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鍛冶屋線

鍛冶屋線(かじやせん)は、兵庫県西脇市の野村駅(現在の西脇市駅)から兵庫県多可郡中町(現在の多可町中区)の鍛冶屋駅までを結んでいた西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)。西脇市の中心部を通っており、野村駅 - 西脇駅間に限れば比較的利用者が多く、加古川線から分岐していた4路線(鍛冶屋線・三木線・北条線・高砂線)の中では最も輸送密度が高かった。そのため特定地方交通線第1次廃止対象線区からは除外された。しかし第3次廃止対象線区の選定では除外基準が引き上げられたため、特定地方交通線として承認され、1990年に廃止となりバス転換された。なお、野村駅 - 西脇駅間に限っては引き上げられた除外基準をも上回っており、この区間のみの部分存続も検討されたが実現しなかった。なお、廃線後の跡地は自転車道として整備されたり、市原駅や鍛冶屋駅が鉄道記念資料館として整備されるなど、有効的な活用が図られている。加古川線の加古川駅 - 野村駅間と一体的に運行され、運転系統としては鍛冶屋線側が本線的な扱いであった。ほぼ全列車が加古川駅 - 西脇駅間および加古川駅 - 鍛冶屋駅間に直通運転されていた。また、西脇駅からも加古川線の野村駅 - 谷川駅間に直通する列車が設定されていた。廃止時点で、加古川駅 - 鍛冶屋駅間の列車がほぼ1-2時間ごとに運転され、その間に加古川駅 - 西脇駅間の列車が1 - 2本運転されていた。全線の所要時間は約23分。明治20年代後半から、繰り返しこの地域では鉄道建設の構想があったが、実現していなかった。1910年(明治43年)11月になり、加東郡河合村(現在の小野市)の斯波与七郎が中心となって出願した軽便鉄道の計画が認可を受けて、1911年(明治44年)5月播州鉄道株式会社が設立された。播州鉄道は順次現在の加古川線にあたる路線の建設を進め、1913年(大正2年)に西脇駅まで開業した。その後の建設工事は遅れていたが、当時の播州鉄道の大株主で、地域の大地主でもあった藤井滋吉が私財を投げ打って建設工事を進めさせた。このため、西脇駅 - 市原駅間の約3.2kmだけがその先の区間より2年先に開業している。これを目にしたほかの地区の住民も慌てて土地の提供や資金の拠出に乗り出し、残りの鍛冶屋までの線路も1923年(大正12年)5月6日に開業を迎えることになった。この先路線は多可郡加美町(現在の多可町加美区)まで延伸される計画であったが、第一次大戦後の不況で経営が悪化し、延伸計画は断念された。播州鉄道の路線は播丹鉄道に承継され、福知山線に接続する野村駅 - 谷川駅間も同社の手によって開業された。この区間の開業により、鍛冶屋線の区間は加古川線の支線となった。鍛冶屋では金比羅大祭という祭りが毎年開催されており、この祭りの時期に合わせて臨時列車が増発され、最盛期の1938年(昭和13年)には30分おきに列車が運行されていた記録があるという。貨物輸送も、それまで馬車で運ばれていた原糸が鉄道輸送に切り替えられ、鍛冶屋の地場産業である播州織を支えていた。また加美町から出荷される杉、檜も昭和10年代には年間4万トンほどが鍛冶屋駅から発送されていた。酒造り用の米である山田錦の発送も行われ、中村町駅や鍛冶屋駅にはそのための引き込み線も用意されていた。第二次大戦中に戦時買収され、野村駅 - 鍛冶屋駅間が国鉄鍛冶屋線となった。昭和40年代頃からモータリゼーションの進展と、地場産業の変化に伴い旅客・貨物輸送量共に落ち込み始めた。昭和52年度 - 54年度の輸送密度は2039人/日だったのが56年度1600人/日、59年度1400人/日と落ち込み、営業係数は1026となっていた。沿線では、存続運動の拠点としてミニ独立国「カナソ・ハイニノ国」の建設が1984年(昭和59年)11月に宣言された。国名は、鍛冶屋側から駅名の頭文字を順に並べたものである。様々な利用促進イベントを実施して注目を集めたが、廃線を止めることはできなかった。1986年(昭和61年)に特定地方交通線第3次廃止対象線区として申請され翌年承認。1987年(昭和62年)4月にJR西日本に承継された。同年6月、専門委員会が設置されて第三セクターへの転換、バス転換、野村駅 - 西脇駅間のみの存続などが検討されたが、1988年(昭和63年)12月に全線廃止・バス転換に決定され、1990年(平成2年)に廃止された。神姫グリーンバスの西脇-鍛冶屋-加美区方面の路線が代替バス路線として位置づけられているが、この路線は西脇市中心部を迂回するため、鍛冶屋線の廃線跡を忠実にトレースしているわけではない。またこの他、多可町コミュニティバスのぎくバスのうち直行路線が鍛冶屋線廃線跡に近いルートを運行する(全便土休日運休)。

出典:wikipedia

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