ライヴエイド(LIVE AID)は「1億人の飢餓を救う」というスローガンの下、「アフリカ難民救済」を目的として、1985年7月13日に行われた、20世紀最大のチャリティー・コンサート。「1980年代のウッドストック」とも一部でいわれていたが、その規模をはるかに超越したものとなった。2004年にDVDとして発売された。「バンド・エイド」を提唱した、「ブームタウン・ラッツ」のリーダー「ボブ・ゲルドフ」が、中心となって開催されることとなり、その呼びかけに賛同した、多くのミュージシャンたちが、国とジャンルを越えて参加した。なお、音楽アーティスト以外にも長嶋茂雄やソニーの盛田昭夫会長などのコメントも全世界に向けて放送された。日本では、フジテレビが放送権を獲得し、7月12日午後9時から7月13日午後0時まで放送した。正式な番組名は『THE 地球CONCERT LIVE AID』(ザ・ちきゅうコンサート・ライヴ・エイド)。後記の中継の不手際に加え、司会の逸見の「洋楽に対する知識の不足」にも視聴者からの批判が集中した(海外から中継が入る度に「これが○○と言うアーティストですか」「私は存じ上げませんが」を連発していた)。逸見は後に著書「マジメまして逸見です」の中で「長丁場の衛星中継で、しかも何時に誰が出演するか全く読めない状況だったため進行はある意味で命がけだった」と語っている。一方の南こうせつも、洋楽に対しては知識があるものの、「ビートルズ再結成」ばかりを気にしていた。当時フジテレビがあった新宿河田町のフジテレビ社屋内にあるスタジオから主に放送を行った。スタジオ内には、中継用の巨大スクリーンが用意された他、電話で募金を受け付ける数十人のオペレーターの席や、ラジオ中継のためニッポン放送の仮設スタジオも置かれた(テレビスタジオから最新の状況をお伝えしますと紹介されていた)。当時は衛星中継の技術が発達していなかったことや、過去に例のなかった長時間の生放送ということもありハプニングが続出した。なお、これはフジテレビに非があるわけではないが、深夜に募金申し込みの電話番号と一桁違いの電話番号を使っている病院の電話へ間違い電話が殺到し、司会の逸見が「大変迷惑しているそうなのでどうか電話番号はお間違いのないようお願い致します」と放送中呼びかけた。佐野元春は番組の進行やゲストのトークに嫌気が差し、途中で退席した。(ライヴ.エイドの奇跡より)日本国内で電話受付や銀行受付(富士銀行・住友銀行・第一勧業銀行)で集められた募金は、すべてフジテレビ内にある「地球コンサート事務局」にまとめられ、そこからイギリスのバンド・エイド・トラストへ送られた。
出典:wikipedia
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