日本語の二人称代名詞(にほんごのににんしょうだいめいし)は、日本語において、二人称すなわち受け手を指す代名詞である。一人称代名詞と同様、様々な名詞を二人称代名詞として使え、それぞれ文体や立場が異なる。日本語の共通語(標準語)には一般的な二人称代名詞というものは存在しない。方言には「あんた」や「おめえ」などを一般的二人称代名詞として使うものもあるが、これは例外的であり、敬意の対象となる相手は、代名詞で呼ばないのが普通である。最も古い二人称単数代名詞としては「な」が『日本書紀』などに見えるが、これさえも一人称から転用されたものとされる(のちに専ら二人称として「なれ」「なむち(なんじ、汝)」の形で使われる)。なお日本語では、二人称代名詞に込められた敬意が時代の経過に伴って低下する傾向がある。例えば「おまえ(御前)」や「きさま(貴様)」は、古くは字面通り(後には「貴方様」「御前様」の形で)敬意を込めて使われたものである。そのほか、貴店(店舗)、貴局(放送局・無線局・郵便局・薬局等)、貴学(大学)、貴校(大学以外の学校)、貴園(幼稚園・保育所・認定こども園、および「園」を称する福祉施設等)、貴院(病院・診療所・助産所・施術所等)、貴誌(雑誌・同人誌)など、「貴」+一般名または個別の名称の一字を呼称とする場合、貴組合(各種の組合)、貴財団(財団法人)、貴サイト(ウェブサイト・FTPサイト等)など、より長い呼称を使う場合がある。目上の人に使うのは失礼とされる。
出典:wikipedia
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