片瀬江ノ島駅(かたせえのしまえき)は、神奈川県藤沢市片瀬海岸二丁目にある、小田急電鉄江ノ島線の駅。江ノ島線の終着駅である。駅番号はOE 16。3社の路線がある江の島地区の駅では唯一東京方面(新宿駅)への直通列車がある。行楽地・観光地ということもあり、駅舎は竜宮城を模したユニークなデザインになっている。関東の駅百選認定駅。頭端式ホーム2面3線を有する地上駅。駅前から改札口、プラットホームに至るまで段差がないため、階段・エスカレーター・エレベーターはない。トイレは改札を入って左側にあり、多目的トイレも併設されている。主に海水浴シーズンや江の島花火大会などの多客期に営業する臨時改札口は有人だが、PASMO・Suica利用者のために簡易ICカード改札機が設置されている。2008年2月頃、行先案内表示器がフルカラーLED式に更新された。2014年7月頃、駅名標がLED照明付きのものに交換された。隣の鵠沼海岸・本鵠沼駅も同様に新型駅名標化。のりばは北側を1番ホームとして、下表の通り。閑散時間帯は2番ホーム到着時、降車専用ホームである3番ホームでの扉扱いを行わず、乗降とも2番ホームで行う形になる。全てのホームにおいて6両編成の夜間留置がある。2015年度の1日平均乗降人員は20,692人である。江ノ島線内では桜ヶ丘駅に次いで4番目に少ない。2004年度の増加率は、小田急全69駅(当時)で第1位であった。毎年8月に藤沢納涼花火、また10月第3土曜日に江の島花火大会が開催される時は非常に混雑する。このため小田急江ノ島線では、開催当日に見物客の輸送力増強を図る目的で、定期列車の運転区間延長や列車の増発が行われる。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。江ノ島(江の島)と名が付く駅(片瀬江ノ島駅・江ノ島駅・湘南江の島駅)の中で当駅が一番江の島に近い。また、江ノ島電鉄(江ノ電)や湘南モノレールの駅とは距離があるため、単純な乗り換えには適さない。竜宮城を模した駅舎が建てられた当初は、登記上は仮駅舎であった。これは、開業当時、駅の近くには東海土地電気株式会社(1922年(大正11年)12月22日に免許が公布された)による大船 - 江ノ島 - 茅ヶ崎間の路線が建設される予定があり、もし開業した場合は撤去しなければならなかったためである。しかし、東海土地電気には路線の建設予算がなく、当初から免許が失効することは確実視されていた。そのため、駅舎建築には約18,000円という当時としては高額(同時期の省線電車初乗りは5銭)予算が投入され、実質的には本駅舎であった。その後、東海土地電気の免許は1930年(昭和5年)1月に失効され、駅舎の登記は「仮設」から「本設」に書き換えられた。なお、東海土地電気は1926年(大正15年)7月に事業を新設会社の「江ノ島電気鉄道」(後に江ノ島電鉄と改称)に譲渡して解散しており、さらに江ノ島電気鉄道は1928年(昭和3年)7月に当時は東京電燈経営の軌道線であった現在の江ノ島電鉄線を買収している。正面玄関にある駅名標は、竜宮城の入口に相応しい当駅オリジナルのものである。観光地たる江の島の玄関駅であるが、江ノ島電鉄に「江ノ島駅」がすでに設置されており、また片瀬海岸が近くにあることから、「片瀬江ノ島」と名付けられた。ちなみに、江ノ電は小田急線が開通する1か月前に「片瀬」駅を「江ノ島」駅に改名している。なお、片瀬江ノ島駅行の列車の行先表示は、以前は「片瀬江ノ島」ではなく「江ノ島」と表示されていた。2002年に営業運転を開始した3000形のLED式行先表示器から、「片瀬江ノ島」と表示されるようになった。また、2003年以降は方向幕の英字併記化と共にその他の車両も「片瀬江ノ島」と表示するようになった。
出典:wikipedia
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