ひろしまフラワーフェスティバル()は、広島県広島市平和大通り及び平和記念公園周辺をメイン会場に、毎年5月3日から5日まで開催される祭りである。動員数は毎年160万人を越え、「博多どんたく」などと並び、ゴールデンウィーク中の日本の祭りの中で最大級の動員数である。1975年に、平和大通りにて広島東洋カープのセントラル・リーグ優勝パレードが行われ、当時としては驚異的な30万人を動員。これに後押しされ、既に平和大通り一帯を会場にした新しい祭りの構想を練っていた中国新聞社が中心となり商工会や市側と折衝を重ね、1977年に初開催。3日間で計125万人を集めて大成功を収めた。開催当初よりミスフラワーを3人選び、祭りに花を添えている。1991年以降より、ミス・コンテスト批判の高まりよりフラワークイーンに名称を改めている。新聞などではFFと略される。地元民はフラワーと略すこともある。また、広島電鉄の路面電車によるラッピング車両が広島市内を走る。主催団体の1つである中国新聞紙面上でも特集記事が組まれ、他紙が5月6日を新聞休刊日にしている場合も、新聞を発行している。祭りのメインは、開催当初から5月3日の花車(祭りの当初は山車と呼ばれていた)と市民の行進である総合パレードと、2002年より行われている5月5日のきんさいが主な行事になる。3日の11時に、花の塔に点火して祭りが開始。平和大通り沿いに多くのステージが設置され、主催者が呼ぶスペシャルゲスト以外にも、多くの有名人がステージに立っている。また、パレードのない時間帯には平和大通りは歩行者天国になる。パレードは、平和大通りの田中町から平和記念公園前まで行っている。2002年まで5月5日にはこどもの日パレードが行われ、2002年はこどもの日パレードときんさいが両方行われた。2003年からはパレードは1日になり、企業・一般団体と子供団体が一緒に歩く形になった。2008年より、5月3日の総合パレードで、これまでの花ぐるまパレードにあわせて、折りづるみこし連も行われている。2002年より、5月5日にはきんさいが行われている。11時からの平和大通りを練り歩きながらの演舞と、パレード後に平和記念公園に設置されたカーネーションステージでの演舞に分かれ、審査している。演舞の際は鳴子を使用することを求められ、使用しない場合は減点対象になる。きんさいで使われる曲は、きんさい用にアレンジされた花ぐるま「ひろしまきんさい花ぐるま」、「ひろしま鳴子踊り花ぐるま」の他、オリジナル曲の使用もできる。2008年から、参加団体の増加により、大通りを2つに分ける形にグループ分けをしてパレードするようになった。2014年からは、スタートからゴールまでの約1.2kmを流し踊りの形で演舞をするようになった。広島東洋カープの若手2軍選手がトークショーを開催することが恒例行事となっている。毎年フラワーフェスティバル会場内に「マツダZoom-Zoomひろば」が設置され、フラワーフェスティバル限定のカープグッズも多く販売している。しかし、直筆サイングッズに関しては当日販売対象分の購入整理券を配布しなければならない程購入希望者が多く、限定グッズの入手は大変困難である。平和大通り沿い及び協賛会場に約30のステージが開設され、歌手が歌ったりしている。ステージには花の名前が付けられていて、「○○(花の名前)ステージ」と呼ばれている。メインステージは平和記念公園内の「カーネーションステージ」。祭りが始まった当初より、平和大通り及び平和記念公園周辺をメイン会場にし、市内各所で開催されている。2000年頃より、協賛会場として、NTTクレド、紙屋町シャレオ、広島県庁舎、広島城、エールエール地下広場、アルパーク、フレスタモールカジル横川、ゆめタウン広島などでも行われている。開催当初より、3つのテーマを上げている。また、毎年市民から公募した年ごとのテーマを上げている。花ぐるま(歌:芹洋子、作詞:滝田常晴、作曲:小椋佳、編曲:高田弘)が代表的な公式テーマ曲である。第3回のフラワー歌手に芹洋子が選ばれた時に「フラワー賛歌」として使用開始し、会場内やテレビ・ラジオCMなどで多く使われ、公式パンフレットにも歌詞が掲載され、開会セレモニーの時にフラワー歌手などが歌うのが恒例行事になっている。芹洋子は第3回以降も第4回及び第9回にも唯一、フラワー歌手に3回選ばれている。ノーマルバージョンのほか、バージョンなども存在し、2010年には神園さやかのカバー版がFF公式CDとして、他の公式ソングと合わせて発表された。また、広島市近郊の防災用緊急放送用サイレンで、ワンフレーズだけ午後6時になると時報として鳴らしている。その他、初回フラワー歌手の、フラワー・フェスティバル(歌:佐良直美、作詞:西川好次郎、作曲:小林亜星、編曲:竜崎孝路)が最初のテーマ曲として使われ、その他初回にフラワー音頭(作詞:岡本淳二、作曲:小林亜星、編曲:竜崎孝路)、第3回の花ぐるまのカップリングの花の想い(歌:芹洋子)、10回記念に作られた花たちの扉(歌:ジュディ・オング、作詞:来生えつこ、作曲:村下孝蔵。その後、村下自身が別の歌詞を付け『かすみ草』のタイトルでアルバム『かざぐるま』に収録している)、近年では青春は輝いて(歌:神園さやか)などもある。フラワーフェスティバルでは2006年以降、大会主催者が複数組のFFスペシャルゲストを呼んでいる。呼ばれた歌手は、メインステージなどで歌を披露したりしている。また、2006年以降FFゲストも呼んでいる。フラワー歌手が廃止後は、主に地元に縁のある歌手がオープニングセレモニーで花ぐるまを歌っている。2005年までは、フラワー歌手が一組呼ばれ、5月3日のオープニングセレモニーの時に花ぐるまを歌い、同日のパレード終了後にメインステージで、歌謡ステージが披露されていた。1987年の中山美穂の時は大騒動になり、歌謡ステージが中止になった。祭りの主催は「ひろしまフラワーフェスティバル実行委員会」が行い、企画実施本部は中国新聞社(広島本社)内部に位置している。主催団体に参加する団体・企業は、広島祭委員会・広島市・広島県・広島商工会議所・広島青年会議所・広島観光コンベンションビューロー・広島市商店街連合会・中国新聞社・中国放送で構成されている。また、広島県教育委員会・広島市教育委員会・ヒロシマ平和創造基金・広島国際文化財団・広島県観光連盟・NHK広島放送局・広島テレビ放送・広島ホームテレビ・テレビ新広島・広島エフエム放送が後援に連ねている。ひろしまフラワーフェスティバル実行委員会に所属するRCCテレビでは初日のフラワーパレードを生中継している(5月3日が土曜に重なる年は『王様のブランチ』が、日曜に重なる年は『サンデージャポン』が休止となる。近年は前者は2014年が、後者は2009年と2015年が該当。それ以外の曜日に重なる年は、『ひるおび!』を13:55からの録画時差ネット、『イマなまっ!』等を休止とする)。また5月5日の「きんさいYOSAKOI」も放送する(2016年は13:55 - 15:50の時間帯で放送)。時期的に三日のうち高い確率で雨が降り、三日とも晴れるのは稀であるとする「雨のジンクス」(都市伝説)がある。しかし、大会主催発表では必ずしもそうとは言えない。観覧者の数は、開催当初より120万人を超え、この120万人を切ったことはない。天気及び観覧者数は、2014FF公式写真集および公式サイトを参考にした
出典:wikipedia
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