『キャットルーキー』は、丹羽啓介による野球漫画。1993年5月増刊号から2003年3月増刊号まで『少年サンデー超(スーパー)増刊』で連載されていた。単行本全26巻。2010年7月現在コミックパークのオンデマンド版が入手可能である。日本のプロ野球パ・リーグが舞台(チーム名などは架空のものに変えられている)。パ・リーグの実在選手らをモデルとした登場人物も数多く登場する。作品は三部構成で、基本的にペナントレースの一年間を各部で描いている。第一部(単行本1巻)が「雄根小太郎編」、第二部(同2 - 16巻)が「四方二三矢編」、第三部(同17 - 26巻)が「寅島・三ヶ月編」となっており、架空球団トム・キャッツに入団したルーキーがそれぞれの部の主人公となる。なお、各主人公たちはそれぞれネコに関する名前や特徴を持っている。大和トム・キャッツのドラフト1位ルーキー雄根小太郎は、剛速球を投げる実力がありながら極度の気分屋という性格が災いして勝星を上げることができないでいた。不調の原因は、想いを寄せる女子アナ・仲井穂積と高校時代からのライバル・清本天馬の熱愛報道。だが、ふとしたことから雄根は、仲井がかつて自分と同じ高校の放送部員であり、その頃から自分のファンだったことを知って自信を取り戻す。しかし仲井は研修のためアメリカに旅立ってしまうのだった……。経営難のために身売りの噂が絶えないトム・キャッツであったが、ある日選手たちに告げられたのは身売りどころか今季限りでのチーム解散・消滅だった。優勝すれば解散を撤回させられると考えた雄根は、テレビの生放送で優勝できなければ引退すると宣言、自らを追い込む。雄根の心意気に動かされ、チームは一丸となって快進撃を開始する。しかし、南部ペガサスの放った刺客・デーモスの打球によって雄根は負傷し、戦線離脱を余儀なくされてしまう。果たして雄根はトム・キャッツを優勝させることができるのか……?第一部終了直後のシーズンオフ、トム・キャッツ二軍秋季キャンプを訪れる小柄な青年の姿があった。その青年・四方二三矢は二軍監督の水原に自らの並外れた集中力をアピールする。リハビリのためにキャンプに参加していた雄根がテスト相手を買って出た。雄根の剛速球を四方は鋭いスイングと共にライトポール際に叩き込む。しかし、ファウルと判定された上に、この一振りによって筋肉を傷めた四方はあえなく三振してしまう。敗れて納得の表情を見せる四方だったが雄根は入団を薦め、水原も同意する。やがて四方はその集中力を武器に大活躍することになる……。第二部から1年後の夏の甲子園、東東京代表・浅草寺高校対高知代表・桂浜高校戦のスタンドにトム・キャッツのスカウト・無田の姿があった。司令塔となる捕手の獲得を水原監督から依頼された無田は、無名の浅草寺を甲子園出場に導いた主将の寅島球地に白羽の矢を立てていたのだった。一方の桂浜はエースの負傷により控え投手の三ヶ月心が登板、そのカーブの変化の鋭さに寅島は強い印象を受ける。甲子園閉幕後、寅島は無田から正式にドラフト指名の挨拶を受けた。進学を理由に一度は断った寅島だが、三ヶ月のカーブが忘れられず、三ヶ月を一緒に指名するという条件で入団を承諾する。そして自ら三ヶ月を説得するために無田と共に高知に向かった寅島は、桂浜主将の坂本から三ヶ月の抱える事情を知らされる……。モデルは当時の近鉄バファローズ。第1部では赤字により消滅の危機にあったが、リーグ優勝する活躍により黒字経営に戻り、危機を脱する。12球団中唯一、日本一になったことがなかったが、第3部で達成することになる。親会社は「オスネコヤマト」という運送業(ヤマト運輸がモデル)。なお連載終了後ではあるが、2005年3月に近鉄バファローズはオリックス・ブルーウェーブに統合されオリックス・バファローズとなり、第1部で描かれた「身売りではなく球団消滅」に近い形となってしまった。モデルは西武ライオンズ。豊富な戦力を持つリーグ最強チームとして描かれている。モデルは当時の福岡ダイエーホークス。前身の東海イーグルス(モデルは南海ホークス)を巨大企業ダイオーグループ(モデルはダイエー)が買収して誕生。モデルは当時のオリックス・ブルーウェーブ。モデルは当時の日本ハムファイターズ。モデルは千葉ロッテマリーンズ。基本的にオールスターゲームのエピソードにのみ登場する。
出典:wikipedia
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