『ザテレビジョン』は、KADOKAWA発行の日本のテレビ情報誌である。毎週水曜日発売の週刊版、毎月24日発売の月刊版、同じく毎月24日発売の地上波・BSを扱う専門版の「月刊大人ザテレビジョン」がある。週刊版は、有名人がレモンを持った表紙でおなじみ。しばしば「ザ・テレビジョン」もしくは「ザ テレビジョン」と誤記されるが、正式名称は掲題の通りである。1994年6月より1クール毎にテレビドラマを対象とした賞・ザテレビジョンドラマアカデミー賞を主催し発表している。通常は発売週の土曜日から7日間の地上波とBSのテレビ番組表が掲載されており、ゴールデンタイムを中心に番組の見所が併載されている。バラエティー、音楽、アニメ等のジャンル別番組表も掲載。1年の最後に発売される12月中旬頃の発売号および8月中旬・お盆休みの号は、その期間内(年末年始号は2週間〜3週間分・年によって日数は異なる)のガイドを掲載。価格も通常より若干高めになるが、年末号が1年で最も部数増となる号でもある。放送地域ごとに各地区版を発行しており、全国47都道府県をカバーしている。地域のローカル番組を紹介するページもあり地元アナウンサーのコラムなども掲載され、地元に密着した誌面作りが行われている。また、年末年始号を中心に特集が組まれることもある。過去には「2000年のテレビジョン」のように、放送行政など踏み込んだマニアックな連載もあった。ローカル情報の手厚さは、テレビ情報誌としては先輩格の『週刊TVガイド』を凌駕するとされる。また創刊当初のごく一時期、FM放送(NHK-FM放送と各地の県域民放)の番組表を載せていたことがあったが、FM県域民放の拡大などによる紙面スペースの都合でその後廃止された。また日本雑誌協会調べの印刷証明付部数においてここ数年、週刊版は『ザテレビジョン』が首位を維持していたが、2011年度(2010年10月から2011年9月まで)の平均部数は『週刊TVガイド』が411,192部、ザテレビジョンは405,501部となり逆転を許した。1982年9月22日、角川書店が株式会社ザテレビジョンを設立し角川映画のドル箱スター・薬師丸ひろ子を表紙にして「テレビと遊ぶ本・週刊カドカワ」の副題で創刊。同出版社の映画情報の月刊誌『バラエティ』の週刊版という位置づけで創刊から数年はFMラジオ番組の情報や週間番組表を掲載したり、赤川次郎や西村京太郎など人気作家の連載小説や角川映画の新作情報を掲載するなどバラエティに富んでいた。なお、創刊からしばらくの間、地域版としては「首都圏関東版」と「関西版」の2版体制で、それ以外の地域は「全国版」として各系列のダイジェストと、18時以降の東京キー局番組表を「○×系列」として掲載していた。のちに「中部版」が独立し創刊されたが、3大都市圏以外では各地域版が創刊されるまでこの体制が続いた。先駆の『週刊TVガイド』はこの年既に創刊20周年にして1,000号を超えており、テレビ情報誌の代名詞的存在になっていた。『週刊TVガイド』が幼児からお年寄りまでを対象としたオールラウンドな誌面作りをしていたのに対し、同誌はカラーグラビアを多用するなど10〜30代の購買層にターゲットを絞る戦略を採った事が奏功し後発ながらもライバル誌に肩を並べるに至った。尚、価格は両誌とも170円であった。「有名人がレモンを持った表紙」は創刊号で撮影されて以来、しばらく行われなかった。創刊から3年半後の1986年3月14日号(モデル:荻野目洋子)から恒例となり、以降文字通り同誌の「顔」として定着している。皇室関係者や政治家、またはスポーツ選手の試合風景、映画・ドラマのシーンをモチーフにした号以外は必ずレモンを持たされるが、1991年11月15日号・1993年10月15日号の長渕剛だけは2度にわたり拒否したが、2013年3月18日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ)でこの事が紹介されたのをきっかけとして3度目の表紙となった同年5月24日号ではレモンを持って登場している。特定作品のキャラクターについては後述。※2016年2月現在。メインで掲載されたものに限る。アニメキャラクター・機体実写・特撮キャラクターその他のキャラクターなおメインで掲載されたもの以外でも各種キャラクターが表紙に載ることがあり、中でもケロロ軍曹は数回にわたって登場している(2006年3月17日号、2008年1月14日号、2009年1月12日号(お正月超特大号)、2009年3月13日号など)。テレビ情報誌における芸能人連載コラムの掲載第一号は同誌であった。初代である高見知佳著「ひとりごとハートヌード」(1984年4月6日号〜7月13日号、全15回)以降、旬のタレントが連載を担った。1989年に同企画初の単行本として出版された南野陽子著「月夜のくしゃみ」(1989年1月3日号〜7月14日号)は彼女の人気と相まって好セールスを記録した。前身の『TV cosmos』(1987年10月創刊、全国版のみ)を経て、1995年3月に『月刊ザテレビジョン』として首都圏版と関西版の2版で創刊。その後中部版を皮切りに各地域版が順次創刊されている。2014年10月号を以って富山・石川・福井版は休刊となった。更に2016年2月号を以って青森・岩手版、秋田・山形版、宮城・福島版、長野・新潟版、静岡版、岡山・香川・愛媛・高知版、熊本・長崎版、鹿児島・宮崎・大分版も休刊となり、広島・島根・鳥取版は広島・岡山・香川版に改題された。創刊号(1995年3月号)の表紙は鈴木杏樹、男性初の表紙は1996年4月号の中居正広(SMAP)である。2015年3月号までの表紙登場回数(グループはメンバーのソロでの登場を含む)は、1位:SMAP(53回、うち木村拓哉が15回、中居正広が9回)、2位:嵐(33回)、3位:KinKi Kids(20回)、4位:TOKIO(12回)、浜崎あゆみ(12回)である。2001年6月23日に『BSザテレビジョン』として首都圏版と関西版が創刊。2002年5月号には「BS&CSザテレビジョン」に改題したが、2版体制から全国版のみに変更された。その後2006年5月に地上波番組表も加わり『月刊ザハイビジョン』として新創刊、再び全国版(首都圏版的位置付け)と関西版の2版体制になった。2008年9月には新たに中部版が創刊されている。2012年7月24日発売号より『月刊大人ザテレビジョン』としてリニューアルした。CS番組表が掲載されない市販版と、CS番組表も掲載されるスカパー!定期購読版に分かれ、市販版は中部版が休刊となり全国版と関西版の2版体制に戻った。2013年6月24日発売号をもって市販版(全国版と関西版)が休刊となった。スカパー!定期購読版は発行継続となっており、スカパー!未加入者も角川オンラインショップで購入可能である。※2009年現在
出典:wikipedia
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