EV Plus(イーブイ プラス)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたハッチバック型の電気自動車である。GMのEV1と同じくカリフォルニア大気資源委員会(CARB)のゼロエミッション車普及プログラムに対応する形で開発が行われた。300台の生産が計画され、主にアメリカカリフォルニア州でリース販売され、ニューヨーク州、日本、スイスでも少数リース販売が行われた。同社で生産されていた小型ハッチバック、ロゴとスタイルが酷似しているため、ロゴと車体の大部分を共有してるように見られがちであるが、プラットフォームから電気自動車に合わせた専用設計となっている。安全性も十分に考慮されており、日米の安全基準に適合する。全高が高く、ドア形状も全く異なり、ボンネットやウインドシールドの角度も異なる。パワーユニットは独自開発の水冷DCブラシレスモーターで、最高出力(連続定格)は49kW/1,700-8,750rpm、最大トルクは275N·m/0-1,700rpm、最高効率は96%、平均効率は90%(LA-4モード走行時)である。変速機は1速固定減速比。ニッケル水素電池を使用しており、充電器は車載でAC100V、200Vに対応し、家庭でも充電可能である。アメリカでは充電にAvcon社のコンダクティブコネクターが用いられている。充電は回生ブレーキによっても行われる。エアコンはヒートポンプ式で、ヘッドランプはHID式のプロジェクタータイプ。通常の自動車と同様に走行に12Vの鉛蓄電池を使用する。販売は36ヶ月のリース形式で行われた。料金はアメリカでは月々455ドルで、メンテナンス、ロードサービス、保険費用などすべて含む。リースではなく5万3,000ドルの希望小売価格も示していたが、実際販売されることはなかった日本では登録諸費用、メンテナンス料等を含んで月々26万5,000円で、98年までに21台がリース販売された。型式はZA1。一部のユーザーには数年の延長リースが実施されたが、最終的には全車ホンダに返却され、大半が解体された。一部車体はホンダ・FCX実験車のベースとして利用された。
出典:wikipedia
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