株式会社青二プロダクション(あおにプロダクション)は日本の声優事務所。略称は「青二プロ」「青二」。名称の青二とは、本社の所在地が東京都港区の「南青山2丁目にあることから付いた」という説が有力である。なお事務所の入居するビルは何回か変わっているが、一貫して南青山2丁目から離れていない。東京俳優生活協同組合(俳協)のマネージャー(組合員)だった久保進(愛媛県大洲市出身)が1969年(昭和44年)4月、日本で初の声優専門の芸能事務所として設立。基本理念は「優れた声優は優れた俳優でもある」。日本芸能マネージメント事業者協会(設立時のメンバー)、日本商品化権協会などに加盟。声優部門を維持し、ナレーションなどの他分野にも拡大・進出により、近年ではナレーター、アナウンサー、DJも所属。創業の経緯は、久保進が東映動画(現:東映アニメーション)の仕事を中心にしていたため、その仕事中心の会社を設立したかったというもので、設立当初の1970年代より東映動画との関係が深く、1990年代半ばまで東映動画のアニメ作品に声をあてた声優の大半が青二プロダクション所属声優で占められていた。東映動画作品の声の出演者のクレジットタイトルには「協力:青二プロダクション」が必ずと言っていいほど表示されており、キャスティング業務を行っていた。しかし、1996年(平成8年)頃より東映の関連プロダクションである東映マネージメント(2011年3月までは東映アカデミー)も東映アニメのキャスティングを行うようになったために、それ以降は青二プロの独占ではなくなった。なお東映アニメ以外でもオフィス・アカデミー、日本サンライズ、葦プロダクション、国際映画社制作アニメのキャスティングを行っていたこともある。ゲームではコーエーテクモゲームス、日本ファルコム、フライト・プラン製作のゲームに青二プロ所属声優が数多く声をあてている。声優事務所(芸能事務所)としては珍しく、公式サイト内において全ての所属声優(移籍などで例外あり)の詳細な出演歴および身長・体重といった細かいプロフィールを公表している。ただし、生年については多くの同業他社と同じく非公開としている。2013年、オスカープロモーションとタッグを組み「全日本美声女コンテスト」を開催。これにより選ばれた4名が、ジャンル毎のマネジメント分担により青二プロとオスカープロとの同時所属となる。在籍中に死去した人物については公式サイトで「In Memoriam」枠で掲載されている。創立30周年を記念して1998年(平成10年)8月から2003年(平成15年)3月まで新宿区細工町・牛込神楽坂駅付近にあった神楽坂分室の1階を利用して設置された資料館。名前は「ヴォイスフィア」で、「声の殿堂」を意味するVoiceとSphereの造語。所属声優の関連グッズショップとイベント会場を兼ねており、朗読会や所属声優のファンクラブのイベントが開催されたほか、2000年(平成12年)に放送されたラジオ番組「ここは大江戸神楽坂」(パーソナリティ:松野太紀と有島モユ、放送はラジオ関西)の収録はここで行われていた。青二塾を卒業したばかりのジュニアメンバーが日替わりで来店してトークショーを行っていたこともあった。さまざまなグッズが企画・販売されたが、中でも人気声優の声を録音した目覚まし時計(製造はリズム時計工業)は目玉商品の一つだった。ミュージアムのイベントが開催される度に声優と台詞のバリエーションが増え、ミュージアムへ時計を持ち込んで別の声優の声と台詞を録音してもらって楽しむことができた。テレビ東京系「出没!アド街ック天国」の神楽坂の回でこの時計が紹介されていた。入口に鎮座していた黒いマスコットキャラクター「アミュー」は来館者やファンから名称を公募、娯楽を意味する「アミューズ」(Amuse)と「あおにミュージアム」を掛け合わせて命名された。ミュージアム末期にはインターネットテレビ「マミタケじゃナイト」(パーソナリティ:草尾毅・金月真美)にも登場し、非公式ながら女性バージョンの「アミュ子」も設定されていた。
出典:wikipedia
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