吉祥寺駅(きちじょうじえき)は、東京都武蔵野市吉祥寺南町一丁目及び同二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・京王電鉄の駅である。JR東日本の中央本線と、京王電鉄の井の頭線が乗り入れ、接続駅となっている。京王の駅番号は「IN17」。JR東日本の駅に乗り入れている路線は中央本線のみであるが、一般列車の運転系統としては、急行線を走る中央線快速電車および緩行線を走る中央・総武線各駅停車の2系統が停車する。加えて成田空港駅へ直通する特急「成田エクスプレス」が停車する。一方、京王井の頭線は当駅を終点としている。駅番号は中央線快速電車が「JC11」、中央・総武線各駅停車が「JB02」。島式ホーム2面4線を有する高架駅である。早朝や深夜など中央線が快速運転を行っていない時間帯は3・4番線ホームが閉鎖される。改札口は、中央にある中央口(北口)・公園口(南口)・アトレ本館口(西口)、および西荻窪寄りにあるアトレ東館口(東口)の4ヶ所である。エスカレーターとエレベーターが設置されている。なお、東隣の西荻窪駅から東京都区部に入るため、当駅が中央本線での八王子支社管内最東の駅となる。そのため、当駅と西荻窪駅の間に東京支社との境界標が設置されている。(出典:JR東日本:駅構内図)当駅から西武新宿線田無駅方面への延伸計画が存在した名残からか頭端式ホーム2面2線を有する高架駅(地上3階)である。改札は1ヶ所で、その脇にキラリナ京王吉祥寺への入口がある。正面にはエスカレーターがあり、降りるとJR公園口(南口)改札がある。当駅は北口・南口ともに多くのバス路線が発着しており、当駅の所在地である武蔵野市民の他、三鷹市・練馬区・杉並区の住民も利用している。吉祥寺は多摩地区でも屈指の繁華街のため、隣接する市区以外からも多くの人が集まる。中央線東小金井以西の駅と渋谷駅の間を移動する場合、新宿経由で中央線と埼京線または山手線を利用するよりも当駅での乗り換えで井の頭線を利用した方が運賃が安く、同線内で急行を利用すれば乗り換え時間を含めた所要時間もほぼ互角である。各年度の1日平均乗降人員の推移は下表のとおり。各年度の1日平均乗車人員の推移は下表のとおり(1953年~1955年は国鉄のみ)。駅周辺は東京都有数の商業地区である。大型商業施設の他、オープンカフェ、飲食店、ブランドショップなどが所狭しと立ち並んでおり、週末には多くの買い物客が訪れる。駅から練馬区、杉並区、三鷹市の境界まで徒歩圏内である。中央口(北口)は広く、メイン出口である。みどりの窓口があり、待ち合わせ場所として人が多い。公園口(南口)を出ると京王井の頭線の乗り場がある。駅前は広いロータリーになっており、武蔵関、大泉、石神井、柳沢、西荻窪、中野方面(下記参照)の路線バスが発着している。アーケード商店街としてサンロードとダイヤ街が駅前から伸びており、この2つが北口のメインストリートとなる。駅前から北西に伸びるダイヤ街 (East→West zone) を抜けた先に東急百貨店吉祥寺店がある。そのさらに北西側は急速に商業地化が進んだ一帯で、通称「東急裏」と呼ばれており、オープンカフェやブランドショップが密集している。駅の北東にはヨドバシ吉祥寺があり、その東側の一帯は風俗店などが立ち並ぶ歓楽街となっている。現在のヨドバシ吉祥寺の建物はかつて近鉄百貨店東京店だったため、周辺一帯は通称「近鉄裏」と呼ばれていた。2000年代以降では東急裏を始めとする他地区のテナント料高騰を嫌ったエスニックショップなどが進出している。中央口・北口にある主な施設・店舗南口も商業地区だが、その範囲は北口側に比べて狭い。南口のパークロード商店街はバスの通り道になっているにもかかわらず幅員が狭く、かつ人通りが昼夜を問わず多い。そのため、人や自転車すれすれの所をバスが徐行し、安全面で問題となっている。駅から徒歩5分の場所に、行楽地である井の頭恩賜公園がある。特に花見の時期には多くの人が訪れる。公園までの道(七井橋通り)沿いには焼き鳥店「いせや」を始め、個性的な店舗が立地する。公園口・南口にある主な施設・店舗のりばは、北口・中央口と公園口の2つに大別される。駅近くの吉祥寺駅(当駅北口のロータリー)に関東バスと西武バスの路線が乗り入れる。主に北側に向かう路線と東側に向かう路線が発着する。関東バスは五日市街道営業所 (E) ・武蔵野営業所 (B) ・青梅街道営業所 (C) 、西武バスは上石神井営業所と滝山営業所(吉64のみ)がそれぞれ担当する。各路線の詳細は営業所記事を参照。のりば0のりば1のりば2のりば3のりば4のりぱ5のりば6のりば7のりば8以下のバスの発着以外にも路線バスの降車専用停留所にもなっている。停車するのは小田急バスと京王バス東の公園口から発車する便で、吉03と境92の両系統は終日、宿44の一部の便、また、それ以外の便でも夕方以降はすべて中央口に到着する。なお、小田急バスの中央口に到着するバスの行先は「吉祥寺駅中央口」に設定されている。のりば10駅近くの吉祥寺駅(当駅南口の井の頭通り沿い)に小田急バスと京王バス東の路線が、同停留所近くの吉祥寺駅南口に関東バス(ムーバス)が乗り入れる。主に南西側に向かう路線が発着する。小田急バスは吉祥寺営業所 (A) と武蔵境営業所 (C) 、関東バスは武蔵野営業所 (B) 、京王バスは調布営業所 (L) がそれぞれ担当する。各路線の詳細は営業所記事を参照。のりば1のりば2のりば3のりば4のりば5のりば6のりば7のりば8のりば11のりば122009年8月より、JR東日本が吉祥寺駅の高架橋耐震化と利便性改善のため、改修工事に着手、2014年に完成した。改修内容としては、中央改札口の工事期間中は北口歩道上に仮設駅舎が設置され、仮改札口から北口方面に出入りしていた。高架橋となっている井の頭線の駅舎は、コンクリート躯体が井の頭公園・吉祥寺間開通時の1934年、鉄骨橋梁が1977年に構築されたもので、老朽化が進んでいたほか、耐震化工事も必要になっていた。そのため、2007年12月から2010年にかけて高架橋の改築とホームの改良工事を行った。工事の際には度々2つある井の頭線のホームのうち1つを閉鎖した。そして、2011年10月1日より公園口の南北自由通路の右側にエレベーターが新設され、2階の切符売り場・JR改札口だけでなく、3階の井の頭線の改札前へも運転されることとなった。また、駅舎に隣接する京王吉祥寺駅ビルも1970年の建築から40年近く経過し老朽化が進んでいたこともあり、2010年4月上旬から建て替え工事を行い、2014年4月に完成した。工事の間、テナントであるユザワヤと啓文堂書店は丸井吉祥寺店内に仮移転していたが、新ビル完成後に各テナントとして再出店した。※東日本旅客鉄道の特急「成田エクスプレス」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。