肩井穴(けんせいけつ)は、足の少陽胆経に属す第21番目の経穴である。武道・武術でいう肩先穴のこと。大椎穴と肩髃穴の中間点で、乳頭線(乳頭を通る垂直線)上。指で触るとやや凹んだ感じがあり、強く押すと特有の鈍痛がある。この穴において、胆経・胃経・三焦経などの経絡が合流しており、肩のほぼ中央で、気血が井戸のようにいづる所から。首や肩の痛みやコリ、五十肩、頸肩腕症候群、頭痛。うつや自律神経失調症などの神経系疾患にも用いられる。中風七穴の一つで、半身不随や言語障害にも用いられている。鍼通電療法では僧帽筋の緊張緩和は天柱穴と一緒に使う。肩井穴は重要な穴であるとともに、鍼灸を禁ずると書かれたものも多い。この穴のすぐ下に肺があるため、深く刺入すると気胸を起こし、場合によっては患者を死亡させることがある。また、この穴に鍼をすると貧血を起こすことも多く、強い灸では、リンパ節に損傷を与える可能性もある。刺戟は弱めに丁寧に行う必要がある。
出典:wikipedia
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