ホットライン()とは、2か国の政府首脳が非常時に直接対話ができるように設置された直通の電話回線の通称である。転じて重要な連絡を行うための直通電話回線を指すようになった。英語では または という。元々は、キューバ危機の後の1963年8月30日、アメリカ合衆国(ホワイトハウス)とソビエト連邦(クレムリン)との間に設けられた直通回線を指した。二大国家の首脳間で意志疎通を直接行うことで偶発的に戦争が発生しないようにという意図からであった。その後、同様の回線が各国首脳の間に設けられるようになった。それ以前、キューバ危機が起きた1962年まで、米国とソ連の通信は6時間かかった。通信の手順は以下の通りである(クレムリンからホワイトハウスへ送る場合は順序が全て逆になる)。これは第二次世界大戦中、フランクリン・ルーズベルト大統領とウィンストン・チャーチル首相が、直接電話対談した例に倣ったものである。技術的にはスペクトル分割混合方式による音声通信であり、大西洋海底電線を使った。確実と思われる資料により、米ソホットラインが設置されてから、10年ほどの状況が分かっている。この米ソ間のホットラインは、1967年の6月におきた第三次中東戦争(六日戦争)の際に初めて利用された。この時は、開戦後まもなくモスクワから国防総省にかかってきたもので、時の大統領と首相であったジョンソン大統領とコスイギン首相が停戦に向け努力する旨を確認し合っている。
出典:wikipedia
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