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ミッチャー級駆逐艦

ミッチャー級駆逐艦(ミッチャーきゅうくちくかん、)は、アメリカ海軍の嚮導駆逐艦の艦級。1番艦の艦名はマーク・ミッチャーに因む。新しい主機関と強力な対潜・砲熕兵器を搭載する新世代の駆逐艦として1948年から整備が進められ、4隻が建造された。ミッチャーとジョン・S・マケインは、後にミサイル駆逐艦として改装されている。本級は、駆逐艦隊などの旗艦となる大型の駆逐艦として開発された。当初はDD-927級として、従来の駆逐艦に属するものとして計画されたが、1番艦の建造途中である1951年に、嚮導駆逐艦(DL: Destroyer Leader)という新しい艦種に分類されるように変更された。この新しい艦種には、ミッチャー級のほかに、対潜作戦のエースとして建造されていた「ノーフォーク」(CLK-1)も属することとされており、「ノーフォーク」のほうが先に進水を迎えたことから、DL-1の番号はそちらに譲ることとなった。なお、嚮導駆逐艦は、1955年にさらにフリゲートと再改名された。船体設計は、フレッチャー級駆逐艦の系譜を引き継ぐ平甲板船型を採用しており、乾舷はかなり高い。主機関には、アメリカ海軍として初めて、蒸気圧力1,200 psi以上の高圧ボイラーが採用された。適切な運用を模索するため、前期建造艦と後期建造艦では異なるタイプのボイラーが搭載されており、DL-2/3では圧力、温度510℃の蒸気を扱うゼネラル・エレクトリック社製の強制循環ボイラが、DL-4/5では圧力、温度518℃の蒸気を扱うフォスター・ホイーラー社製のドラム型ボイラが採用されたが、強制循環ボイラは実績不良であったことから、竣工から6〜7年で従来の自然循環ボイラーに換装された。また主機関としては2段減速のギヤード・タービンが2基搭載されている。蒸気性状の高圧・高温化に伴い、従来の巡航タービンを用いた主機方式では不具合と考えられたことから、シリーズ・パラレル方式の蒸気タービンが開発されて搭載された。シリンダー構成は、高圧・中圧タービンと低圧・後進タービンの2胴式であり、この方式は効率良好で、構造単純、運転容易などの利点があり、以後の米海軍艦艇で広く用いられた。機関配置としては、前から、前部缶室・右舷機関室・後部缶室・左舷機械室という4室のシフト配置が採用されている。兵装面でも、多くの新兵器が搭載された。防空用には、新開発の両用砲であるMk.42 54口径127mm単装砲が、対潜用には、誘導対潜魚雷用の固定式発射管のほか、対潜前投兵器であるMk.108「ウェポン・アルファ」対潜ロケット砲などが搭載された。ソナーとしては、建造当初はSQG-1を搭載していたが、1950年代中盤に、標準的なAN/SQS-4に換装された。1950年代後半に入って、本級は、戦前型の艦隊型駆逐艦とともに、FRAM(艦隊近代化計画)改修を受けることとなった。まず、従来使われてきた開放砲架のMk.33 50口径76mm連装砲に代わってが搭載された。また、この際、重量増に対応するため、不発率が高く評判の悪かったMk.108「ウェポン・アルファ」も撤去された。続いて、遠距離の対潜兵器として開発された無人対潜ヘリコプターであるQH-50 DASHが搭載されることとなり、後部Mk.26 3インチ砲と魚雷発射管を撤去してDASHの運用設備(格納庫と飛行甲板)が設置された。さらにソナー・システムも更新され、DL-2/3はSQS-4のかわりにSQS-23を、DL-4/5は艦首ドームを拡張してAN/SQS-26を搭載した。その後、1964年計画において、DL-2/3はミサイル駆逐艦改装を受けることとなった。これは、駆逐艦向け艦対空ミサイル・システムであるターター・システムを搭載することで、廉価型ファラガット級ミサイル・フリゲートというべき防空艦に改装するというものであった。艦の後部に単装ミサイル発射機とAN/SPG-51誘導レーダー2基を装備した。予期したほどの効果を得ることができず、またトップ・ヘビーに陥ることが判明したため、DL-4/5に対する改装は取りやめられた。トップ・ヘビーの悪癖は、DDG改装を受けなかった艦にも出現しており、このために本級はいずれも短命に終わった。DDG改装を受けなかった2隻は1969年、DDG改装を受けた2隻も1978年に、いずれも就役30年を経ることなく退役した。なお、「ミッチャー」は1957年2月、ベル47の発着演習を行なっている。この際、ベル47はMk.43短魚雷を搭載して対潜攻撃を展示したが、これは、アメリカ海軍の駆逐艦が対潜攻撃ヘリコプターを搭載した初の例であった。

出典:wikipedia

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