コロナ(CORONA)は、トヨタ自動車が1957年から2001年まで生産・販売していた、セダンを中核とするCDセグメント相当の乗用車である。トヨタ車として初めて日本国外でも生産された車種である。カローラ、クラウンとともに トヨタの伝統的なセダンであり、中核的な位置づけになる車種である。高度経済成長期には日本のマイカー代表車種として、広く親しまれたクルマである。特に地方都市では 小型タクシーとしても多く用いられた。1960年代から1970年代 コロナの競合車種は 日産のダットサン・ブルーバードであった。このブルーバードとコロナが繰り広げた 熾烈な販売合戦が「BC戦争」と呼ばれるものである。1958年7月の初代以来11代(実質10代)の系譜をたどったが、2001年以降はコロナ名称は消滅。後継モデルは「コロナプレミオ」→「プレミオ」の名とともに系統を継承している。なお、本稿では以下のモデルについても便宜上記述する。1950年代半ば以降、日本の乗用車市場ではトヨタ自動車が1500cc車のクラウンで中型タクシー市場を、日産自動車が860-1000cc車のダットサン・110/210で小型タクシー市場をそれぞれ押さえるという構図ができ上がっていたが、日本の二大メーカーである両社は、それぞれ相手の領域に食い込もうと新型車開発を続けていた。コロナはこうした状況で誕生したトヨタの対ダットサン対抗馬である。しかし、本格的な商品として企画されていたのは 2代目のT20系であり、初代T10系はそれまでのつなぎとしての企画であった。この背景には、当時 乗用車の設計に強い発言力を有していたタクシー業界が20系の完成を待てず、そのニーズにこたえる必要のあったトヨタ自動車販売の意向で、開発・発売を急がせたという事情があったという。すなわち、T10系は クラウンの信頼性の高さが立証されて存在価値が薄まり1956年に生産を中止されていたクラウンのタクシー用姉妹車 トヨペット・マスター(前輪固定懸架)の車体中心部ボディプレス、クラウンの足回り、そして1940年代後期から使用され、乗用車用としてはすでに時代遅れになっていたSV式のトヨタ・S型エンジン(最高出力33PS/4500回転、最大トルク6.5kgm/2800回転(グロス値))などといった 既存のコンポーネンツを寄せ集めて、マスターの開発・製造を担当した関東自動車工業(現・トヨタ自動車東日本)で急遽開発された車であった。ただし唯一画期的であったのは、関東自動車工業がトヨタ本体とは独立して独自に1950年代前半から研究を続けていたモノコック構造が、トヨタの量産乗用車として初採用されたことであった。このため、車両重量はようやく1000kgの大台を割っている。ハードトップ:1982年 - 1985年、セダン/バン:1982年 - 1987年 グレードは上から「GT-R(2.0・3S-GE)」「EXサルーンG(2.0・3S-FE)」「EXサルーン(1.8・4S-Fi/1.5・5A-FLU/2.0ディーゼル・2C)」「SX-R(2.0・3S-FE)」「MX(1.8・4S-Fi/1.5・5A-FLU)」「GX(1.8・4S-Fi/1.5・5A-FLU/2.0ディーゼル・2C)」「DX(1.5・5A-FLU)」「STD(1.5・5A-FLU)」。ボディカラーは「スーパーホワイトⅡ」「グレーメタリック」「スーパーレッドⅡ」「レッドマイカメタリック」「ミディアムベージュメタリック」「ライトブルーメタリック」「ダークブルーマイカメタリック」の計7色が設定された。英語の「太陽冠」から。
出典:wikipedia
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