『スーパーボンバーマン3』は、1995年4月28日にハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)から発売されたアクションゲーム。スーパーファミコンのボンバーマンシリーズ第3作目。これまでのスーパーファミコン版ボンバーマンは、そのグラフィック・世界観・キャラクター・サウンドが当時並行して発売していたPCエンジン版シリーズとはかなり異なっていた。それが今作では、いずれの点でもPCエンジン版シリーズの要素を強く取り入れている。そのため、これまでのスーパーファミコン版シリーズとはやや異なる雰囲気がある。そして両方の良い所を取り入れた結果、これまでのPCエンジン版とスーパーファミコン版のシリーズがこの作品で融合した形となった。そのため本作品はストーリーも、PCエンジン版『ボンバーマン'94』とスーパーファミコン版『スーパーボンバーマン2』両方の続編という位置付けである。『'94』で一度は敗れたプロフェッサー・バグラーが、再び侵略活動を開始した。バグラーは『2』でボンバーマンに倒された凶悪ボンバー五人衆を蘇らせ、自分の部下にする。そして5つの星にあるコンピュータチップを奪いそれらの星を征服した。ボンバーマンは緊急事態の知らせを受け、これら5つの星の奪還に向かう。ボンバーマンを操作し、数々のステージをクリアしていくゲーム。全6ステージで、ひとつのステージにつき4つのエリア(ステージ6は1エリアだが7パートある)と、最後にはボスキャラとの対決ステージが待ちうけている。ステージ5までの各エリアは1つから4つのパートに分かれており、後半のエリアほどゴールまでの道のりが長くなる。今作では一度クリアしたステージ、エリアは自由にプレイできるようになった。出現アイテムは決まっているため(ただしどの色のルーイが出るかは分からない)、特定のアイテムを取りに以前のステージに戻る、と言ったことも可能。ただし、各ステージのボスは1度しか戦えず、ステージ6が登場すると他のステージには行けなくなる。なお今回はエリア内のすべての敵を倒す必要はなく、エリアに点在する「コアメカ」をすべて破壊すると、ゴールおよび次のパートに進むことができる。コアメカは固定されたものと移動するもの(コアメカウォーカー)がある。なお、一度クリアしたエリアではコアメカが破壊された状態から始まるため、改めて壊す必要がなくなる。また、ゴールまたは次のパートの門に爆風を当てても敵が復活することはない。爆弾の爆風に当たる、敵や攻撃トラップに触れる等でミスとなり、残機が減りそのパートの最初からやり直し(2人プレイではどちらかが生き残っていれば続行できる)。さらにファイアーアップ・ボムアップ・スピードアップ以外のアイテムの効果がなくなってしまう。残機がなくなるとゲームオーバー。コンティニューができるほか、表示されるパスワードを入力することで、続きから遊ぶことができる。ただし装備はすべてなくなる。残機は1UPアイテムを取るか、スコア(得点)が一定値以上になるごとに増える。また、ボス戦にも時間制限が設定された。『スーパーボンバーマン』以来の2人同時プレイが可能。1Pは白ボン、2Pは黒ボンを操作する。1人プレイ時にスタートボタンで、残機を1減らして乱入できる。残機は2人で共有制のため、残機が残っていないと乱入できない。また、「スーパー」シリーズにおいて、本作からボンバーマンの初期火力が1から2に上昇している。火力が上がったことにより、特に序盤のステージにおいて相対的に時間切れなどのタイムロスが緩和されている。ある隠しパスワードを入れることによって、フルパワー状態でのスタートや、敵の耐久力が上昇しているハードモードのプレイが可能になる。スタート時に少しの間だけ、無敵時間がある(他のシリーズでも同じ)。※は5で再登場している敵キャラ。マグネットボンバーが送り込まれた、水と緑の星。特に派手な仕掛けの無い、いかにも序盤といった位置づけ。一部のステージにある吊り橋は爆弾が置けず、爆風も届かない。BGMは『スーパーボンバーマン』ステージ1のアレンジ版。ゴーレムボンバーが送り込まれた、高温の溶岩の星。一部エリアでは火山が噴火して火の玉をランダムに落とす(当たるとダメージ、爆弾は誘爆)他、トロッコが敷かれている箇所もあり、それでソフトブロックを壊したり敵を轢いたりできる。BGMは『スーパーボンバーマン』ステージ2のアレンジ版。プリティボンバーが送り込まれた海洋の星。一対の渦潮の間に入ると高速移動させられる(一方通行)。放置すると厄介な敵が数種類いる。BGMは『スーパーボンバーマン』ステージ3のアレンジ版。ブレインボンバーが送り込まれた砂の星。流砂や蟻地獄(ワープ)がある他、ピラミッドの穴から飛び出す蛇「ニョロリン」に触れるとダメージを受ける。このニョロリンは爆風を当てても倒せない。BGMは『ボンバーマン'93』デューンスターのリメイク。プラズマボンバーが送り込まれた雪の星。前作のような地雷こそないが、2度歩くと崩れる足場がある。かまくらの中に置かれた爆弾は火力が最大になり、雪玉を爆破すると転がって敵を轢き倒すことができる。BGMは『ボンバーマン'93』クリスタルスターのリメイク。このステージが出現すると周囲の惑星はシップの砲台のターゲットにされ、この砲撃の危険に遭わないようにするため惑星ステージには戻れなくなる。ランダムに放電されるハードブロックの門や、ボンバーマンを確実に追い詰めてくる敵など、終盤にふさわしいステージである。エレベーターで昇りながら、最上階にいるバグラーの下を目指す。BGMは『ボンバーマン(FC版)』でアイテムを入手した時に流れる音楽のアレンジ。爆弾を使って他のボンバーマンを倒す、おなじみの対戦ゲーム。「スーパー」シリーズでは今作から最大5人で対戦できる。今回もシングルマッチかタッグマッチかを選択できる。シングルは自分以外の全員を倒せば勝ちの個人戦、タッグは2チームに分かれて対戦する。チームの振り分けは自由で、1vs4といった変則的な対戦も可能。COMの難易度は3段階(隠しパスワードでさらに2段階難しくできる)。ボンバーマンのほかにも、ワールドボンバーズとよばれる、世界各国から選抜された7人のボンバーマンが登場し、マイキャラとして使用することができる(ボンバーマンは日本代表のワールドボンバーとして参戦)。コンピューターが操作する場合、キャラによって行動パターンが異なる。後のシリーズではおなじみとなった「みそボン(みそっかすボンバー)」システムは、今回が初登場。ONにすると、プレッシャーブロック(時間になると降ってステージの面積を狭めるブロック)が降ってくる、制限時間の1分前(1分設定の場合40秒前)までにやられたプレイヤーでも、場外から爆弾を投げ入れて攻撃することができる。一度に投げられるのは1個だけで、それが爆発すると次を投げ入れることができる。また、前作では裏技扱いとなっていた「サドンデス」(プレッシャーブロックを途中で止めるか、最後まで降らせるか)をオプションから選択できるようになった。全部で10のステージが用意されており、それぞれ仕掛けなどが異なっている。また裏技として、特定のパスワードを入力することでステージの構成やプレイヤーの初期位置が変わったステージで遊ぶこともできる。バトルの優勝者(シングルマッチのみ)は前作のルーレットに変わり、ゴールにいるルーイめがけてサッカーボールを蹴ってアイテムを手に入れる"PKボンバー"をプレイできる。オプションでOFFに出来る他、隠しパスワードで前作同様ゴールデンボンバーにすることも可能。今作より、最後まで生き残ったプレイヤー(チーム)が決まると勝ちポーズを決めるようになったため、フェードアウトまで操作することができなくなった。また、今作ではプレイヤーが倒された際、そのプレイヤーが持っていたアイテムのうち、基本アイテムであるファイアーアップ・ボムアップのうち一部しかフィールドに出現しない。取扱説明書と公式ガイドブックで名称が異なるものがあり、以下では括弧内を公式ガイドブックのものとする。ドクロはバトルゲームのみで手に入り、取ると以下の様々な良くない症状が出る(どれになるかはランダム)。その状態で他のボンバーマンに触れると、ドクロの効果を移すことができる。何らかのアイテムを取ると解除できる。ドクロパネルはアイテムと違い爆風では消せないが、ボムキックやパワーグローブで飛ばした爆弾またはイエロールーイのブロックキックによって押し潰せば消すことができる。『ボンバーマン'94』にも登場したルーイが今作も登場している。ソフトブロックを破壊した時に出現する卵に乗ると、ルーイに乗ることができる。Yボタンを押すことで特殊能力が使える。爆弾の炎に巻き込まれたり敵の攻撃を受けても、ルーイを失うだけでボンバーマンは無傷で済む。「94」のピンクルーイのようなハズレはない。
出典:wikipedia
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