『阿弥陀経』(あみだきょう)は、大乗仏教の経典の一つ。原題は『スカーヴァティー・ヴィユーハ』()で、「極楽の荘厳」「幸あるところの美しい風景」の意味である。サンスクリットでは同タイトルの『無量寿経』と区別して『小スカーヴァティー・ヴィユーハ』とも呼ぶ。略称は、『無量寿経』の『大経』に対して、『小経』と呼ばれる。『阿弥陀経』は、弟子の質問に答える形の経ではなく、釈迦自ら説く形式の経であるため浄土真宗では「無問自説経」(ウダーナ、優陀那経)に分類される。1世紀ころ、北インドで成立したと推定されている。サンスクリット原典、漢訳、チベット訳が現存する。日本では、一般に『仏説阿弥陀経』(鳩摩羅什訳)を指す。詳細は下記の『仏説阿弥陀経』を参照のこと。サンスクリット原典も古くから日本に伝えられ、円仁の請来目録にその名が見られる(『梵漢両字阿弥陀経』)。江戸時代から出版・研究されてきた。日本に伝えられていた原典が1894年に英訳され、フリードリヒ・マックス・ミュラーにより出版されている(「オクスフォード本」と称される『東方聖典叢書』第49巻)。まず阿弥陀仏の極楽浄土の荘厳を説き、次にその浄土に往生するために阿弥陀仏の名号を執持(しゅうじ)することを勧め、次に六方世界の諸仏がこの説を讃嘆・証誠して信ずることを勧めていることを話した後、極楽に生まれるように願いを起こすべきであることを再び説く。ナルタン版、デルゲ版、北京版の3種類。
出典:wikipedia
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