ヤム()、ヤムイモ、ヤム芋は、ヤマノイモ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属のうち塊根(芋)を食用とする種の総称。ヤマノイモ属には約600種が含まれるが、そのうち塊根を食用とするのは一部である。学名からディオスコレアともいう。日本では日本原産のヤマノイモ("D. japonica")がよく知られており、ヤム類を総称してヤマノイモと呼ぶこともある。アフリカ・熱帯アジア・ラテンアメリカ・西インド諸島にかけての広い地域で主食や根菜として栽培されている。アメリカ合衆国では、オレンジ色のサツマイモがヤムと混同され、頻繁にyamと呼ばれる。ヤム栽培の経験があった西アフリカ出身の奴隷が、ラテンアメリカから北アメリカに導入されていたサツマイモをヤムと呼んだのが原因らしい。さらに1930年代に行われた消費拡大キャンペーンにより、ヤムという誤った通称が定着してしまった。アングロアメリカでは、アフリカ系やラテンアメリカ系の食料品店を除けば真のヤムがほとんど流通していないため、ヤムとサツマイモの違いを知る者は稀である。ヤムとサツマイモを両方「Sweet Potato」と呼ぶ人も多い。スコットランドでは、ジャガイモもヤムと呼ばれる。ユリ目で有毒なアルカロイドを持つグロリオサと地下茎の形状が似ており、誤食による死亡事故が起きている。実際の栄養価は、栽培条件、生育環境、収穫時期、品種などで異なるため記載されている値は代表値である。
出典:wikipedia
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