは大規模マンションや医療・福祉施設の建設が相次いでいる。豊洲地区や夢の島地区には子供向け施設が充実し、近年はマンション建設が相次ぎ人口が増加しているが、区による少子化に伴った小学校の統廃合が行われた後の人口増加のため、統廃合が行われた小学校では生徒の受け入れが困難な状況である。同様に、保育園も不足する事態に陥り、待機児童が増加している。区内西部(東京市深川区に相当)は関東大震災および東京大空襲などを経て区画整理がされている。なお当区は23特別区の中で唯一、区歌を制定していない。2008年(平成20年)8月1日現在2005年に夜間人口(居住者)は420,827人であるが、区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は490,708人で昼は夜の1.166倍の人口になる(東京都編集『東京都の昼間人口2005』平成20年発行126,127ページ 国勢調査では年齢不詳のものが東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳のものを含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる)※ 隣接する自治体とはすべて陸続きでもある。元々低地であったが、かつて南関東ガス田の開発に伴う地下水の汲み上げにより地盤沈下したことで、区の大部分がゼロメートル地帯、または海面より低い海抜マイナス地帯となっている。例えば、南砂町付近では海抜マイナス3メートルにも及ぶ。また、運河と橋が多く、区では“水彩都市”と呼んでいる。道路と水路が連なって作られており、住宅地のそばを船が行き交うことも多い。区内には東京都から副都心に指定されている臨海副都心と錦糸町・亀戸副都心があり、二つの副都心を包括している。この事もあり、区内には観光客や会社員も多くやって来る。臨海副都心は品川区・港区にも跨っているが、実際には江東区が大部分を占めており、近年急速に開発が進められた新興開発地域であり、街の景観は非常に近代的である。錦糸町・亀戸副都心のほうは昔からあった大繁華街で、古くから下町として栄えた。1990年代後半から、東京の新スポットとしても急速に開けており、下町情緒と近代的な再開発地域の同居する街並みへと変貌した。臨海副都心部には埋立地が多く、ゴミ埋立て「東京ゴミ戦争」で有名な夢の島や青海、有明などは観光地区としても賑わっている。また、臨海部にある湾岸地域は港区、江戸川区と海岸線を連ねてつながっており、台場や東京ディズニーリゾートへの交通の便が良い。なお、東日本大震災の際に、一部液状化した地区もあり、団地が浮き上がったり、道路など地面が沈み込んだ地区もあるが、2014年現在、簡易な補修または放置されている場所もある。面積は39.94km²。ただしこの数字には大田区と帰属係争中の中央防波堤地区は含んでいない。区の臨海方面にあるかつてのゴミ埋立地である夢の島一帯は大規模な公園が作られ、市街開発にあたって並木や草木が大量に植えられ、東京23区内とは思えないほどの緑の多い地域となっている。また、大島から木場にかけて再開発で市街整備され、大型公園や歩道の増強により緑地環境が増やされた。一方で、錦糸町・亀戸副都心には大規模な公園が無いので、緑地地域が減少傾向にある。また臨海副都心方面はオフィス街が連なっており、緑地地域は少ない。しかし南砂や大島、深川等の下町や住宅街には緑地地域が整備され、マンション内や商店街にいくつかの公園が点在し、イチョウや柳などの樹木も多く植えられている。「江東」の区名は、隅田川の東に位置するという地理的な意味から、辰巳区、東区、永代区などの候補の中から選ばれた。1947年(昭和22年)2月21日城東区会で、2月25日に深川区会で議決された。江東区の「江」は深川、「東」は城東の意味も含んでいる。しかし、江東の地名はこの時初めて使われたものではない。すでに古くは江戸時代から使用されており、当時の江東という地域は、本所地区または深川地区を指す意味と、広く隅田川の東部を指す意味があった。江東区は深川地区・城東地区の44個の町からなる。現在でも海岸隣接地域の埋立により、区の面積が増え続けている。※ 詳細な区分になると計9区分江東区では、区が主要と位置づける地域を都市核として指定している。区の長期基本計画によると、都市核と指定された地域は以下の6つである。江東区は、足立ナンバー(東京運輸支局)を割り当てられており、『23区東部』の地域と一致する。地上一般放送局の免許を受け36chにより区内の6ヶ所でワンセグエリア放送を実施している。平成20年度当初予算規模 東日本旅客鉄道(JR東日本)江東区では亀戸 - 新木場間にLRTを運行する構想があった。これは亀戸駅 - 南砂町駅を高架とし、以南は明治通り沿いの都有地などに線路を敷くとするプランと、亀戸 - 南砂付近までは総武本線(越中島支線・上記参照)を使用し、以南は同じく明治通り沿いの都有地などに線路を敷くという2つのプランで計画された。しかし、収支の見通しが明るくないこと、および新木場駅付近での国道357号との平面交差の問題など、課題が多く見られたため、2003年(平成15年)12月に「長期的構想」として位置づけられることになり、現在は棚上げ状態にある。このほか山崎江東区長は汐留より築地、豊洲、を経て国際展示場付近に至るロープウェイの導入を構想している。江東区により、以下の図書館が運営されている。図書館業務の一部は、民間へ委託されている。※中高一貫校は高校に記す
出典:wikipedia
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