前身は工手学校である。工手学校が創設された当時、国内では政府の富国強兵政策のもと産業の近代化が進められた。しかし高等学校や大学などの近代産業を育成するための指導者を育てる高等教育機関は着々と整備されていたが、近代化を達成するために必要な職工の不足が深刻だった。これを受けて、1887年(明治20年)に現場を支える職工を育成することを目的に、渡辺洪基らを中心とする有志によって設立された職工学校が工手学校であり、日本で最も古い私立の工業実業学校でもある。設立時の学科は、土木、機械、電工、造家(建築)、造船、採鉱、冶金、製造舎密(化学)の8学科であった。1989年に落成した新宿キャンパスの高層棟は、地上29階、地下6階、高さ143m。大学専用の建物として、完成時点では日本一の高層ビルであった。現在第1部の学生は情報学部を除き1年生、2年生は八王子キャンパスで学び、3年生、4年生は新宿キャンパスで学ぶ。体育は1年次で必修になっている。第2部(夜間学部)は、4年間新宿キャンパスで学ぶ。工学院大学の理念は、社会のための科学技術の発展である。2005年4月学習支援センターが設立された。現在、数学、英語、物理、化学の基礎講座が開設されている。新宿、八王子ともに設置されている。2004年から2007年まで、文部科学省が公募した2003年度科学技術振興調整費新興分野人材養成基盤的ソフトウエアで採択された「セキュアシステム設計技術者の育成」プログラムが、技術者能力開発センターで実施されていた。これは、セキュリティに関する高度な技術者を育成するプログラムで、無料で実施されていた。このプログラムの成果が大学・大学院のカリキュラム、および2008年から開講している社会人向け有料講座に反映されている。工学院大学はそれぞれの校舎で、学園祭が行われる。5月にはプレ八王子祭、6月には水無月祭、10月末~11月上旬にかけて八王子祭、11月下旬に新宿祭が行われる。プレ八王子祭と八王子祭は学内の学生組織である八王子祭実行委員会の主催、新宿祭は新宿祭実行委員会の主催で行われる。水無月祭は第2部自治委員会が主催で行われる。夏休みには主に小・中学生を対象とした「工学院大学わくわくサイエンス祭 大学の先生と楽しむ理科教室」というイベントが八王子校舎で開催される。情報学部開設を記念して 2005年より2012年まで、「工学院大学デジタルアートコンテスト」を開催し、全国の高等学校より応募されたCGを評価し表彰するイベントを新宿キャンパスで開催していた。2013年に募集を中止した。また、全国の高等学校から応募された理科・科学クラブ研究論文の発表会と表彰を行う「全国高等学校理科・科学クラブ研究論文」も毎年行っている。2007年にエクステンションセンターを設置。2008年からは朝日カルチャーセンターと提携して学習センターを展開している。また、日本の工科系大学では初めてとなる孔子学院を設立している。2011年に、既存の工学部の建築学科と建築都市デザイン学科を改組・再編する形で、日本で初の 建築学部が新設された。
出典:wikipedia
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