大津京駅(おおつきょうえき)は、滋賀県大津市皇子が丘二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)湖西線の駅である。1999年(平成11年)11月に「大津京駅」へ改称を目指す運動が始まり、2000年(平成12年)2月にJR西日本に改称の要望書を提出し、同月に署名運動が開始され、同年4月には集まった約3万人の署名を提出した。しかし、同年中の駅名変更は、多額の経費を地元が負担しなければならないと言う課題があり、実現しなかった。そこで、2003年(平成15年)8月に大津市長に、同年9月には滋賀県知事に駅名変更の要望書を提出するなど地元自治体への請願が行われた。こうした働き掛けを受けて2004年(平成16年)3月に大津市長が駅名変更に取り組むことを会見で表明し、JR西日本も前向きに検討することを表明して実現へ向けた動きが本格化することになった。そこで、2006年(平成18年)秋に「琵琶湖環状線」が開業するのに合わせて雄琴駅のおごと温泉駅への改称と合わせて行う方針を2005年(平成17年)9月に大津市長が市議会で表明し、経費を大津市が負担する方針を示した。ところが、「大津京」という語が歴史学的に不適切であるとの指摘が研究者などからなされるなど反対論もあり、2006年(平成18年)1月に駅名変更を先送りすることになった。しかし、2007年(平成19年)2月19日に大津市が駅名変更費用を新年度予算に計上。同年3月の市議会で「歴史書などで大津宮とされている」などとして疑問を投げかける質疑が行われ、同年12月1日に開催された集会で「学術的に疑問」だとの意見が出て同月に大津市長あてに公開質問状を提出したいが。大津市長が2008年(平成20年)1月に見直しをしないとの回答を行った。そのため、同月30日に市民団体が改めて駅名変更の撤回を求める要望書を大津市に提出したが、同年2月8日に大津市長が改めて撤回を拒否した。だが、同月10日に行われた講演会でも歴史研究者らが「大津京」の存在を否定するなど反対論は根強く残り、大津市の監査委員への監査請求も行われたが却下された。島式ホーム2面4線の停車場で、待避設備を備えた高架駅になっている。改札口は2階で、ホームは3階にある。改札口から各ホームへは、ホームエレベーターが1本、階段が2本ずつ通じている。また、地上(1階)から改札口へは、上りエスカレータ・エレベーター・階段が通じている。みどりの窓口が設置されている。長らく直営駅であったが、2013年4月1日よりジェイアール西日本交通サービスによる業務委託駅(堅田駅の被管理駅)となった。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。日中時間帯は1時間あたり4本(土休日は5本)が停車する。朝時間帯は本数が多くなる。新快速は全列車が停車するが、特急列車の停車は2011年3月12日以降行われなくなった。また、2016年3月25日までは緩行線電車が入線しており、朝には西明石行き、夜には西明石(平日ダイヤ)・新三田(土休日ダイヤ)発近江舞子行きの設定があった。「滋賀県統計書」によると、一日平均の乗車人員は以下の通りである。湖西線内の駅では山科駅に次いで多く、湖西線単独駅の中では最も多い。
出典:wikipedia
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