高橋 宏志(たかはし ひろし、1947年12月18日 - )は、日本の法学者、弁護士。中央大学法科大学院教授、東京大学名誉教授。専門は民事訴訟法。神奈川県出身。新堂幸司の弟子で、法科大学院(日本版ロースクール)制度の導入に大きく関与した。自分の講義を受けた学生からカオスに陥ると告白されたことなど様々なエピソードを自ら披露し、歯に衣着せぬ物言いで著名である。また、法科大学院の創設と弁護士増員による競争激化を懸念する声に対して、「食べていけるかどうかを法律家が考えるというのが間違っている」、「人々のお役に立つ仕事をしていれば、法律家も飢え死にすることはない」「飢え死にさえしなければ、人間、まずはそれでよいのではないか。その上に、人々から感謝されることがあるのであれば、人間、喜んで成仏できるというものであろう」と法律家としての心構えを述べており、しばしば成仏理論などと批判的に言及されている。なお、その本人は東大退官後、四大法律事務所の一つである森・濱田松本法律事務所に天下りし、「お前ら成仏、俺モリハマ」という言葉で揶揄されるようになった。訴訟物について、師である新堂と同じく「新訴訟物理論」「訴訟法説」を採り、その他の論点についても、『法学教室』の連載を元にした後掲『重点講義民事訴訟法』において、民事訴訟の目的論について自らの態度を決定しないとの棚上げ論をとり、抽象的な目的論から演繹的に具体的規範の提示をするべきでないとして、精緻な利益考量を経た解釈論を多々主張しているが、それらの解釈論は新堂説を乗り越えていないと井上治典から論評されたことがある。
出典:wikipedia
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