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西鉄323形電車

西鉄323形電車(にしてつ323がたでんしゃ)は、西日本鉄道(西鉄)で使用されていた路面電車車両の一形式である。北九州線の支線である1067mm軌間の北方線用に2両が製造された。本記事では土佐電気鉄道(現・とさでん交通)に譲渡後の土佐電気鉄道300形電車(とさでんきてつどう300がたでんしゃ、2代目)についても記述する。北方線では小倉電気軌道から承継した大正時代製造の木造2軸車(301 - 317)が主力であった(他にボギー車321形2両を保有)が、小倉市(現・北九州市)中心部の南側に住宅団地の建設が進むにつれ、収容力の低い2軸車の輸送力不足が問題となってきた。このため1956年(昭和31年)に本形式が東洋工機で2両製造された。形式は321形321・322の後に続く323形とされ、323・324の番号が付された。車体は軽量化のため当時のバス車体の工法を取り入れ、なおかつ北方線の狭い車両限界に対応するため、前面は3枚窓で両端を絞り込み、側面は窓下に2本の補強帯が入り、窓周りにやや傾斜がついている。全体的に丸みを帯びた独特の形状で、「タマゴ形」と呼ばれた。側面両端に扉を配置し、扉間に上部Hゴム支持固定、下部上昇式の窓(バス窓)を8枚配する。集電装置は当初はビューゲルであったがのちにパンタグラフに変更している。本形式は2両で製造が打ち切られ、翌1957年(昭和32年)からは連接車の331形が製造開始された。2両とも北方線が廃止になるまで使用された。1980年(昭和55年)の同線廃止後は2両とも解体されることなく、323が到津遊園に保存され、324は土佐電気鉄道に譲渡され300形301となった。323は獣舎増築の際の障害となり1986年(昭和61年)頃に解体撤去され現存しない。土佐電気鉄道300形については次項で記述する。土佐電気鉄道では北方線の廃止後に324を譲り受け、300形301とした。300形という形式は7形を1954年(昭和29年)に車体更新して製造された車両に付されていたため、本車は2代目にあたる。当初は一般用として導入され、塗色も他車と同様であったが、ワンマン運転に対応していないこともあり通常の運用にはほとんど使用されなかった。車体形状が特殊であったことから、1985年(昭和60年)8月に貸切専用車に改造され、車内にテーブル2台とカラオケ装置を設置し、白地に赤色の波形帯を入れ車体裾部を緑色とした塗色に変更された。なお、北方線で使用された電車の中で他社に譲渡されたのは本車両だけである。2007年(平成19年)3月に600形607号が2代目貸切車「おきゃく電車」になったのに伴い運用を離脱し、桟橋車庫に留置された後廃車となった。その後私設団体に引き取られ、2008年2月より福岡県筑紫野市内の筑前山家駅構内の空き地で600形621とともに保存されていたが、2両とも2012年(平成24年)7月にかしいかえん内に設置された「レトロ電車パーク」に移設された。保存直後の2008年4月には所有する私設団体によって西鉄北方線時代の324へ復元されている。

出典:wikipedia

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