羽田京急バス東京営業所(はねだけいきゅうバスとうきょうえいぎょうしょ)は、京浜急行バスの子会社である羽田京急バスの路線バスのうち、東京都品川区、大田区の京急本線・京急空港線沿線を中心とした路線と品川駅・横浜駅を発着する高速バスを所管する営業所である。京急空港線穴守稲荷駅に程近く、親会社である京浜急行バスの羽田営業所と隣接していた(2012年11月30日をもって京浜急行バス羽田営業所は閉鎖)。その他、穴守橋付近に高速バス車両を留め置けるスペースがあったが、2015年頃に閉鎖された。跡地には同じ京急グループの京急EXインが出店することが発表されている。自社路線の他に、親会社の京浜急行バスから路線の運行管理を受託しているが、将来は全ての路線を移管させることが計画されている。なお、車内放送は設立当時の会社名「京急バス」のまま変わっていない。羽田空港発着路線では車内放送や案内表示器で日本語のほか、英語による案内も行われている。営業所固有記号はNH(京浜急行バスからの運行委託車はH)を用いる。羽田営業所の閉鎖後、H表記車は運行委託車のみとなった。また、貸切・特定輸送の免許を取得していることから、貸切・特定登録された車両が配属されており、それらの営業所記号は 「SNH」「TNH」 となる。大森駅と羽田空港・羽田車庫を産業道路経由で結ぶ路線。京浜急行電鉄東京営業所時代の1950年(昭和25年)に運行を開始したとの記録があり、65年の歴史を有する。森11系統は早朝バス・深夜バスの路線で、早朝に大森駅東口発便が、深夜に羽田空港発便がそれぞれ運行される。基本的には森21系統と同じ経路で運行されるが、羽田空港国内線ターミナルが終着ではなく、羽田空港国際線ターミナルが終着となっている。深夜バス・早朝バスのため乗車には割増運賃が適用される。森21系統は大森駅東口から平和島駅・六間堀経由で羽田空港を結ぶ路線である。森11系統と異なり、日中時間帯も運行され、羽田空港国内線ターミナルを経由する。朝晩に入出庫便として羽田車庫発着の便が設定されている。森23系統は夜間に運行される大森駅東口から羽田車庫への入庫便である。森21系統とは異なり六間堀を経由せず、大鳥居交差点を左折して最短ルートで羽田車庫へ向かう。現在は羽田車庫発の便は設定されていない。なお京浜急行電鉄時代には、大森駅から先東急バスの大森線と似た経路で洗足池へ立ち寄り、そこから東急東横線・目蒲線(現・目黒線)の田園調布駅まで行く園11系統も存在し、1976年(昭和51年)までは東急との相互乗り入れも行われていた。同系統は1998年(平成10年)3月19日限りで廃止、大森駅 - 羽田空港の区間を森21系統と統合された。JR蒲田駅から環八通りと産業道路を経由し、羽田空港または羽田車庫へ至る路線である。この系統の歴史は戦前の京浜電気鉄道時代まで遡り、1930年(昭和5年)に蒲田駅と稲荷橋の間で営業を始め、翌1931年(昭和6年)には東京飛行場前まで延長されたという記録が残っている。戦争により一時休止されるが、京浜急行電鉄品川営業所時代の1950年(昭和25年)に再開され、現在まで続く路線の基礎ができた。羽田空港へ行く路線としては、後述する萩中経由の蒲40・41系統も存在しているが、蒲40・41系統が蒲田女子高・萩中を経由するのに対し、蒲30・31系統は南蒲田交差点から大鳥居まで環八通りを通行し、日の出通り・糀谷駅を経由、京急空港線と並行する。なお蒲31系統の一部便は六間堀・天空橋駅経由で羽田車庫発着となっている。また、大鳥居から環八通りをまっすぐ羽田車庫へ向かう蒲33系統も存在する。蒲30系統は2010年(平成22年)10月21日の国際線ターミナル開業に伴い新設された蒲田駅東口発着の早朝バス・深夜バスである。経路は蒲31系統とほぼ同一であるが、大森駅東口発着の森11系統と同じく、羽田空港国内線ターミナルへは向かわず、羽田空港国際線ターミナルが終着となっている。2012年2月25日には、蒲田駅発の全系統に対して、あやめ橋を経由するルートに変更、さらに2016年(平成28年)4月1日付で京急蒲田駅周辺の経路が変更され、蒲田駅方面は西口駅前広場、大鳥居方面は東口駅前広場を経由し、京急蒲田駅入口についても両方向とも停車するようになった(萩中線と六郷線は蒲田五丁目を経由し、あやめ橋と京急蒲田駅は経由しない)。蒲35系統は蒲田駅東口から糀谷駅・大鳥居を経由し東糀谷六丁目へ向かう路線。京急空港線の駅から離れる大田区東糀谷(旧・糀谷町4・5丁目)とJR・京急本線を結ぶ地域輸送、ANA訓練センターへの通勤輸送に特化している。東京営業所時代の1957年(昭和32年)に蒲田駅と羽田中学校の間で新設されたのが始まりで、1970年(昭和45年)の都営東糀谷六丁目アパート完成で利用者が増える。当時は六郷営業所所管だったが1973年(昭和48年)に大森営業所へ移管されて森ヶ崎線との共通運用が組まれた。2000年(平成12年)10月1日付けで京急バスに移管、森ヶ崎線と分離されて現在に至る。蒲40・蒲41系統は、JR蒲田駅から第一京浜・七辻通り・萩中を経由して羽田空港へ至る路線である。空港アクセス路線としても利用されるが、京急空港線の南側にある大田区南蒲田、東六郷、萩中、本羽田地区と蒲田駅を結ぶ地域輸送、またJCHO東京蒲田医療センター(旧・社会保険蒲田総合病院)へのアクセスを確保する病院輸送、さらには蒲田女子高校、都立つばさ総合高校(旧・都立羽田高校、羽田工業高校)への通学輸送、東京計器本社、永谷園技術開発センター(旧六郷工場)への通勤輸送といった、生活路線の意味合いも強い。なお、日ノ出通り・大鳥居・六間堀経由便とは異なり、蒲田警察署(蒲田駅行のみ停車)と蒲田郵便局前を経由し、京急蒲田駅は通らない。京浜急行電鉄羽田営業所時代の1962年(昭和37年)に開設され、蒲田駅発のみ京急蒲田駅を経由していた。しかし京急蒲田駅周辺の高架化工事進捗に伴う2012年2月25日実施のダイヤ改正で蒲田駅発も蒲田郵便局前を経由する経路変更が実施され、萩中を経由する全系統は京急蒲田駅を完全に通らなくなった。蒲40系統は1990年前半までは京浜急行羽田営業所時代に蒲田駅から川崎大師駅を結ぶ路線(正月三ケ日のみ運行)の系統番号であったため、現在の蒲40系統は2代目となる。2010年10月21日のダイヤ改正で、蒲43系統は大部分が蒲40系統にシフトされた上で大幅に減便され、蒲田駅発は平日ダイヤが夜間のみ、土休日ダイヤは朝と夜のみ、羽田車庫発は朝と夕方のみの運行に縮小された。この結果蒲43系統は荏原製作所本社、ヤマト運輸羽田クロノゲートへの通勤に使えなくなった。ちなみに、ヤマト羽田クロノゲートの北側にかつて存在した大谷重工業羽田工場(現・合同製鐵)への通勤も考慮されていなかった。蒲42系統は、平日朝の羽田整備場行と夜の蒲田駅行1往復のみである。蒲45系統は蒲田駅から萩中・産業道路駅を経由してJFE前へと至る路線で、羽田京急バス唯一の川崎市臨港地域への路線である。大田区内から日本鋼管京浜製鉄所(現・JFEスチール東日本製鉄所京浜地区)への通勤輸送を目的として戦後に開設されたもので、戦前に神奈川県内部分を走っていた同じ京急グループの海岸電気軌道(後の鶴見臨港鉄道軌道線)との直接の関係はない。京浜急行電鉄品川営業所時代の1949年(昭和24年)には既に大森駅と桜本の間に路線があったといわれるが、現在の形の基礎となるのは東京営業所時代の1957年(昭和32年)に運行を始めたものである。翌1958年(昭和33年)には川崎鶴見臨港バス浜川崎営業所の川25系統と組み合わさって、蒲田駅 - 大師橋 - 池上新田 - 日本鋼管 - 成就院前 - 川崎駅という長大路線になった。昭和30年代の全盛期には池上新田で川崎市電渡田線、トロリーバス水江線への接続運転を行い、昭和40年代前半には末端区間が休止された京急大師線の代替という役割もあった。そして、1970年(昭和45年)の大師線末端部正式廃止と同時に日本鋼管と川崎駅の間を廃止、京急単独に戻って現在の形になった。現在は平日朝夕に2往復運行するのみだが、JFE前での折り返しは共管時代の名残で臨港バス浜川崎営業所車庫内を利用して折り返す。JFE前での降車は臨港バス浜川崎営業所および川崎市バス転回場よりも大師橋寄りの降車専用停留所、乗車は臨港バス停留所ではなく川崎市バス川40系統のものを使用する。なお2004年までは蒲田駅から大師橋まで蒲45系統と同じルートで、そこから左折していすゞ自動車川崎工場前(現在の殿町停留所)まで行く蒲44系統も存在していた(後述)。蒲67系統は蒲田駅から大森警察を経由し、大森東五丁目へ向かう。京浜急行電鉄東京営業所時代の1957年(昭和32年)に蒲田駅と大森8丁目の間で開設された路線で、のちに大森営業所の担当となるが、2000年(平成12年)10月1日付けで蒲35、川76・77系統とともに京急バスに移管された。元は大森営業所の森27系統と同様に、東京ガス大森工場への通勤輸送を目的としていた。1987年(昭和62年)の工場閉鎖後は生活路線として存続する。蒲67系統の入出庫便として系統名は設定されていないものの、羽田車庫 - 大森東五丁目の路線も存在している。基本的に中型車での運行であるが、稀に中型ロング車(日野・レインボー)で運行されることがある。蒲田駅から蒲田本町を経由し、六郷神社・六郷橋・大師橋下・羽田車庫方面へ向かう路線群。南六郷二丁目団地や大田区蒲田本町、仲六郷の地域輸送、関西ペイント東京事業所やイワセ・エスタ東京本社などへの通勤輸送の他、都立つばさ総合高校への通学輸送、Olympic本羽田店、ホームセンターコーナン本羽田萩中店、オーケーストアサガン店・仲六郷店・南六郷店などへの買い物客輸送など多彩な役割を持つ。かつては、コーナン本羽田萩中店の場所にあった新家工業東京工場への通勤輸送も重要な地位を占めていた。蒲73系統は蒲田駅と羽田車庫を蒲田本町経由で運行する入出庫便。蒲74系統は蒲田駅と六郷橋・六郷神社を結ぶ路線、蒲75系統は蒲田駅と大師橋下を結ぶ路線となっている。いずれも蒲73系統と同経路で運行。原則として中型車(いすゞ・エルガミオまたは日野・レインボーHR)で運行される。蒲64系統は、京浜急行電鉄時代の1964年(昭和39年)から1973年(昭和48年)まで存在した六郷営業所への出入庫路線だったが雑色地区での迂回運転を行うために免許だけ存続させているもの。雑色商店街サマーフェスティバル(毎年8月)やさくらまつり(毎年3月)、六郷神社大祭、大田区花火の祭典などで活用される。花火の祭典終了後に運行される六郷橋→京急蒲田駅→蒲田駅東口行の臨時急行便も存在する。空51系統は川崎駅から六郷橋・六間堀を経由し羽田空港へと向かう路線。羽田空港国内線第1ターミナルが開業した1993年(平成5年)にリムジン扱いで新設された路線である。リムジン路線の時代は途中停留所はすべて通過だったが、2004年(平成16年)9月16日付で一般路線扱いに切り替えの上、羽田京急バス自社での運行となった。川崎市内を走行する京急バス一般路線としては最も本数が多く、かつ終日運行される唯一の系統である。入出庫便として羽田車庫発着の川77系統が一部時間帯に運行されている他、早朝に大師橋下発川崎駅行きの便が設定されている。川76系統は羽田特別出張所まで空51系統と同一で、そこから産業道路を北上して大鳥居、北糀谷を経て森ヶ崎に至る路線。京浜急行電鉄蒲田営業所時代の1960年(昭和35年)に運行を開始したもので、大田区本羽田・南六郷地区と川崎駅を結ぶ路線としては川76系統の方が古い。六郷営業所を経て1973年(昭和48年)に森ヶ崎線と統合されて大森営業所へ移り、2000年(平成12年)10月1日付で羽田京急バスの運行となった。その後は2004年(平成16年)の空51系統一般路線化でそちらにシフトしていき、現在は朝夕のみ少数便が運行されている。川77系統は大森営業所時代は大師橋下折返しだったが、京急バスへの移管時に羽田車庫へ延長され、現在はほとんどの便が羽田車庫発着となっているほか、復路に大師橋下発がある。なお空51系統は空港渡り運賃・東京都区内均一運賃・川崎市内均一運賃の運賃体系があるため、乗車バス停によっては、乗務員に降車地を申告しなければならない。空71循環線は、羽田空港国内線旅客ターミナル周辺の敷地内にある施設を循環していく完全な通勤路線。国際線ターミナルは経由しない。当初は羽田車庫から羽田駅(現・天空橋駅)を通り(旧)羽田空港ターミナルを循環する路線で、京急空港線の羽田駅から(旧)ターミナルへのアクセスのため1993年(平成5年)4月に新設された。その後も羽田空港国内線の第1ターミナルへの移転や東京モノレールの羽田空港駅(現・羽田空港第1ビル駅)延伸、第2旅客ターミナルの開業などを経て現在の形となった。現在も一部便が入出庫便として羽田車庫発着となっている。空72循環線は、新整備場地区の利便性向上のため新設されたもので運行本数は毎時1本。過去には、夜間に羽田車庫行きが新整備場地区を経由するのみだったが、日中も路線バスが運行されるようになった。2010年(平成22年)10月21日運行開始。蒲田駅と羽田空港を短時間で結ぶ路線で、蒲33系統と空71系統の羽田車庫発着便を組み合わせ、それらを直行化したもの。蒲田駅の乗り場はグランデュオ蒲田東館内の蒲田駅東口交番前に置かれ、蒲31、41系統などと独立した格好となった。大田区役所入口交差点を経由し、ほぼ全区間に渡り環八通りを走る。9月26日に京急本線下り線仮高架化に伴い環八通りの踏切が廃止されていたため、羽田空港行・蒲田駅行ともに踏切を通らない。この路線には京急リムジン塗装を施したノンステップバスが専属的に充てられているが、まれに一般車が代走する場合もある。蒲田駅 - 羽田空港内までで停車する停留所は大鳥居のみである。蒲95という系統番号は「空港」に由来する。運行間隔は夜の一部時間帯を除き、毎時2本の完全な30分間隔である。深夜早朝アクセスバスは、国土交通省の要請を受けて2014年(平成26年)10月から運行を開始したもので、蒲95系統を一旦蒲田駅に立ち寄った上で、川崎駅まで延長したものである。羽田空港発が午前1時台と2時台の2本、川崎駅発は午前3時台に1本設定されている。かつては国際線ターミナル始発で蒲95系統と同じルートで蒲田駅に向かい、武蔵新田駅や都立大学駅方面へ行く深夜バスも設定されていたが、短期間で廃止されている(後述)。無料連絡バスは羽田京急バスが日本空港ビルデングより受託運行しているもので、原則的に「東京空港ビルデング」「東京国際空港ターミナル株式会社」および「羽田京急バス」と表記のある、専用塗装の車両が使用される。(国内線ターミナル循環は白色、国際線ターミナル循環は緑色)一般塗装車による代走は、専用のステッカーを掲示して走る。2008年1月31日からは東京都および国土交通省の支援によりハイブリッドバスの運行が開始され、やはり専用塗装の三菱ふそう・エアロスターエコハイブリッドと日野・ブルーリボンシティハイブリッドが使用されている。それ以前は非ハイブリッドの三菱ふそう・エアロスターといすゞ・エルガが専用車となっていたが、これらはハイブリッド車導入により一般路線に転用された。このほか、日野・ブルーリボンシティのIPT(非接触充電式)ハイブリッドバスの試験走行が2008年2月15日から2月29日に行われた。なお、大きな荷物を持った乗客が利用することから、専用車はどの車両も座席が少なく、ホイールベース間の低床部分は座席が跳ね上げられ、荷物置き場や立席にしている。また利用客の多い場合は、第1・2ターミナルにおいて国際線ターミナルを発着する大循環と国内線ターミナルを循環する小循環に乗り場を分離、国際線ターミナルでは係員による整列乗車の誘導が行なわれる。2014年7月には、ブルーリボンシティハイブリッドノンステップバスが6台導入され、不調が続くエアロスターエコハイブリッドを置き換えた。この結果、無料連絡バス専用車はブルーリボンシティハイブリッドで統一された。2016年2月には新型ブルーリボンハイブリッドが1台、国際線循環用として導入された。2016年4月以降は女性ドライバーが専属で乗務している。川崎競馬場での競馬開催日のみ運行。施行者の神奈川県川崎競馬組合から補助を受けており、運賃は無料。一般路線バスの運賃は220円(IC運賃は216円)の東京都区内均一料金を適用する。また羽田空港内は220円(IC運賃は216円)均一。東京都区内や川崎市内との渡り乗車は280円(IC運賃は276円)、川崎均一区間は210円(IC運賃は206円)、蒲田駅東口 - 京急蒲田駅・蒲田郵便局前、蒲田警察署→蒲田駅東口、蒲田駅東口 - 京急蒲田駅入口間および羽田空港敷地内は100円(現金のみ)である。また、京浜急行バス大森営業所の所管路線も含めた都内一般路線が利用できる都内1日乗車券(500円)を発売している。ただし、1日乗車券での空港渡りは60円を支払う必要がある。空51、川76・77、蒲45の各系統で川崎市内にまたがって乗車する場合は、乗車全区間の運賃を支払わなければならない。全路線・全車両でPASMO、Suicaなど全国相互利用に対応した交通系ICカードが使用でき、無料連絡バスなど一部を除きバス特の対象にもなる。以下、BT はバスターミナルの略、以下、羽田空港への空港バス発着地を示す。東京駅線以外は京浜急行バスから運行委託されている。水戸・日立線以外はPASMO・Suicaなどの交通系ICカードが利用できる。京浜急行電鉄羽田営業所時代の1962年(昭和37年)に新設。1973年(昭和48年)の臨港バス蒲田撤退時にも廃止を免れた。蒲田駅から蒲45系統と川崎鶴見臨港バスの日出町線を合わせたルートでいすゞ自動車川崎工場まで運行された。京急バスへ移管後、同工場の閉鎖により2004年(平成16年)12月28日限りで廃止となった。2路線とも2010年(平成22年)10月の羽田空港国際線ターミナルオープンと同時に開設された。国際線ターミナル発のみの片道運行で大森駅および蒲田駅から東急バスのエリアまで乗り入れていたが、当初から利用者が低迷していたため2011年(平成23年)8月30日限りで廃止となった。蒲田シャトル(蒲95系統)専用の車両で運行されていた。1992年(平成4年)6月19日に開業。東京側は当初京浜急行電鉄大森営業所の運行だったが、2003年(平成15年)頃に羽田京急バスに移管され、2008年(平成20年)1月15日出発便をもって廃止となった。現在は西武観光バスと西日本JRバスが大宮・バスタ新宿・横浜YCAT - 大津 - 京都間をびわこドリーム号として運行している。羽田京急バス発足後の2003年(平成15年)7月18日、京浜急行電鉄羽田営業所の所管で開業。当初は京都深草は通過、横浜駅東口・京都駅前を経由しなかったが、2006年10月1日改正時に3停留所に停車するようになる。後に羽田京急バス自社の路線となるが、2008年(平成20年)4月18日限りで撤退。同時に西武バスが撤退した池袋 - 大阪線と統合、阪急バスの単独運行による池袋・品川・横浜 - 大阪線となる。品川・横浜地区発着分は京浜急行バス、池袋発着分は西武バスが予約・発券業務を継続して行っていた。阪急は品川バスターミナルに代えて渋谷マークシティと新宿高速バスターミナル(現・バスタ新宿)を経由する池袋・渋谷・新宿 - 大阪線へリニューアルすることになり、2012年(平成24年)5月31日限りで廃止。リニューアルの際に京王バス東が東京側の新たなパートナーとして参入している。横浜駅を経由していた分は阪急と京成バスが共同運行していた千葉・TDL・東京駅 - 大阪梅田・神戸線を停車させることで対応し、こちらは2015年(平成27年)4月1日から京成バス単独となって現在に至る。京浜急行電鉄羽田営業所時代の1990年(平成2年)3月に新設。2015年(平成23年)9月30日限りで撤退、両備ホールディングス単独運行となった。なお、東京側の予約業務は京浜急行バスが、運行支援業務は羽田京急バスが引き続き担当している。京浜急行電鉄大森営業所時代の1989年(平成元年)7月31日に開業。その後、京浜急行電鉄羽田営業所と京急観光バスを経て2008年(平成20年)3月15日から羽田京急バスの運行となる。2009年(平成21年)7月31日限りでJRバス関東が撤退、1ヵ月後の8月31日出発便限りで残る3社による共同運行を終了し、JRバス東北(2・3号)と弘南バス・羽田京急バス(1・4号)がそれぞれ別路線となる。そして2010年(平成22年)2月28日の1・4号の運行を最後に羽田京急バスが撤退。単独運行となる弘南バスは翌3月1日の出発便より愛称を「津輕号」に変更、ラ・フォーレ号としてはJRバス東北単独で継続され現在に至る。一般路線車は一時期4メーカー全てを擁していた時期があったが、UDトラックス製の中型ツーステップ車RM3台(2000年に能見台営業所から転入)が2009年3月までに全廃され、また最後まで残った三菱ふそう・エアロスターのNH6238号車(元ターミナル間無料連絡バス専用車)が2015年3月に特定登録に変更、TNH6238号車となったことにより、現在はジェイ・バス系(いすゞ・日野)の車両に統一されている。2016年4月現在では大型車・中型ロング車・中型車が在籍し、基本的にいすゞ(エルガとエルガミオ)が中心で、わずかに日野(レインボーHRとブルーリボンシティハイブリッド)という陣容になっており、全車がノンステップ車である。羽田営業所時代は大型車が三菱ふそう車に統一されていた時期があり、いすゞ大型車が再度配置されてからも多数派だったが徐々に数を減らし、前述のNH6238号車が2015年3月に特定登録に変更されたことにより一般路線用の三菱ふそう車は消滅している。大型車はいすゞ・エルガを主体にターミナル間無料連絡バスから転用された日野・ブルーリボンシティハイブリッドのNH3801号車が在籍する。エルガのうちNH2459号車はターミナル間無料連絡バスから転用の長尺車で、2016年2月には新型エルガ(NH2633号車。QKG-LV290N1)が導入された。なお、エルガのうちNH1071号車は当初の一般路線色からリムジン色に塗り変えられ、蒲95系統の予備車となっている(後述)。中型ロング車は日野・レインボーHR10.5M車で、2001年度から2004年度にかけて積極的に導入され、これに2006・2007年度の車と大森営業所から転入のNH4042号車を合わせて最盛期は16台を擁したが、経年除籍によりその数を減らし、一般路線用の大型車はエルガが過半数を占めるようになった。これらの大型車と中型ロング車は大森駅・蒲田駅・川崎駅から羽田空港・東糀谷・JFE方面の運用を中心に充当される。中型車はいすゞ・エルガミオを主体に、横浜営業所から転属の日野・レインボーHR9M車(NH4361号車)が1台在籍しており、蒲田駅から六郷橋・大森東方面および出入庫の関係で羽田車庫発着の蒲33・43系統などに用いられる。蒲田駅 - JFE線に充当される場合もある。一般路線向けの小型車は在籍していない。三菱ふそう・エアロスター4台(NH5077~5080号車)と予備車としていすゞ・エルガ1台(NH1071号車)の計5台が所属している。蒲95系統専用車として2010年に導入され、その他の路線に用いられている一般路線用車とは異なり、リムジン塗装(白地に赤帯)となっている。また、一般路線用の車両が代走する場合もある。室内は予備車となっているエルガを除き、座席がハイバックシートとなっている。羽田空港敷地内で運行するターミナル間無料連絡バス用の車両として日野・ブルーリボンシティハイブリッドおよび新型ブルーリボンハイブリッドが導入されている。かつては三菱ふそう・エアロスターエコハイブリッドやエアロスター、いすゞ・エルガなどの車両も運用についていたが、車両の置き換えや一般路線への転用などによりハイブリッド2車種に集約された。しかしエアロスターエコハイブリッドは不調が続いていたことからブルーリボンシティハイブリッドを増備のうえ置き換えた。これにより現在のターミナル間無料連絡バス専用車は日野製のハイブリッド車に統一されているが、一般路線用の車両が代走する場合もある。2016年2月には新型ブルーリボンハイブリッド(NH4632号車)が、国際線・国内線ターミナル循環専用車として導入され、これに伴いブルーリボンシティハイブリッドのうちNH3801号車が塗装変更のうえ一般路線に転用された。無料連絡バスのため、車内には運賃箱が設置されていない。また、空港内輸送用途のため大型の荷物に対応可能な荷物置き場が車内に設置されている。外装は「東京空港ビルデング」「東京国際空港ターミナル株式会社」および「羽田京急バス」と表記のある専用塗装で国内線ターミナル循環は白色、国際線・国内線ターミナル循環は緑色となっている。羽田空港・穴守稲荷駅周辺企業の送迎などで使用される貸切専用および特定車が所属している。2015年8月現在、特定車はかつて東扇島線などで使用された三菱ふそう・エアロスターワンステップ車や、当営業所唯一の小型車である日野・ポンチョ、一般路線用と同じいすゞ・エルガミオ、一般路線から転用された三菱ふそう・エアロスターノンステップ車(TNH6238号車)が在籍する。エアロスターワンステップ車以外はすべてノンステップ車で、エアロスターはヤマト運輸羽田クロノゲート、ポンチョとエルガミオはANAなどの契約輸送に充当される。貸切専用車は高速バスから転用された三菱ふそう・エアロクィーンや堀内営業所から転属した日野・レインボーHR10.5M車が在籍している。このほか三崎営業所から転属した三菱ふそう・エアロミディや元京急観光バスのいすゞ・先代ガーラも貸切車として在籍していたが、すでに廃車となっている。羽田空港発着の路線に用いられる。蒲95系統専用車と同じく白地に赤帯のリムジン塗装となっている。羽田京急バス所属の東京駅線専用車として日野・セレガRが在籍、NH3555号車は「ミシュラン・グリーンライナー」としてラッピングされている。H表記の運行委託車は三菱ふそう・エアロエースや三菱ふそう・エアロバス、日野・セレガ、いすゞ・初代ガーラなどがある。水戸駅・日立駅 - 羽田空港線はICカード利用不可となっている。トイレ付3列シートのスーパーハイデッカー車両が所属している。ビーム1号、シルフィード号、エディ号に使用される。車種は三菱ふそう車を中心に日野・セレガが在籍する。
出典:wikipedia
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