『情熱大陸』(じょうねつたいりく、英字:"JOUNETSU - TAIRIKU")は、TBS系列局で毎週日曜日の23時00分 - 23時30分(JST)に放送されている毎日放送(MBS)制作の人間密着ドキュメンタリー番組である。本項では、本番組の第39回から使用されている葉加瀬太郎作曲のテーマ曲「情熱大陸」についても記す。毎回、スポーツ、演劇、音楽、料理、[学術]など第一線で活躍する人物(日本国内で活動する人物や、海外で活動する日本人、あるいは野球やサッカーなどスポーツチーム全体など)にスポットを当て、その人物の魅力・素顔に迫る。第1回(1998年4月5日放送)ではプロゴルファーの丸山茂樹を密着取材した。アサヒビールとマツダ(1999年4月から、但し番組開始当初から1年間はアサヒビールとスバル)の2社提供である。番組開始当初は、制作会社が人物および内容を企画として持ち込み、企画を通した会社が制作を担当しており、演出などスタッフが毎週違うことになっていたが、近年は特定の制作会社がレギュラー化して制作を担当している。週によってはMBSの完全自社製作になるときもある。放送開始当初はSD放送だったが、2007年4月からHD放送が始まった。しかし、取材時期によって、SD放送のときとHD放送のときがあった。番組内に案内役は登場せず、窪田等のナレーションで番組は進行する。ただし窪田が他の仕事で出演できない場合は、他の声優もしくはMBSのアナウンサーが代理でナレーションを担当することもある。また予告ナレーションも、内容によって他の声優が担当することもある。2006年8月8日に放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)を始め、他番組での模倣・パロディが多く行われている。番組が模倣・パロディされることについて、番組プロデューサー中野伸二は、『ロンドンハーツ』の企画が「なかなか面白かったです」と前置きした上で、「番組がマネされるというのは、その番組にマネできる型というかパターンがあるということである」として、番組制作がパターンにはまり始めてしまっている現状を危惧するコメントを、Web上で発表している。2010年1月3日に放送されたピアニストのアリス=紗良・オットを密着した回が、同年6月10日にアメリカ・ロサンゼルスで行われた第43回US国際映像祭のドキュメンタリー部門で「ベスト・オブ・フェスティバル」(大賞)を受賞した。2011年3月13日は東日本大震災によるJNN報道特別番組が終日放送されたため、休止された。ちなみにこの放送は3月20日(23時15分 - 23時45分)に振り替え放送された。MBS制作の番組は字幕放送の字幕の文末に基本的に句点(。)をつけるが、例外的にこの番組では句点は省略している。2015年9月 - 10月に、番組キャラクター「情熱くん」のデザインを募集した。通常は、1週・1放送回につき1人を密着したものが放送されるが、複数週に渡る回や時間枠拡大などにより放送されることもある。2011年9月11日の放送は、この日が東日本大震災が発生して半年であることから、東日本大震災で被災して壁新聞で発行を続けた宮城県石巻市の新聞社『石巻日日新聞』の社員の姿に密着。当日の放送は、番組開始以来初めてでドキュメンタリー番組でも異例の生放送を実施。VTRを織り交ぜながら、番組冒頭やラストなど随所で、石巻日日新聞報道部の様子が生で映し出され、ラストには社員2名のコメントを生で放送した。東北放送が制作に協力し、窪田等も生でナレーションを担当した。なお、当日の放送では字幕放送は行われなかった。また、東日本大震災から丸1年となる2012年3月11日放送分でも、石巻日日新聞の続編を放送。ここでは石巻市内の風景を生中継したほか、オープニングとエンディングでは、番組テーマ曲を手掛けた葉加瀬太郎が、ロンドンからの衛星生中継による生演奏を披露した。ものまねタレントの福田彩乃を取り上げた2013年1月27日放送分では、事前収録パートと生放送パートで構成。前半の事前収録パートでは、福田が新しいレパートリーとして常盤貴子のものまねに取り組む様子に密着したVTRを放送した。後半の生放送パートでは、福田が常盤のものまねを初めて公に披露。Twitter上に設けられている番組公式アカウントを通じて、視聴者から感想を募っていた。第39回放送分から使われているオープニングテーマは葉加瀬太郎演奏・作曲、小松亮太演奏の楽曲「情熱大陸」であり、番組プロデューサーからの制作依頼に応えたもの。なお、2010年最後の放送となった12月26日の放送では、葉加瀬を取り上げた。この番組のテーマ曲・エンディング曲を演奏している葉加瀬が手掛ける、夏頃に開催されるイベント。2001年に「情熱大陸Music Special 葉加瀬太郎Live」としてスタートした。葉加瀬本人曰く「真夏の盆踊り」と称されるスペシャルライブコンサートである。葉加瀬太郎を筆頭に、様々なアーティストが演奏する。会場には、食通の葉加瀬が厳選したスペシャルメニューが、会場内の屋台で販売されている。当初は基本として、大阪と東京(2005年 - 2007年は大阪と横浜)の2会場で開催。大阪公演については、2004年 - 2008年に、「オーサカキング」(毎日放送が夏場に大阪城公園で開催していたイベント)と連動していた。2010年以降は、大阪・東京・札幌の3会場で開催。2012年には、名古屋も開催地に加わっている。当ライブの開催後には、MBSとTBS系列局の一部で、1時間のダイジェスト番組を放送。CS放送のTBSチャンネルでも放送されたこともある。番組の公式サイトでは、過去の放送内容紹介のほか、作家の重松清による番組感想コラム「読む情熱大陸」が月1回のペースで展開されている(2003年4月開始)。かつては、インターネットオリジナルのコンテンツ「情熱大陸+P」が展開されていた。これは、番組内容と関連した小説やコラムなどを、テキストとポッドキャストにて配信していた(毎週金曜日)。執筆者は重松清のほかに、角田光代、玉木正之、幅允孝、小橋昭彦、中野伸二。ポッドキャストのナレーションは番組本編と同じく、窪田等が務めていた。2011年2月終了。取材対象の人選にあたっては、公安依頼の調査取材案件と、電通依頼のプロモート案件があるとされるため、他局から皮肉をこめた様々なパロディが企画・制作されている。
出典:wikipedia
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