幌似駅(ほろにえき)は、北海道岩内郡共和町幌似にあった日本国有鉄道(国鉄)岩内線の駅(廃駅)である。電報略号はホニ。岩内線の廃線に伴い1985年(昭和60年)7月1日に廃駅となった。廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北側(岩内方面に向かって右手側)に存在した。かつては相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった駅舎と反対側の1線は、交換設備運用廃止後も側線として残っていた。但しプラットホームは撤去されていた。そのほか小沢方から駅舎側に分岐し駅舎東側のホーム切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線有していた。職員配置駅で、駅舎は構内の北側に位置しホーム中央部分に接していた。当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ポロ・イチャン」に由来する。イチャンとはサケやマスが卵を産む場所のことで、大きな「イチャン」があったことからポロ(大きい)イチャンと呼ばれていた。これが省略されて漢字を当てられ、「幌似」となった。らいでん西瓜や雷電メロンの畑が広がっていた。旧駅構内は共和町により「幌似鉄道記念公園」として整備されていた。駅舎、ホーム、駅名標、側線を含む線路など廃止当時の構内施設がそのまま残る形で保存されていた。駅舎内にはさよなら列車のヘッドマークや事務備品など岩内線関連資料が保存・展示され、貨物側線には旧型客車であるスハフ42形スハフ42 257と、それに連結してワフ29500形ワフ29587有蓋緩急車の2両が静態保存・展示されていた。その後、国道276号岩内共和道路の工事のため、公園全体が移動した。本物のホームと線路は撤去、貨物ホームも埋められ屋根と痕跡を残すのみとなっている。駅舎は移設され、ホームと線路は新造、保存車両も移動した。2011年(平成23年)時点で現存している。
出典:wikipedia
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