日高町駅(ひだかちょうえき)は、北海道(日高支庁)沙流郡日高町字日高にあった日本国有鉄道(国鉄)富内線の駅(廃駅)である。電報略号はヒカ。富内線の廃線に伴い1986年(昭和61年)11月1日に廃駅となった。廃止時点で、島式ホーム1面2線を有する地上駅で、富内線の終端駅であった。駅舎側(東側)、外側(西側)共に上下共用(番線表示なし)となっていた。両線はホーム端で収束していた。そのほか旅客の本線それぞれの外側に副本線を各1線ずつ有し、駅舎側の副本線の駅舎傍には貨物用の単式ホームを有し途中で分岐し、本線に合流するほか、行き止まりの側線ともなっていた。職員配置駅となっており、駅舎は構内の東側に位置し、ホーム北側とを結ぶ構内踏切で連絡した。駅舎は鉄骨ブロック建て平屋の、明るく広い近代的な建物であった。駅前には左手側に公園が設置され、樹齢1,500年のイチイの巨木、池、日高町特産の銘石による庭石が配置されていた。予定では当駅から延伸し、占冠駅を経由して根室本線金山駅附近に接続することになっていたが、延伸部分の新線建設は凍結中で、そのまま廃線となった。貨物列車は木材の搬出が主体であった。当駅の所在する地名より。廃止後しばらくは駅舎が農協に再利用されていたが撤去され、1999年(平成11年)時点では草原の空き地となっており、敷地の一部が農協に利用されていた。2011年(平成23年)時点では跡地に「国鉄富内線の跡」と記載された石碑が建立されている。駅前通りの雰囲気も残っている。また1999年(平成11年)時点では、駅跡の鵡川方の線路跡に「14‰」の勾配標が残存していた。
出典:wikipedia
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