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ディアブロ2

『ディアブロ2』(Diablo II)は、『ディアブロ』の続編としてアメリカのBlizzard Northで開発され、Blizzard Entertainment社から2000年に発売された、PC用のハックアンドスラッシュ系アクションロールプレイングゲームである。日本では同年にカプコンから発売された。「剣と魔法」のファンタジー世界を背景とし、見下ろし型視点でマウス操作を多用するユーザインタフェース、ランダムに生成・配置されるダンジョンとアイテム、インターネット経由での協力・対戦プレイといった前作の特徴はそのままに、スピードやグラフィックスの向上、ゲーム内容の拡充といった改良が加えられている。Windows用とMacintosh用がある。2001年には拡張パック『Lord of Destruction』が発売された。前作で好評だったマップのランダム生成やほぼ無限種類の自動アイテム生成システムをさらに強化し、ゲームのスピードテンポやグラフィックが大幅に改良された。また本作はネットワーク接続によって複数のプレイヤーと同時に冒険・対戦を実現している。世界的に大ヒットした本作であるが、日本での認識度は低い。これは発売当時のインターネットやパソコン本体の普及率、また海外ゲームそのものの認知度の低さなどが要因と考えられる。ゲームの最終目的は最終ボスである魔王ディアブロの討伐だが、それ以外にも「より魅力的なアイテムの探索」「異なる職業でのプレイ」「プレイスタイルの確立」などの遊び方がある。まずプレイヤーはゲーム開始時に5種から自分の職業を選ぶ。冒険で入手できるアイテムには多種多様な追加効果がランダムで付加されているので、自分に合ったより強力なアイテムを求めて何度もプレーしたり、獲得したアイテムを効果的に使用できる職業でゲームをやり直す、といった楽しみ方がある。また、レベルアップ時のボーナスで攻撃の指向性を変更できることから、同一職業ながら全く異なる戦法で戦うなど、その自由度と中毒性の高さから、今もなお全世界でプレーされ続けている古典的なネットゲームの一つである。アクションRPGの中でも完成度の高さは際立っており、MORPGの一つの完成形として後発された様々なジャンルのゲームに多大な影響を及ぼした。ゲームの形態としてはシングルプレーモードとマルチプレー(ネットワーク)モードをプレーできるが、他のゲームにみられる月額徴収形式やアイテム販売形式は一切無く、利用料金がパッケージ代のみというのも特徴的である。不具合改修、およびゲームバランスの改善、システムの追加にはパッチ(修正プログラム)をインターネット経由で適応させるが、本作ではリリースごとにゲームバランスが大きく改変されるのも特徴である。パッチリリースの度にこれまで最強とされてきた職業が一変して最弱になることも多々あり、パッチ毎に新たなプレイスタイルを確立するのも楽しみの一つとして捉えられている。本編と拡張パック『Lord of Destruction』で構成される。遅くとも2007年には契約期間の終了により本編・拡張パック共にカプコンからの日本正式発売とサポートは終了したが、英語版やその他海外言語版に限れば、現在でも世界的に在庫数が豊富なため、個人輸入や海外のゲームソフトを取り扱っている店舗やインターネット通販ならば比較的入手しやすい状態にある。日本語版に関しては、発売日に出荷されたものは、プレイディスクに高確率でプレス不良品が混じっており、ゲーム起動時のプロテクトチェックで必ず撥ねられる。これを理由に、発売直後から交換騒ぎとなった。まず2000年6月29日に英語版が米国で発売され、数日遅れの2000年7月1日に株式会社カプコンが代理店として日本語マニュアル版が日本でも発売された。その後、カプコンが日本語化した日本語版が2000年10月18日に登場した。CD-ROM 3枚組で、当時の価格は9800円。本編から約1年後の2001年6月29日に拡張パック『Lord of Destruction』が発売され、日本でも日本語・英語両対応でカプコンより発売された。CD-ROM 1枚で、当時の価格は5800円。拡張パックによる変更点は以降の記事にも記載されているが、本項で目立つ変更点の一部をまとめた。前作で勇者に倒された魔王ディアブロが、逆に自身を討伐した勇者の肉体を奪い、完全復活してしまう。プレイヤーはかつての勇者=魔王ディアブロを再び倒すため、5人の新たな勇者の中から一人を選び、邪悪な王を滅ぼす旅に出る。プレイヤーは激闘の末、ついに魔王を討ち取りその魂を「ソウルストーン」と呼ばれる魔石に封印し、、地獄の炉にてメフィストとディアブロのソウルストーンを粉砕して魔王の脅威をこの世から消し去った。しかし唯一生き残っていた末弟の魔王バールはマリウスが持ち出した自身のソウルストーンを奪い取って完全復活を果たした。バールは地獄の軍勢を率い、世界を統制する力を持つ宝珠「ワールドストーン」を狙ってバーバリアンの地・アリート山へと侵攻を開始する。ゲーム画面は3Dレンダリングされた画像を2D画像に変換した見下ろし型視点で繰り広げられ、ほとんどの操作をマウスで行う。敵をクリックすればそれを攻撃し、宝箱をクリックすればその宝箱を調べるといった具合である。移動には「歩く」と「走る」があり、走ったほうが素早い移動が出来るが「スタミナ」を消耗し、スタミナが無くなると回復まで走れなくなる。また走っている間は敵の攻撃を回避したり盾で防げる可能性が低下する事もあり、歩きと走りの使い分けは重要となる。また、後述する「スキル」について、クリックすると発動するものに関しては右クリックと左クリックでそれぞれ別のスキルを割り当てる事か可能である。さらにそれらスキルはキーボード等にショートカットを作り、右クリック、左クリックそれぞれに割り当てられたスキルをいつでも素早く変更することができるため(ただしキーボードから直接スキルを発動させることはできない)、すでにそれぞれのマウスボタンに割り当てられているスキル以外にも、別のスキルを素早く呼び出して発動可能となっている。本作の戦闘は、複数のスキルを素早く切り替えながら戦う事で多彩なコンボを生み出すことができるようになっており、上級の難易度ではこの操作の習得はほぼ必須である。前作にもあったベルトシステムも継承され進化した。画面中央下部には4つのスロットが用意されており、ベルト系の装備品で、高位のアイテムを身につけると縦にスロットが拡張される。通常、拡張されたスロット部分は隠されているがマウスをあてがうと開く。スロットは最大で4x4、つまり16個まで増える。スロットには回復アイテムの他に、街に戻る巻物とアイテムを鑑定する巻物なども収納しておける。対応するキーを押すか、表示されているアイコンをマウスで右クリックすることで使用し、対応するスロットの上にアイテムを入れてある場合、自動的に上のアイテムが補充される。ただし、左右のスロットや、手持ちの袋からは自動供給されない。拡張パックにおいては、Shiftを押しながら収納袋内のベルト格納可能なアイテムをクリックすると、同種のアイテム全てがベルトの空きスロットに充填され、1つ1つアイテムを収納する煩わしさを回避できるようになった。多くのRPGと同様、より良い防具を着用するとDefenceの値が高くなるが、ディアブロ2ではDefenceの値を向上させても敵から受ける物理ダメージ値は一定である。このゲームのDefenceは「武器が相手の鎧を貫通するか否か」であり、いくらDefence値が高くてもLife値が低ければ即死も有り得るシステムとなっている。敵からのダメージを軽減するには、DRと呼ばれるDamage Reduced by **%(**%のダメージを軽減)の効果が付いた武具を装備するほかなく、この効果が付いた武具は非常に種類が少ない。高難易度かつ高レベルの敵は相応にDefenceが高くダメージを通すことが難しくなっており、武器そのものの表記DamageよりもDextality(機敏性)やAttack rate(攻撃値)を高めることが重要となっている。自分のステータス画面には、直近に攻撃した敵の装甲を自分の物理攻撃が貫通する可能性が何%か表示される。盾を装備していた場合、敵の物理攻撃を盾でブロックする可能性が生まれる。盾ブロックに成功した場合ダメージは完全に無くなるが、ブロックする際に操作が出来なくなるスキがあり、敵に囲まれた場合には連続でブロックして動けなくなる所謂「ブロック・ロック」に陥ることもある。また、歩き・走りの最中はブロック成功率が下がる。盾ブロックの成功率は盾の種類と敏捷性の高さで決まり、ステータス画面にブロック成功率が表示される。魔法攻撃は、基本的に必ず命中する。魔法によるダメージを軽減するには、魔法の属性に対応したResist(耐性)を高めればよい。Resist値1につき1%のダメージが軽減され、Resistが100に達すれば、その属性の魔法ではダメージを受けなくなる。逆にResistが負の値であれば、受けるダメージが増加する。魔法を盾でブロックすることは不可能だが、盾にはresist上昇効果がついていることが多い。ゲーム難易度をNightmareやHellに変更すると、プレイヤーは全ての属性耐性に不利な補正を受ける反面、敵の属性耐性は強化される。難易度Hellではほとんどの敵がいずれかのImmune(属性無効)を持っているがこれは属性耐性が100%以上に設定されているものであり、何らかの方法で敵の属性耐性を100%未満に下げれば魔法が通用する。傭兵は一定のお金を払う事で雇う事が出来る仲間キャラクタで、そのステージによって雇える傭兵のタイプは異なる。通常版では傭兵はそのステージだけで、死亡すると復活させることはできない使い捨てキャラクタだが、拡張パックを導入した場合は傭兵も成長させることができ、ステージや難易度に関係なく連れて歩け、死んでしまった場合は蘇生ができるようになった。ちなみに傭兵は、鎧と兜を装備できる他、種類によって装備できる武器は異なる。旧作『ディアブロ』は進入するたびに構造が変わる閉鎖的なダンジョンを延々と降りてゆくゲームだったが、本作では中規模のフィールドに比較的低階層の洞窟が複数設置される形式に変更された。それら洞窟やダンジョンの多くはイベントやストーリー展開には関係しないが、地表よりも多数のモンスターが存在したり、「チャンピオン」や「ユニーク・モンスター」と呼ばれるザコモンスターの親玉が棲んでいる場合もある。こうした上級モンスターはより強力なアイテムを落とす可能性が高い。マップは地表、ダンジョンにかかわらず完全ランダムで生成されるが、マップごとに広さや出入り口の生成場所に法則があり、小さすぎるマップが生成されたり、逆に大きすぎるマップが生成されるといった極端に複雑な変化は現れず、だれがプレーしても基本的な平均クリア時間にそれほど大差は発生しない。また、本作ではステージクリア形式をとっており、章(アクト)の最後に居るアクト・ボスモンスターを倒すと次の舞台へ進めるようになる。章は第四章まであり、拡張パックを導入すると第五章が追加される。この追加された第五章には、1〜4章までに登場したモンスターに加え、複雑な攻撃パターンや複数でチームワークを組みプレイヤーを惑わす新種のモンスターや、一筋縄ではゆかない仕掛け満載のフィールドやダンジョンが数多く追加され、たった一つのマップ追加にもかかわらず、ボリューム豊かなものとなっている。ちなみに本作ではネットワークモードとシングルプレーモードがあるが、シングルプレーでは後述する難易度を選択しなおした時、ネットワークモードではゲームに参加しなおす度にマップがランダムで生成されるようになる。故にシングルプレイモードでは難易度を変更しない限りマップの構成は固定であり、続きからのプレーが容易であるという利点がある。前作同様、マップには罠などのギミックが仕掛けられている。前作同様に開閉できるドア(Door)もあるが、敵の死体でブロックされる(Blocked Door)と閉めなおす事ができないため、前作のように一匹ずつ相手をするというテクニックは難しくなっている。ひとつの章には6(第四章のみ3)のクエストがあり、クエストをクリアすると進入できるエリアが増えたり、特殊なアイテムが手に入ったり、お店や施設の利用料金が下がるなどの特典が手に入る。クエストは特定の条件を満たすとスタートするが、その大半は必ずしも強制的なものではなく、コンプリート(完了)する順番が前後しても構わないものや、完了せずとも次の章に進めるクエストもある。クエストには一つだけの条件ではなく、条件をクリアーすると再び新しい指令が出て連続して進むクエストもあり、その手のクエストは指示されたすべての条件を満たすことで完了したとみなされる。それぞれの章に居るボスに挑戦するためには、必然的に特定のクエストをクリアしている必要があるようになっているが、基本的にはマップを道なりに進んでいれば必要最低限のクエストが発生するように仕組まれており、謎解きの要素はほとんど無い。そのため、さほど高い英語の読解力も要求されず、物語を追うこと自体は比較的簡単に進行するようになっている。『ディアブロ2』では前作の流れを踏襲し、ゲームを一通りクリアーすると上位レベルの難易度が開放されるようになっている。難易度には「ノーマル(普通)」「ナイトメア(悪夢)」「ヘル(地獄)」の3段階がある。上級難易度になるほど敵が強くなり、プレイヤーキャラクターのステータスに補正が掛かり下方修正されるなどのペナルティが発生するが、下位難易度よりも性能の高いアイテムが入手できる可能性がより高くなる。ちなみに、本作のゲームとしての難易度は比較的高い部類に入る。最低難易度のノーマルは適当にキャラクタを育成していても一応エンディングまで進むことはできるが、ナイトメア以降になるとキャラクタの育成方針を間違えたり、それなりに良い武具が整っていないと単にストーリーを進める事さえも難しくなる。また、最高難易度のヘルレベルになると、限界までキャラクタを強化していることを前提としてゲームバランスが組まれているため、敵の攻撃力は異常に強くなり、一瞬のミスが即死を招くほどゲーム難度は高くなる。そのため難易度の上昇は強制ではなく任意で、ゲームを開始する前に自分でどの難易度に挑戦するか決めることができる。また、ゲーム中のクエストの進行具合は難易度ごとに別々に扱われており、たとえばノーマルでは達成したクエストでも、初めてナイトメアに挑戦した場合は未達成として扱われるし、アクトボスモンスターを倒さないと先の章に進めない。オンラインで他のプレイヤーとゲームを楽しむために、「レルム」と「オープン」の2種類のモードが用意されている。「レルム」は、Blizzard Entertainment 社が提供する Battle.net のサーバを介して、同じサーバに接続した他のプレイヤーと同じゲーム内でプレイできるサービスである。マッチングサービスのような実装であった前作において各クライアントのローカルにセーブされたデータの改造によりチートが横行したが、今作ではアカウントやセーブデータ管理もサーバ上で行われ、現在では標準的であるMORPG的な実装の先駆けとなった。このサービスは前述したように個人情報などの登録の必要も無く、利用は無料である。レルムでのアカウントは一人でいくつでも作ることが可能であるが、同時に複数のアカウントを操作するには複数のCDキーが必要である。レルムに保存されているキャラクタやアカウントの保存には期限があり、一定期間使用されていないキャラクタやアカウントは消去されてしまう。アカウントが消滅したとしても、再び無料で作成することができる。「オープン」では、プレイヤーのPCがホストサーバを兼ね、同時に楽しみたいプレイヤーはインターネット経由やLAN経由でホストに接続する。オープンのセーブデータはシングルプレイと共通で、自分のパソコンのハードディスク内にセーブデータが格納される。オープンで作られたキャラクタもネットワークに繋げて複数のプレイヤーと遊ぶことができるが、個人でセーブデータを管理するという仕様上、不正な改造などが多い。上記の仕様のため、オープンとレルムのキャラクターが交流する手段は無い。データ改造による通常では有り得ないプレイを楽しみたい者も、純粋にゲーム仕様に則った遊び方をしたい者も、双方が納得できるつくりになっている。バージョン1.09よりネットワークモードにレルム専用ゲームモードとして「ラダー」が追加された。ラダーキャラクタとして作成されたキャラクタはラダーキャラクタとのみ同じゲームで遊べ、全てのラダーキャラクタは決められた期日で「リセット」される。「リセット」されたラダーキャラクタはノーマルキャラクタに変換されノーマルキャラクタとして継続して遊べるが、再びラダーモードで遊ぶにはキャラクターを新規作成するほか無い。つまり、一定期間ごとに全プレイヤーが無一文から新規ゲームを開始し、ラダー(キャラクタレベルランキング)の上下を楽しむモードである。後述の「ハードコア」かつラダーのキャラクタも作成できる。ラダーモードでのみ登場するアイテムやモンスターがあり、ラダーリセットごとにラダー専用要素が追加されることが定番となっていた。プレイヤーはゲーム開始の際に分身となるプレイヤーを作成することになる。全てのキャラクター及びモンスターの攻撃には属性が定められており、ダメージテーブルや付加効果の特徴もほぼ統一されている。ヘルレベルは全てのモンスターがいずれかの属性を無効化するため、育てられるスキルやアイテムの効果を組み合わせていかに多くのモンスターに対応していくか、あるいは諦めてやり過ごすかも重要な戦術となる。『ディアブロ2』のアイテムにはアイテム名の前と後ろにつく特殊な名前(接頭語/Prefixと接尾語/Suffix)があり、その名前によって魔法の効果が添付/変動する仕組みになっている。一部の例としてShortSwordというアイテムに接頭語と接尾語が付与されるとすると「bronze ShortSword of Strength」という具合になる。また、魔法の効果にはグレードがあり一般には、同様の効果であっても上位グレードのほうが良い補正数値が得られる。例として命中率の上がる接頭語「Bronze」よりも、上位の「Gold」の方が命中率が高くなる。ちなみに、接頭語と接尾語はそれぞれ一つしか付加されない。「Bronze Snowy ShortSword」や「ShortSword of Strength of Dexterity」また「bronze Snowy ShortSword of Strength of Dexterity」という具合にはならない。接頭語のみ、もしくは接尾語のみというパターンも存在する。モンスターにはいくつかのグレードがあり、グレードによって打撃に炎ダメージや雷ダメージが加わったり、倒した際に大爆発を引き起こす、攻撃を受けると呪われる、全ての動作が素早い、といった特殊なステータスを持っていることがある。また、そうした上位のグレードのモンスターは多くの場合、手下を引き連れて集団で襲い掛かってくる。モンスターにはさまざまな行動パターンが設定されており、プレイヤーが攻撃を加えると恐怖を覚えて逃げていく者や、一定の距離を保って遠距離攻撃してくる者、他のモンスターに何かの能力を付加する者、仲間を集めて一斉におどりかかってくる者など、多様な方法でプレイヤーの行く手を阻む。勇者(プレイヤー)は災いの元凶である放浪者を追って第一章 (ACT 1) から第四章 (ACT 4) まで4つの舞台を渡り歩く。拡張版では新たに第五章が追加された。ひとつのダンジョンをひたすら奥へ奥へと探索してゆく「潜り」中心だった前作『ディアブロ』から大きく変わり、地上を進行する旅が中心である。一人のフードを被った男が、明るい日差しの入った牢屋のような部屋を訪ねてきた。中に居たのはガラガラに痩せ細った老人で、男を見ると老人は腰を抜かせたようにバタバタとはいずり回るが、フードをかぶった男が老人に天使のような幻覚を見せる事で老人は何かを察し安心したのか落ち着きを取り戻し、それまでの経緯を語り始めた。物語はある一人の廃人の告白から始まる。かつてとある村で住んでいたその男、マリウスは、ある理由からローグと呼ばれる女性戦士たちが運営する修道院に身を寄せ、麻薬のパイプを吸いながら悪夢と無気力に毎日を過ごしていた。そんなある日、マリウスの住む修道院に黒い装束をかぶった放浪者が現れ、業火と怪物を召喚して修道院を壊滅させてしまう。唯一生き残ったマリウスは、謎の放浪者に誘われるままに果てなき旅路を歩み始めた。それから間もなく、噂を聞きつけた勇者がローグ族のキャンプ (Rogue Encampment) にやって来た。このキャンプでは、魔物たちに修道院を追い出され外で暮らすことを余儀なくされたローグ達が暮らしており、騒動の噂を聞きつけて各地から集まった他の冒険者たちや、それらを相手に商売をする者も居り、その規模は小さな町に匹敵する。魔物たちが闊歩する草原を越えた先にくだんの修道院があり、その地下墓地(カタコンベ)奥深くを根城にする魔物たちのせいでキャラバン隊は立ち往生をしていた。修道院が魔物から解放されれば、そこを越えた先にある砂漠の都市へキャラバン隊が進めるようになるという。勇者は、放浪者が消えた東の砂漠への活路を見出すため、魔物の将軍である魔女アンダリエルの討伐へと旅立つ。勇者は道中で不可思議な巻物を拾う。それをローグの女族長に手渡しアドバイスを求めると、これには魔王に滅ぼされた町「トリストラム」へ行く方法が記されているという。女族長は、トリストラムに囚われているかつての賢者の子孫の力を借りて魔人を倒せと諭し、巻物に印をつけた。勇者は巻物に記されたとおり、大平原にそびえ立つ5本の魔石 (Cairn Stone) で儀式を行うと、トリストラムの村への魔法のゲートが開通した。かつてトリストラムは栄えた村であったが、既にディアブロによって滅ぼされ、無数の魔物の住処になっていた。片足のない少年の死骸が転がっていたり、ゾンビ化した鍛冶師が襲い掛かってくる。そこではかつての賢者の子孫、デッカード・ケイン (Deckard Cain) だけが生かされ、空中の檻に閉じ込められなぶり殺しにされようとしていた。助け出されたケインの助言により、修道院を占拠する魔物の指揮官アンダリエルを抹殺した勇者は、道中の安全が確保され旅の準備が整ったキャラバンと賢者ケインと共に東の都へと旅立った。マリウスは黒装束の男と旅を続けていた。死の砂漠を抜けた先、謎の遺跡に吸い込まれるように入って行った放浪者を追ったマリウスは、その奥地で岩に縛り付けられ、苦しみもがく男と遭遇する。放浪者は次第に様子がおかしくなり、もがき苦しむ男の心臓に輝く宝石を抜き取ろうとするが、そこに突如現れた天使がその手を阻む。天使と放浪者がもみ合っている隙に、もがく男が自身を解放するようマリウスの精神に働きかけ、迷ったマリウスは男の心臓から輝く石を抜き取ってしまった。時を同じく、勇者たちはキャラバン隊に便乗し、砂漠の王国ラット・ゴーレイン (Lut Gholein) へ辿り着いた。かつて偉大な魔道師タル・ラシャがその身で地獄の魔神を封印し、今もこの砂漠のどこかで生きながら魔神の魂と闘い続けているという。また、街を統べる若き城主の話では現在なにか問題が発生しており、大海原を越えて東へ行く航海の道は絶たれていた。勇者はケインの話に基づき、まずはタル・ラシャの墓所を捜索することにした。そのころ、マリウスは天使に首根っこを掴まれ、その愚かな行為をなじられていた。その石は有名な三大魔王の一人、バールの魂を封印した物だったのだ。天使はマリウスに石を死守し、地獄へ下って炉へ向い、石を破壊せよと命じられる。自分の愚かさと行為に恐れをなしたマリウスは、魂の石「ソウルストーン」を握りしめ、無我夢中でその場を走り去るのだった。同じように勇者もまた広い砂漠を駆けていた。各地に点在する遺跡をめぐり、ケインの導きで古代遺跡の封印を解くカギである伝説の杖を手にした勇者だったが、未だタル・ラシャの墓所は見つからない。そんな時、ラット・ゴーレインの城主にとある相談を持ちかけられる。地表の魔物から人々を守るため、城の地下室に民を避難させていたところ、宮殿の底から突如として無数の怪物が出現し、女や子供問わず皆殺しにされてしまったのだと言う。勇者は宮殿の地下室を捜索し、その奥地で謎の魔法のゲートを発見した。ゲートを潜り抜けた先は宇宙空間に広がる不可能立体の迷宮で、さらにその奥地には狂気に囚われた召喚士が怪物を召喚して宮殿の地下へと送り込んでいたのだ。召喚士を殺害すると、そこからさらなる魔法のゲートが開いた。脇にある書物によると、その特殊な空間に封印された大砂漠にこそ、タル・ラシャの墓所があるという。複数ある入り口を一つずつ探した勇者は、遂にタル・ラシャの封印された遺跡を探し出したが、そこに待っていたのはタル・ラシャでも放浪者でもなく、恐ろしい魔神の一人「ドゥリエル」であった。戦いの末勝利した勇者だったが、遺跡の最深部にはすでにタル・ラシャの姿は無く、そこには一人の光り輝く天使が立ち尽くしていた。天使…ティラエルが言うことには、一足違いで恐るべき三大魔神の一人バールが、その封印を解かれて復活してしまったという。さらには隙を見て逃げ出した放浪者は、魔神を蘇らせる旅を続けているのだ。魔神ディアブロを追い続けるため、勇者たちはさらに東へと旅立った。…事件が解決した事で、ラット・ゴーレインではようやく船の航行が可能となっていた。勇者はラット・ゴーレインで足止めを食い途方に暮れていた貿易商人メシフ (Meshif) の好意で、彼の船に乗って東の国クラストの港 (Kurast Docks) へ到着した。クラストはかつて緑豊かで、ザカラム教の聖地であるクラスト寺院への入り口であることもあり栄えていたという。しかしつい最近、ある放浪者が現れたのをきっかけに、大きな地殻変動が起こり街の大半は水没し、森の生物は攻撃的な体形に変異し人を襲うようになり、呪物が意思を持つようになり村を作って人を喰うなど、人間の住む場所ではなくなってしまった。魔法障壁によって護られた港を出た途端、黒装束の放浪者が勇者の前に現れた。ついに魔人に追いついたかに見えたが、放浪者は魔物を召喚して煙と消えてしまう。勇者は放浪者を追って魔物に満ちたジャングルを越えを始める。放浪者は一足先、市民たちが悪魔に魂を売り渡し、地獄の都市と成り下がったクラストの街に辿り着き、ついに寺院の奥底で復活の時を待ちわびた魔王の一人、メフィストを解放する。地獄の炉へ向かえと命じられたマリウスは、ソウルストーンを握りしめその光景をただ見つめていた。ついに三人の魔人兄弟は集結し、恐るべき地獄へのゲートが開かれたのだ。マリウスはそれまで共に旅を続けてきた放浪者のあまりの代わりざま…ディアブロの恐ろしい姿に意欲を喪失し、地獄への門をくぐる事無くその場を後にしてしまった。一方の勇者はと言うと、クラスト寺院に乗り込むには、特殊な魔法の宝珠によってその入り口が堅く封印されているという話を聞かされていた。魔人メフィストがその身を潜めるダンジョンに挑むには、かつての賢者カリムが遺した「カリムの眼」「カリムの脳」「カリムの心臓」「カリムのフレイル」を探し出し、それを組み合わせて聖なる武器「カリムの意志」にて宝珠を砕く必要があるというのだ。長く、複雑に続くジャングルを縦横無尽に探し回り、とうとう聖なるフレイルを手にした勇者は、ザカラム教の中心地に足を踏み入れる。しかしかつては聖騎士の民であったザカラム教徒が邪悪信仰に走り、勇者の行く手を阻む。もはや怪物と化したザカラムの民をなぎ倒しながら勇者は最奥地にある寺院に突入し、フレイルを振るって邪悪な宝珠を砕き、地下洞窟の入り口は開かれた。寺院の奥深くまで到達した勇者であったが、ディアブロとバールの姿は既になく、寺院の地下で勇者を待ち受けていたのは三大魔王の一人、メフィスト。勇者はメフィストを打ち破り、彼奴の生命の源であるソウル・ストーンを回収して地獄へと繋がる魔法のゲートに侵入する。その魔法のゲートを潜った先は、人間界ではなく地獄であった。遥かに続く地獄の途中では、悪魔の手によって気がふれてしまった堕天使が怪物の肉体に閉じ込められ、行く手を阻む。これを倒し天使の魂を解放すると、堕天使イズアルはディアブロ兄弟に天界の秘密を漏らしてしまったと独白される。その後、地獄の炉にたどり着いた勇者は、地獄の鍛冶師から奪ったハンマーと金床でメフィストのソウル・ストーンを砕き、三大魔王の一人であるメフィストの完全抹殺に成功する。いよいよ勇者は人間界を脅かす地獄の軍の本拠地に乗り込み、地獄の手下どもを総べる恐怖の王ディアブロ (Diablo the Lord of Terror) に直接対決を挑む。ディアブロが待ち受ける混沌の聖域 (Chaos Sanctuary) には5つの封印があり、封印を守る精鋭を殲滅し全ての封印を解くと、地鳴りと共に魔王ディアブロが姿を現した。激闘の末、ついに魔王ディアブロは打倒された。勇者の活躍により、永遠に続くかに思われた光と闇の戦いは終結を迎えたように見えた。メフィストに引き続き、ディアブロの魂を封じ込めたソウル・ストーンも地獄の炉で叩き割られ、ついにその魂は完全に死滅したのだ。その頃マリウスは、あまりの恐怖にしわくちゃになった老人のような顔になってしまっていた。そこがどこかは分からないが、薄明るい牢屋のような部屋で、ソウルストーンを砕けなかった自分のふがいなさに絶望し、身を隠すように余生を過ごしていたのだ。そこに現れた天使に、一通り今までの出来事を話し終えたマリウスは、自分の呪われた人生を憂いた。天使の幻影を見せた男は言う、「ソウルストーンを渡せば罪はすべて許される」と。言われるがままに呪われた石を男に渡した瞬間、その男は本性を現した。男は天使などではなく、変装した破壊の王バール (Baal the Lord of Destruction) だったのである。恐怖に顔をゆがめるマリウス。触手が伸び、血だまりができる。黒装束を着た男…バールの歩いたその後は、巨大な火柱が立ち上り、建物は炎の海と化した。(通常版はここまで)(拡張版はここから/第4章をクリアしていなければならない。)マリウスからソウル・ストーンを奪い、完全なる復活を果たしたバールは大軍を引き連れ、人間界と人類を守護する秘宝「ワールドストーン」を支配すべく、北の地でワールドストーンを守るバーバリアン達に総攻撃を仕掛けようとしていた。そのことを知った大天使ティラエルの手引きにより、勇者は休息の暇も無く、バーバリアンの本拠地ハロガス (Harrogath) へ向かった。この北の地は広大で不毛で厳しい自然環境であるので人間の住める土地ではなかったが、古えよりワールドストーン守護の役目を課せられたバーバリアン達は生き延び、ワールドストーンに手を出そうとする愚か者たちを撃退してきた。しかし強大なバールの軍勢の前にバーバリアンの兵力は風前の灯であり、最後の拠点ハロガスも地獄軍の投石機 (Catapult) 攻撃の前に陥落寸前であった。勇者たちは山を登り投石器部隊を指揮しているシェンク (Shenk the overseer) を倒し投石器攻撃を止め、バーバリアン達の信頼を得る。バーバリアンの長老の話によると、ワールドストーンはアリート山 (Mt.Arreat) の中に築かれた要塞の最深部に安置されているという。勇者はバールの目論見を阻止すべく、アリート山の山頂(Arreat summit)を目指す。山頂では3人の古代のバーバリアン勇者の霊 (The Ancients) が要塞の入り口を守護している。これを倒した勇者は、3人の聖霊に力を認められワールドストーン要塞へ入る資格を得、バールの居る中心部へと突入する。無数の手下との戦いの末、ついに勇者はバールを追い詰め、最後の魔人を打ち取ることに成功した。しかし、突如大きな地震がワールドストーン要塞を襲った。そこに現れた大天使ティラエルいわく、ワールドストーンは既に魔人の魔力で汚染され切ってしまったと言う。魔人の手によって汚されたワールドストーンを放置すれば、世界の作りが根底から覆る事となり、それを食い止めるにはワールドストーンを砕くしか方法はない、しかし砕いた後に世界がどうなるかは分からない。ティラエルは勇者に脱出を促すと、負のエネルギーに満ちたワールドストーンをその剣で貫き、巨大な光が周囲を包んだ…。:ゲームでは、二足歩行と四足歩行を巧みに切り替え、爪を持った強靭な腕で殴りかかったり、巨体を生かした体当たり攻撃を仕掛けてきたり、遠距離からは強力な赤い稲妻のブレスを放つなどして襲い掛かってくる。またパンデモニウムという、ブリザード社から配信される、レルムのキャラクターでのみプレイすることの出来るワールドイベントでは、ディアブロがさらに強力なコピーとなって出現する。これを倒すと、ここでしか手に入らない強力なレアアイテムを手に入れることが出来る。ディアプロ2ではいくつかの隠し要素が存在するが、本項ではバグによって引き起こされた挙動ではなく、あくまで意図的に仕組まれた物についてのみ記述する。

出典:wikipedia

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