横須賀火力発電所(よこすかかりょくはつでんしょ)は神奈川県横須賀市久里浜9-2にある東京電力の石油火力発電所。1957年に建設を開始し、1960年に1号機が運転を開始、8号機までとガスタービン発電設備2基が建設された。運転開始当初は石炭専焼であったが、のちに石炭・石油混焼を経て石油専焼に転換した。燃料情勢の変化などにより5〜8号機と2号ガスタービンが2004年10月から長期計画停止(5号機以外は2005年夏季に再開するも同年10月に再度長期計画停止)となり、さらには老朽化に伴い1、2号機および2号ガスタービンが廃止された。2007年9月に柏崎刈羽原子力発電所停止による電力不足解消のため、7、8号機の運転を再開、一度廃止した2号ガスタービンを再稼働させたが、リーマンショック後の不況による電力需要の落ち込みや柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の再稼働を要因として、2010年4月に稼働していた全号機が長期計画停止となった。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と津波により複数の発電施設が被災し、電力供給力が大幅に低下したため、3、4号機と1、2号ガスタービンを同年7月までに再稼働させたが、被災火力発電所の復旧等により、2014年4月1日に3、4号機と1、2号ガスタービンは再び長期計画停止となった。2016年4月現在、老巧設備を最新設備に建て替える方向で検討されている(後述)。リプレース計画は、中部電力と包括提携で設立された共同出資会社JERAが、電源開発(Jパワー)と組み、建設・運営する計画。磯子火力発電所等、石炭火力が主力のJパワーのノウハウを生かし、商用化されている石炭火力で最も発電効率の高い超臨界圧方式を採用。石炭輸送でも国内の貯蔵施設と発電所間の運搬船を共同運用すれば、輸送費も削減できるメリットがある、としている。2016年4月22日には計画段階環境配慮書の送付及び縦覧が発表された。リプレース計画概要は、既存設備を廃止し、出力約65万kWの石炭火力を2基建設する。今回のリプレース計画により、横須賀火力発電所は、石油火力から高効率石炭火力へと新たに生まれ変わることとなる。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震と津波により複数の発電施設が被災し、電力供給力が大幅に低下したため、緊急設置電源が新設された。電力需給が逼迫した際に稼働していたが、被災火力発電所の復旧等により、2013年3月31日に3号系列が廃止、同年5月10日に5、6号系列が廃止され、当発電所の緊急設置電源は全廃された。横須賀線久里浜駅・京急久里浜線京急久里浜駅より野比海岸行き路線バス利用、「東電前」下車。完成当時、発電所としての総出力が世界最大であったため、地元商店街の和菓子屋から地元銘菓として「発電もなか」という名称で発電機を模した形状の最中が土産品として1970年代頃から販売され人気を集めたが、2008年に和菓子店が閉店したことに伴い販売終了となった。
出典:wikipedia
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