遊佐 未森(ゆさ みもり、1964年2月20日 - )は、宮城県仙台市出身の歌手・作曲家・作詞家。1964年に仙台市にて生まれる。遊佐の両親の話では、いつも歌っているような子であったという。6歳の時にNHKの『ちびっこのどじまん』に出場。ここでは童謡「たきび」を披露した。7歳頃よりピアノを弾きながら曲や詞を作っていたが、自然豊かな場所に住んでいた影響もあったのか、空や山をテーマにした曲が多かったと自身述べている。音楽好きな遊佐へ両親の計らいもあり、仙台少年少女合唱隊に所属する。同合唱隊では福井文彦に師事し、テレビ出演や演奏会を経験。中学生で声楽を習い始め、その後常盤木学園高等学校音楽科に進学する。同校では、東北地方各地の学校を巡る演奏旅行を経験するなど、音楽一色の生活であった。様々な音楽に触れるうちに、遊佐は声楽家の道からシンガーソングライターへの道を目指すようになる。高校卒業後国立音楽大学音楽学部音楽教育学科に進学し、同大学ではリトミックを専攻した。同大学を卒業後、音楽事務所へデモテープを送ったところデビューが決まった。1988年4月に、アルバム『瞳水晶』でエピックソニーよりメジャー・デビューを果たした。予定より半年遅れてのリリースであった。1988年10月に、2枚目のアルバム『空耳の丘』を発売。前作同様当初はあまり話題にならなかったが、アルバム収録の「地図をください」がカップヌードルのCMに起用されて一躍注目を浴びる。同曲は1989年2月にシングルカットされ、3枚目のシングルとして発売された。1990年、6枚目のシングル「夏草の線路」のカップリング曲「真夜中のキリン」が「第一生命ディズニー」のCMに起用される。ただし、ジャケットにはタイアップのロゴが表記されているものとないものが存在した。この頃は遊佐自身の作詞・作曲による楽曲はまだ少なく、共同作業者であった外間隆史らの影響が強く出ていた。また、ライブなどで森ガール風の衣装を身にまとうなど、ファンタジー、童話といったような要素を持つ独特の世界観を創り上げていた。1991年、「靴跡の花」が田中芳樹原作のアニメ映画『アルスラーン戦記』の主題歌となった。オリコン14位と遊佐最大のヒット。また、「空」が『横山光輝 三国志』のエンディングテーマとして使われた。1992年、「東京の空の下」(オッペン化粧品CMソング)発表。カップリング「いつも同じ瞳」は仙台市のクリスロードイメージソングとなる。同年、セルビデオ映画『東京BOOK』がオリコン第1位となる。1994年、「恋かしら」がテレビ番組テーマ曲に使われる。同年、細野晴臣プロデュースのアンビエントユニットLOVE,PEACE&TRANCEに甲田益也子、小川美潮と共に参加。1995年、「たしかな偶然」が「花王メリット」のCMに使われる。1996年、「生活のプリン」が「花王メリット」のCMに使われる。1997年、エピック時代最後のシングル「ロカ」がスズキ・アルトのCMに使われる。東芝EMIへ移籍後、24枚目のシングル「タペストリー」(カルビーアラポテトのCMに起用)発表。1991年に5枚目のアルバム『モザイク』を、遊佐のセルフプロデュースによりリリースしたが、この頃より遊佐自身の作詞・作曲による楽曲が増える。1998年、12枚目のアルバム「ECHO」を発表。「レモンの木」が『ワイドABCDE〜す』(ABCテレビ)の3月エンディングテーマになる。1999年、2月発売の27枚目のシングル「ポプラ」が、この年の4月から山崎製パンのCMソングになる。2000年、28枚目のシングル「空に咲く花」がフジテレビ系「世界ゴッタ煮偉人伝」エンディングテーマになる。2002年、大正から昭和初期の曲をカバーした18枚目のアルバム『檸檬』を発表。2003年、東京都国立市の依頼により、国立市立国立第八小学校の校歌を制作。2005年12月7日、ヤマハミュージックコミュニケーションズ移籍後初のシングル「クロ」を発売(通算32枚目)。同曲はこの年12月より2006年1月までNHKのみんなのうたにて放送された。アニメーションはおーなり由子が担当。2005年より、さとう宗幸、稲垣潤一、中村雅俊、かの香織、山寺宏一、小川もこら、宮城県出身のアーティストと共に「みやぎびっきの会」を結成し、年1回ほど宮城県で合同のコンサートを行っている。2008年、うどんや風一夜薬本舗のイメージモデルとなり、桂米團治襲名披露公演のパンフレットなどに着物姿の写真が掲載される。2009年6月発売のアルバム『銀河手帖』収録曲「I'm here with you」が、NHK『みんなのうた』(同年6・7月の歌)で放送され、またNHK地球エコ2009のキャンペーン"SAVE THE FUTURE"でオンエアされた長編アニメーション『川の光』のメインテーマにもなる。2012年1月、28枚目のアルバム『淡雪』を発表。同アルバム収録の「いつでも夢を」には、檀れいが参加した。2012年、東日本大震災チャリティーである『花は咲く』プロジェクトに参加。また、第79回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲「希望のひかり」の作詞を担当。同歌の作曲は、大熊崇子。遊佐の特徴とも言えるファルセットにおける独特の緩やかなビブラートと強弱のウェーブは、8の字唱法と遊佐自ら解説している。好きなアーティストとして、ジェーン・シベリー()やスプリット・エンズ()、ケイト・ブッシュなどを挙げている。LIVE活動も積極的に行い、通常のホールコンサートのほか、ひなまつりの企画ライブとして2001年からスタートした『cafe mimo〜桃節句茶会〜』は、小編成での自由自在な表現で、毎年ひなまつりの季節に開催している。通常公演と、1回目から行っている《girl's only》公演も続けている。また2003年からは、毎回日替わりで個性的なゲストも出演することになる。過去の主なゲストは、高野寛、西村由紀江、中西俊博、coba、栗原正己(栗コーダーカルテット)、堂島孝平、ゴンザレス三上(GONTITI)、かの香織、藤原道山、佐藤竹善、山口とも、サキタハヂメ、谷山浩子、土岐麻子、北原雅彦(東京スカパラダイスオーケストラ)、桂米團治、稲垣潤一、チェンミン、鈴木重子、斉藤由貴、tico moonほか。さらにピアノソロでの『bonbonniere』や、秋冬に開催している『ソング・トラベル』など、音楽施設に場所を限らず、美術館などでも弾き語りを披露する。遊佐のプロデューサーである福岡智彦は太田裕美の夫であるが、初期のアルバムには太田から楽曲提供された曲もある。AKB48の松井咲子が、遊佐の楽曲を好きであると自身のブログで語っている。
出典:wikipedia
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