『おじゃる丸』(おじゃるまる)()は、NHK Eテレで1998年10月5日から放送されているテレビアニメ作品および同作の主人公の名前である。NHKの初のデジタル制作アニメ。2007年4月2日から完全ハイビジョン放送。NHKオリジナルアニメの第3作目で、この放送枠では『はりもぐハーリー』(1996年8月 - 1997年6月・全140話)以来のオリジナル。2009年10月2日までと2010年5月31日からは、月曜日 - 金曜日の週5回。2009年10月5日から23日までの休止をはさんで、2009年10月26日から、月曜日 - 木曜日の週4回で再開。当初、金曜日は「休止」と発表されていたが、公式サイトなどは「月〜木」に切り替わっている。2010年5月31日にて「月〜金」の放送に戻った。2015年1月7日より水曜日 - 金曜日の週3回に変更された。放送時刻はしばしば変更されるが、現在は18:00–18:10である。原案者犬丸りんは、2006年9月10日に亡くなったが「今後も放送を続けてほしい」という要望が、ブログや掲示板等に多数寄せられた。そして以降も予定変更などはなく放送は続くことが決まった。翌日の放送「星野対オジャマール」(再放送)ではテロップなどは表示されなかった。第9シリーズ第86話~第88話は、原案者の死を惜しんで製作されたものである。毎年度90話(週5話計算で18週=約4ヶ月、週4話計算で22.5週=約5ヶ月分)新作が制作され、これをシリーズとしてまとめる。年90回の新作の放送以外は、過去のシーズンを再放送する。話数はシリーズごとにリセットされ、毎シリーズ第1話から第90話まで数える(ただし以下では必要に応じ通し話数を併用する)。原則として、各シリーズは前後45話ずつの2回に分けて放送され、前半は4月頭ごろから6月上旬ごろ、後半は10月頭から12月上旬ごろまで放送される。ただし、以下のシリーズは例外である。2001年4月2日放送分より放送開始時からおじゃる丸の役を務めていた小西寛子が役を降板した。西村ちなみが後任となり、現在に至る。2009年4月10日放送分でレギュラー放送1000回を達成した。第12シーズン後半(第1036話 - 第1080話)から、週4回放送になっているため、放送期間が延びている。なお、第3シーズン(第181話 - 第270話)からは各話の初回放送日を公式サイトで確認できる。第15シリーズ(第1259話 - 第1348話)は前半を40話まで放送してから再放送をし、2012年7月23日 - 7月27日の放送は、ロンドンオリンピックを題材にした話(ロンドン・ウィーク)を放送した。第15シリーズ第76話(第1334話)、第15シリーズ第77話(第1335話)は「おじゃる丸15th 忍たま乱太郎20th 記念企画」としてコラボしている(但し、忍たま乱太郎の登場人物が出演したというわけではなく、子鬼トリオ達がパロディネタを披露した程度)。同じ放送日の忍たま乱太郎でも同じ企画が行われた。第17シリーズ(第1419話 - 第1488話)は前半を35話まで放送してから再放送をし、2014年7月21日 - 7月25日の放送は、長編「まったり真夏の大ぼうけん 消えたおじゃる丸」を放送した。第19シリーズ(第1552話 - )は前半を30話まで放送してから再放送をし、2016年8月24日 - 8月27日の放送は、夏をテーマにした新作を放送した。2002年度までは朝7時台に放送され、夕方17時台に再放送されていた。2003年度からは朝の放送はなくなり、夕方17時台または18時台の放送が本放送となった。正確な放送時刻は年度により微妙に異なる。高校野球期間中は、野球中継が18時以降まで延長されたら(ほとんどの日は延長となる)、休止または繰り下げ。2009年10月5日 - 23日は、人形劇『連続人形活劇 新・三銃士』放送のため、放送を休止。それ以降は新・三銃士終了まで毎週金曜日が休止となる。2014年3月10日 - 21日と2015年1月5日 - の毎週月曜・火曜は、アニメ『わしも』放送のため、放送が休止。前者の期間は次番組の「忍たま乱太郎」もアニメ『ナンダカベロニカ』放送により休止となった。1999–2005年度は、土曜日・日曜日のほぼ同じ時間に、以前のシリーズの再放送をしていた。2008年度からは、日曜日の17:50–18:00に再放送をするようになった。2009年3月31日より、毎週火曜 - 金曜の19:50 - 20:00に、BSハイビジョンでも過去のシリーズの再放送をすることになった。2007年4月2日から地上デジタル放送ではハイビジョンでの放送になったが、実際には2002年に制作された第5シリーズからハイビジョンで制作されており、2007年3月まではサイドカットで放送されていた。地上アナログ放送では多少左右を切った上、上下に少し黒枠を加えている(14:9レターボックス。2010年度より16:9)。その後、字幕放送を開始(おじゃる丸の台詞は黄色、それ以外のキャラクターの台詞は白で表示される)。基本的に1話(10分)完結で、まれに続き物もある。現代の月光町に、千年前(平安時代)のヘイアンチョウ妖精界の貴族の子で、自称やんごとなき雅なお子様、おじゃる丸がやってきた。おじゃる丸は月光町の男の子カズマの家に居候を始める。また、ひょんなことからおじゃる丸が持って来てしまったエンマ大王のシャク(笏)を取り返すために、エンマ大王の子分の子鬼トリオ(アオベエ、アカネ、キスケ)がやって来て、月光町は今日も愉快な騒動が起こる。まれに、おじゃる丸のキャラクターを使用した昔話や童話のパロディ(例えば、「デカブ(大きなかぶ)」「おじゃカニ合戦(さるかに合戦)」「おじゃずきん(赤ずきん)」「おじゃデレラ(シンデレラ)」「おじゃ休さん(一休さん)」「おじゃごくう(孫悟空)」、「おじゃ島太郎(浦島太郎)」。また、「おじゃる様」のように「水戸黄門」がベースとなっている話など、様々な話がある)が、放送される。昔話のパロディが、第9シリーズ第18話(第738話)から、毎週水曜日に一時期放送されていた。昔話のパロディ以外にも、「刑事おじゃるンボ(刑事コロンボ)」や、「ソナタの冬(冬のソナタ)」「宇宙家族田村さん(宇宙家族ロビンソン)」といった外国のテレビドラマのパロディもあった。タイトルが何かのパロディになっているものには、「今そこにある金(今そこにある危機)」「ウシの惑星(猿の惑星)」「牛車でモー(電車でGO!)」「やっぱりカズマは犬がダメ(やっぱり猫が好き)」「テニスのおじゃる様(テニスの王子様)」「貧ちゃん ちっちゃいものクラブやめるってよ(桐島、部活やめるってよ)」「おじゃるウォッチ(妖怪ウォッチ)」があり、NHKの番組のパロディには「川上さんNEO(サラリーマンNEO)」「愛ちゃんのプロジェクトP(プロジェクトX)」がある。これらパロディ作品には毎回スタッフとして小華和ためおが必ず参加する。ここでは公式サイト「スタッフ&キャスト」に掲載されているキャラクターのみを記す。渡辺はじめとたなかかずやは、 かつて現在と同じ時間に、2004年10月5日–2005年3月29日までテレビ東京で放送していた『スクールランブル』でも関わっていたため、10分間のみではあるが、二重参加していた。オープニングテーマの時間は、約1分30秒であるが、エンディングテーマは、約1分である。エンディングテーマは、第2〜9・16・19シリーズ(第91話-第810話・第1349話-第1418話・第1552話-)は、声優陣が歌っている。オープニングは放送開始時から第10シリーズ(第811-900話)まで変わっていなかったが、第11〜15シリーズ(第901-1348話)では10年目記念スペシャルのテーマ曲だった「夢人」に変更された。また、エンディングテーマはシリーズごとに変更されている。以前のシリーズの再放送をする場合は、多くは当時のエンディングテーマが流れる(例外あり)。エンディングテーマの最後に、必ず全国の視聴者からの「おじゃる丸」のイラストが紹介された後、川上さん(キャラクター。おじゃる丸の登場人物一覧を参照)が走るアニメーションを流している。また、次年度から放送時間が変更になる場合は、新しい放送時間をテロップ表示する。原案の犬丸りんによるコミック版がNHK出版より刊行されている。また、一時期小学館の少女漫画雑誌「ちゃお」にコミカライズ(4コマ漫画)が連載されていたことや、井原裕士による劇場版のコミカライズが刊行されたこともある。これ以外に、ソフトバンクパブリッシングからも単行本が6巻まで発売されており、その他、集英社の最強ジャンプでも漫画化された(作画:江尻立真)。劇団飛行船で舞台化されたことがある。キャラクターを演じる際、アニメ版での声優陣が着ぐるみの中に入った。VHSは日本クラウンより、1998年12月16日から2003年8月22日にかけて発売された。2010年、子供向けの著作権学習教材として、日本著作権センターから「コミックでわかる著作権 おじゃる丸 ヘイアンチョウみやびなお子様学芸大会」が発行された。ちなみに無料。
出典:wikipedia
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